夏アニメ『AYAKA ‐あやか‐』連載 第4回:梶原岳人(福分茶太郎 役)×榊原優希(天乃夜胡 役)|温泉で裸の付き合いをして友情を深めた3人の今後にも注目!
茶太郎と夜胡の師匠・鞍馬春秋の魅力とは?
――キャラクターをここまで演じてきて、どんな子だと感じていますか? まずは福分茶太郎から。
梶原:演じてみて思ったのは、ちゃんと年相応の雰囲気を持った子だということで。負けず嫌いなところもあって、夜胡に対しては張り合ったりしているんです。でも幸人に対しては、正直悔しいと思っている部分もあるとは思うんですけど、自分の実力をわかっているからこそ認められるし、すごいってちゃんと言えるので、そういうところはいいなと思いました。
――天乃夜胡はどうですか?
榊原:夜胡くんは、オーディション時点でクールだと思っていたと話しましたが、実際に台本をいただき演じていくと、このクール感とかルックスって、先生(鞍馬)に寄せているのではないかと思ったんです。これはあくまで僕の想像ではあるんですけど。
梶原:あ~、なるほどね。
榊原:多分、先生への憧れがあるから、意識的なのか無意識かはわからないですけど、寄せてしまうというか。そこに思い至ったときに、一気にイメージが変わったんです。彼って、茶太郎と一緒なんですけど、年相応なところがあるんですよね。彼はこうして憧れる人がいて、高め合える茶太郎というライバルがいて、幸人からも刺激を受けて成長していくんだなって思うと、一気に近くに感じられるようになりました。
岳人さんが言ってくれた第4話で幸人の力を見て、すごいですね!って驚くシーンは、僕もすごく印象に残っていて、彼らってそういう素直な子なんですよね。
――ちなみに、お二人はコンビのような感じですが、キャスティングを知ったのはいつ頃だったのですか?
梶原:収録前にもらった香盤表で知ったかも。
榊原:僕も、そこで「そうなんだ!」って。
梶原:それまでも、接点がないわけではなかったけど。
榊原:でも、めちゃくちゃお会いしていたかというと、そうでもないので、こっそり楽しみにしていました。岳人さんって、話してみるとすごくボケをかましてくれたりするんですけど、ルックスがイケメンじゃないですか。
梶原:そうかな?
榊原:ちょっとクールでもの静かめなイケメンという感じだから、最初の収録に行く前は、どうしようかな…自分から声を掛けていいのかな? 話広げられるかな?ってドキドキしていたんです。
梶原:そんなに!(笑)。
榊原:そう。結構緊張しながら。そのときはYouTubeチャンネルでコラボをさせてもらったあとではあったんですけど、ちょっとドキドキしつつも、楽しみにしていました。
梶原:僕は、あまり話せなかったというか。関わりはあったけど、ガッツリ自分らのプライベートで話せたかというとそんなこともなかったので、これを機にしゃべりに行こう!と思っていたんです。だから帰りに話しかけに行ったりしていて。
劇中の関係性と同じで、どちらかが大先輩!とかでもなく、ある程度近い距離の関係性だったので、すごくやりやすくてありがたかったです。
――掛け合いはいかがでしたか?
梶原:マイク問題があったんですよ。5人で入っていたんですけど。
榊原:最初端と端だったんです(笑)。
――端と端で言い争いをしていたんですね(笑)
梶原:そうなんです。確かにちょっと聞き取りにくいなとか思いつつ。でも先日、始めて隣同士で録って、やりやすっ!って思いました(笑)。
榊原:そうそう。あ~これだ!って思いました。顔が見える!って。
梶原:ちゃんと距離感がつかめるしね。
――分散収録だと、マイクは1人1本で、そこから動けないから仕方がないことなんですけどね。
榊原:そうなんです。でも本当に、この茶太郎と夜胡の距離感は、岳人さんとだからのものになりました。最初は、茶太郎を演じている岳人さんを、あまり想像できなかったんですけどね。
梶原:そう? 僕はこういうほうが、演じていてしっくり来るんですよね(笑)。
榊原:確かに、いろいろふざけてみたりする感じが、実際に話した岳人さんの印象に合っているんですけど、最初は、僕の中でクールで陰のあるイケメンの岳人さんがまだいたので(笑)。
――茶太郎はしっくりきていたんですね。
梶原:やりやすいんですよ。感情に動きがあるほうが好きみたいで。何で自分がそういうほうがやりやすいのかはわからないんですけど、自分にない部分を持っているキャラクターのほうが、やりやすいのかな?って思っています。
――では、師匠の鞍馬春秋(CV.鳥海浩輔)についてはどう思っていますか? 若いけどお年寄りみたいな感じもありますが。
梶原:いつも飴ちゃんお食べって言ってきますからね。師匠のことは尊敬しているのに、ダメなところもたくさんあるから、どうしても怒らざるを得ないっていうのが面白くて(笑)。めちゃめちゃ大尊敬している師匠なのだから、「従います!」って感じでもおかしくないのに、あの2人が、自分の師匠に対して説教をしている……この関係性は何なんだっていう(笑)。
榊原:この関係性は面白いですよね。あんなに憧れて、寄せてまでいるのに(笑)。でもそういうふわっとした部分はありつつ、ずるいのは、キリッとするとカッコいいんですよ!
梶原:そうなんですよね~。そのギャップが良いんです。
榊原:しかも強いっていう。強者のオーラがにじみ出ているんです。でも普段はふわっとしているからこそ、なんて素敵な人なんだ!と思って、2人は惹かれているのかなって思います。