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- 小川いなり
- 会社員からライター、編集者の道へ。アニメ、漫画、特撮、映画など、手当り次第に鑑賞します。
術式順転「蒼」と術式反転「赫」を掛け合わせた力が、虚式「茈」です。引き寄せる順転と弾く反転。性質の異なるふたつの無下限を衝突させ、生成された仮想の質量を押し出します。空間ごとえぐり取るような規格外の威力を誇っており、直撃すれば塵すら残らないでしょう。
虚式「茈」は「京都姉妹校交流会」編で初登場し、特級呪霊・花御に向けて放たれました。
呪術高専周辺の森を貫くように破壊の跡を残し、敵側は撤退を余儀なくされます。
死に際で呪力の核心を掴み、反転術式を会得した五条。直後に迎えた伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)との再戦で虚式「茈」が使用されます。
無下限呪術は古くから相伝されている術式のため、能力の大半が外部に把握されていました。しかし、「蒼」と「赫」を掛け合わせる虚式「茈」は、五条家の中でもごく一部の人間しか知り得ない秘術。
甚爾は虚式「茈」の存在を知り得なかったために、打ち負かされたと言えるかもしれません。アニメを見返す際、複雑ゆえに痺れる五条の能力に注目してみるのも面白いと思います。
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