映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』千葉繁さん・山口勝平さん・加藤賢崇さん・岩浪美和音響監督が日本語吹替版特別試写会に登壇! 伝説の“声優無法地帯”が一夜限りの大復活
2023年8月4日(金)公開となる、映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』。本作の公開を記念して、7月25日(火)グランドシネマサンシャイン・4DXシアターにて、日本語吹替版特別試写会が開催されました!
当日は、本作で登場する“ビースト”のオリジナルである1997年放送の『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』より、千葉繁さん(メガトロン役)、山口勝平さん(ラットル役)、加藤賢崇(ワスピーター役)さん、そして当時のアニメシリーズに加え、今作の日本語吹替版の演出も担当した岩浪美和音響監督が登壇しました。
『トランスフォーマー/ビースト覚醒』吹替版 特別試写会イベント公式レポート!
車から姿を変えるロボット生命体“トランスフォーマー”と動物から変形する“ビースト”が共闘する『トランスフォーマー/ビースト覚醒』の日本語吹替版特別試写会が、7月25日(火)に池袋シネマサンシャインで開催された。
本作で登場する“ビースト”のオリジナルである1997 年放送の「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」は、日本で一大ブームを巻き起こした 3D テレビアニメだが、その人気に火をつけたのは後に“声優無法地帯”と呼ばれるまでになった豪華声優たちのアドリブ合戦と言われている。
そんな伝説の“声優無法地帯”が、『トランスフォーマー/ビースト覚醒』の公開を記念して奇跡の大復活。イベントにはアニメ版でティラノサウルスからトランスフォームするメガトロンを演じてきた千葉繁、ネズミからトランスフォームするラットルを演じてきた山口勝平、蜂からトランスフォームするワスピーターを演じてきた加藤賢崇、そして当時のアニメシリーズに加え、今作の日本語吹替版の演出も担当した岩浪美和音響監督が登壇。
まさかの声優3人は映画に出演しておらず、最新作に関わったのは音響監督の岩浪のみという“無法地帯”感溢れるメンバーが一同に会した。
イベントは数日前にネット上で公開された『トランスフォーマー/ビースト覚醒』の無法地帯声優2023予告映像の上映からスタート。
会場が笑いにあふれるなか、千葉が「諸君、おひさしぶりかま~!吾輩がメガトロンだ!」、加藤が「メガトロン様~!みんなイケイケ、池袋~!」、山口が「おいらラットル~!」とそれぞれがアニメでのセリフを再現しながら登場。
早速話が脱線していく面々だが、千葉が「本題に戻ろうか!」と嗜め、山口が「面白い予告だったでしょ?」、千葉が「皆さんもう見てくれましたか?」と会場に呼びかけると拍手喝采。予告映像ではメガトロン、ワスピーター、ラットルが劇中に登場しないことがナレーションで明かされており、加藤が「僕たちが出ないんじゃビースト覚醒しないでしょ~!」、山口が「全然覚醒しないよ!」と訴えかけ、千葉が「俺たちまだ映画も観ていないしね!」と舞台挨拶に登壇しながら本編をまだ観ていないことまで告白!
そんな声優無法地帯の面々らしいオープニングトークが続くなか、無法地帯声優2023予告映像が収録された際のメイキング映像がスクリーンで上映された。映像では声優陣の面々が好き放題にアドリブをいれながら収録を進める様子が映し出され、なかには加藤の放った一言に規制音が入り、音響監督の岩浪が「ダメだよ!●●(NGワード)は!!(笑)」と笑いながら制止する場面も。
アフレコでは特に加藤のアフレコの自由度がずば抜けていたようで、千葉が「俺たちはドラマに則してアドリブ言うんだけど、賢崇さんのアドリブは返せないのよ!(笑)どうすんだよ、この先~?!って(笑)」と笑顔で当時を振り返った。
ここでメイキング映像に登場していた音響監督の岩浪がステージに登場。ステージに登壇する声優3名を見ながら「全員(映画に)出ていないってどうかしてるよ…でもこれもビーストっぽいかな」と語り、会場の笑いを誘った。
岩浪は今作にはアニメシリーズに登場したキャラクターの一部しかまだ登場しなかったことを悔やみつつ、「アニメと共通のキャラクターがなかなかいなかったんだけど、そのなかでも柚月(涼香)ちゃん(※アニメではブラックウィドー役、映画にはナイトバード役として出演)とか、チョーさん(※アニメではタランス役、映画にはストラトスフィア役として出演)とか、飛田展男さん(※アニメではテラザウラー役、映画にはスカージ役として出演)とか…」と同じキャラクターではないもののアニメシリーズの声優を起用していることを明かした。
ハリウッド実写となる最新作のアフレコはやはり当時のアニメシリーズのように自由には行かず、条件が厳しかったようで、無法地帯声優2023予告映像での台本にも厳しくチェックが入ったという。
ほかにも予告映像のパターンを録っていたようで、その一部と完全にNGでお蔵入りが確定しているパターンを会場に来ている一般客の前だけで特別で上映することに!豪華声優陣によるフルスロットルの声優無法地帯がスクリーンに展開し、会場にはイベント一の笑い声が響き渡った。
自由度溢れるセリフの応酬が展開してきたが、それらのセリフを執筆したのは音響監督の岩浪本人。加藤は「音響監督の肩書きでこんなにいろんなことをやる人はなかなかいないんですよ。
声優のキャスティングというプロデューサー的な役割から、自分で脚本も書くし、編集もするし、芝居もつけるし…ここまで一人で責任背負っている人はなかなかいないんです!岩浪さんはすごいんですから!」と絶賛すると千葉と山口も首を縦に振り、会場からも岩浪に称賛の拍手が贈られた。
「トランスフォーマー」シリーズがスタートした第一作目『トランスフォーマー』(07)からおよそ3年おきに新作が生み出され、7作目の新シリーズの幕開けとなる最新作『トランスフォーマー/ビースト覚醒』で遂に満を持して動物型のトランスフォーマー“ビースト”の登場となった。
それを聞いた山口は「じゃあ、次は3年後なの?これは覚醒しただけだもんね?次はビースト大暴走とか?!」と明かすと千葉も「可能性はあるね!」と期待を込めた。
『トランスフォーマー/ビースト覚醒』が公開されるニュースが出たときは、日本語吹替版は普段から洋画の吹替え版を制作している会社が演出を担当すると思っていたという岩浪。
「子安くんがタイトルコールだけしている特報が流れたときに、皆さんがコメント欄に“声優無法地帯やれ~”とか“(音響監督は)当然岩浪だよな~”と書いてくださって、そのおかげで東和ピクチャーズさんが乗ることにしてくださったようなんですよね」と今回の声優無法地帯メンバーが吹替版キャストに復活した裏話を明かした。
そんな岩浪が演出を務める最新作ではアニメシリーズの声優陣のほかにも、中島健人、仲里依紗、藤森慎吾らも吹替キャストとして名を連ねている。
「トランスフォーマー」シリーズが大好きということもあって今回の大抜擢に至った3名だが、演出を務めた岩浪は「健人くんはビーストウォーズが大好きで、奇特なことに一番好きなキャラはメガトロン!大きなご自分の私物のメガトロンのフィギュアをマイクの横において、メガトロン様に見守られながら正義の味方をやってたよ。」と語ると、千葉も大喜び!
続けて「中島さんはお芝居もとても良かったし、仲さんもすごく上手かったよ!藤森さんは本国から“コメディアンで”という指定があったそうなんだけど、僕は藤森さんのお芝居をプライベートで見に行ったことがあって知っていたので、(藤森さんという)話を聞いたときは全然問題ないですね、と。」とトランスフォーマー愛とともに懸命にアフレコに挑んだ3人の演技にも太鼓判を押した。
あっという間に時間が過ぎ、イベントの最後は岩浪が「(これから観客が観る上映形態は)4DXだよね?後半大変だよ。しっかり捕まって無理しないでね!久しぶりにビーストのみんなも帰ってきて、映画としてもいい出来だと思っています。最後まで楽しんでください」、
山口が「いっぱい楽しんでほしいと思います。おもしろかったら“おもしろかった”でいいですし、おもしろくなくても“おもしろかった”って感想に書いてね!そうじゃないと3年後がなくなっちゃうので!(笑)是非この映画をみんなに広めていただいて大ヒットすることを願っています」、
加藤が「岩浪音響監督が長年のキャリアで培ってきた演出テクニックで作られた日本語吹替版は、世界中で公開される映画のなかでも日本の管轄でしか楽しめない!贅沢な時間を共有するということで存分に楽しんでください。字幕版を見たくなったら帰りにムビチケをお求めになって、部活の後輩のぶんまでよろしくお願いします!ぶぅ~ん」、
千葉が「僕ら出てないけど…きっと(映画は)おもしろいんでしょ、たぶん。僕もね、腹立たしいですけど、観てみたいなとは思ってます(笑)熱い声援のおかげでここまで盛り上がっていますから、3年後、僕たちも出れるように腹筋を鍛えて頑張ります!」と締めくくり、声優無法地帯のメンバーが一夜限りで復活を遂げた伝説級の舞台挨拶イベントは終始笑いに包まれながら幕を閉じた。
映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』作品情報
2023年8月4日(金)公開!
作品概要
舞台はオプティマスプライム率いるトランスフォーマー達が地球に来て間もない「1994年」。今作で初登場となるゴリラの姿をしたトランスフォーマーのオプティマスプライマルは何百年もの間、地球に身を潜めていたが、「ついに奴らに見つかった」と巨大な影が空を覆う。あらゆる星を丸呑みにして食べ尽くす、規格外サイズの最強・最悪の敵「ユニクロン」が地球を次の標的に動き出していたのだ。
危機に立ち向かうべく、プライムは仲間を集結させるが、ポルシェから変形するトランスフォーマーのミラージュに車中に閉じ込められ、意図せず戦いに巻き込まれた青年ノア(アンソニー・ラモス)に対し、オプティマスプライムは地球や人間に不信感を持っている様子。未だ信頼関係を築けない両者の前に、ハヤブサの姿をしたビースト型トランスフォーマーのエアレイザーが現れ、共闘を促す。
ユニクロン襲来で地球消滅が迫る中、ついにファン待望のハヤブサ、チーター、サイなどの動物から変形するビースト型トランスフォーマー達が躍動した姿を見せ、いよいよ最終決戦の火蓋が切って落とされる。
果たして、惑星サイズの強大な敵に人類とオートボットはどのように立ち向かうのか。
何度でも繰り返し観たくなる変形シーン、山道での迫力満点のトランスフォーム・カーアクション、空中で回転しながら周囲を一斉射撃するアニメさながらのバンブルビーのアクション、そして遂に勢ぞろいしたプライムたちとビーストが、迫りくる敵に一緒に立ち向かうシリーズ史上最大!胸熱の決戦に期待が高まる!
■監督:スティーブン・ケイブル・Jr. 『クリード 炎の宿敵』(18)
■製作:ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ『トランスフォーマー』シリーズ、スティーブン・スピルバーグ『ジュラシック・パーク』、マイケル・ベイ『トランスフォーマー』シリーズ
■出演:アンソニー・ラモス 『イン・ザ・ハイツ』(21)『アリー/スター誕生』(18)、ドミニク・フィッシュバック 『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』(21)『ヘイト・ユー・ギブ』(18)
■日本語版吹替声優:中島健人(ノア役)、仲里依紗(エレーナ役)、玄田哲章(オプティマスプライム訳)、子安武人(オプティマスプライマル役)
■全米公開:2023年6月9日
■原題:Transformers: Rise of the beasts
■配給:東和ピクチャーズ
公式サイト
公式ツイッター(@tf_autobot)
公式Facebook
『トランスフォーマー』とは
「トランスフォーマー」は、株式会社タカラトミーが作り出した“日本の玩具発”コンテンツで、「Robots in disguise」=『ロボットが身の回りにある、ありとあらゆる物体に自由自在に変形し、潜んでいる』という唯一無二のコンセプトや、自由自在に変形することができる超ロボット生命体が宇宙を舞台に戦う壮大なストーリーと共に展開しています。
1984年にアメリカで玩具発売後、アニメやコミックが大ヒットし、1985年に日本でも玩具販売とアニメがスタート。
2007年からはスティーヴン・スピルバーグとマイケル・ベイによりハリウッドで実写映画化され世界中で大ヒットしています。
現在では世界130以上の国と地域で7億個以上の販売実績(2022年7月時点)を持つ、世界中で大人気のキャラク ターとなっています。中でも【ビーストウォーズ】シリーズは、トランスフォーマー玩具史上でもトップクラスの販売数を記録しています。