映画『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』仮面ライダーギーツ役・簡秀吉さん×仮面ライダータイクーン役・佐藤瑠雅さん×仮面ライダーバッファ役・杢代和人さん×仮面ライダーパンクジャック役・崎山つばささん男性キャストインタビュー | みんなで作り上げた4人の英寿、キャスト陣が語るTVシリーズとの違いとは?
座長としての簡さんの変化とは?
――TVシリーズも終盤ですが、1年間仮面ライダーを演じて成長したことを教えてください。
簡:最初の頃に「人として成長したい」とよく言っていました。俳優としてわからないことも多かったんですが、現場での立ち振舞や芝居、アクションなど、仮面ライダーの現場で色々と学ばせてもらいました。このような環境で毎日を送れることがありがたいです。
杢代:クランクインしたときは毎日くらいついていくのに必死でした。頑張って新しいことを覚えて実践しての繰り返しだったんですが、今は責任感や現場への感謝を忘れずにお芝居ができています。1年間毎日撮影できる環境はなかなかないですし、今置かれている状況は当たり前じゃないなと感じています。毎日挑戦ですが、戸惑いよりも感謝の割合が増えて、まっすぐ現場に臨めていると思います。
佐藤:仮面ライダーの現場はエンターテイメントのほぼ全てを学べるといっても過言ではないです。自分は本当にゼロからのスタートだったので、不安で眠れない日もありました。そこから1年かけて、成長させてくれたみなさんには感謝しかありません。ここから俳優として周囲の背中を押してあげられる存在になりたいですし、「佐藤瑠雅は大丈夫だよ」と言って旅立ちたいです。
崎山:仮面ライダー出身の俳優さんがたくさんいるじゃないですか。「こういうことを経験としてやってみよう」といった配慮をしてくれる現場は中々ないと思います。年齢関係なく、作品を届けるために一つになっているんです。僕は途中参加でしたが、学ばせてもらう機会もたくさんあったので感謝しています。
――1年の中で、座長である簡さんの変化を感じる瞬間はありましたか?
杢代:あります! 最初のうちはみんな自分のことで必死だと思うんですが、簡はそんなときでも「座長としてきちんとできているか」を自分に言い聞かせていたんです。それが彼の優しさであり、良いところだと思います。
撮影が進んでいくと、本人が思う座長像とは違うかもしれないですが、優しさで包み込むような座長の姿に変わっていったと思います。一緒に楽しく作り上げようという気持ちが伝わってくるので、自分も見習わないといけないな。と、刺激を受けています。
佐藤:簡秀吉の良いところは、誰にでも好かれるキャラクターを持っていることです。彼の色が現場全体にも広がっていったんじゃないでしょうか。みんなで頑張ろうという器の大きさは座長らしくて、任せられる人だと思いました。
簡:いやいや本当か〜?(笑)
――(笑)。雰囲気の良い現場だということが伝わりました。最後に簡さんから、今回の映画と、クライマックスを迎えるTVシリーズへの意気込みをお願いします。
簡:本作は、『仮面ライダーギーツ』として初めての単独映画になります。スタッフ・キャストが全力で挑んだ集大成をぜひ劇場で見てほしいです。
終盤に入っているTVシリーズは、仮面ライダーそれぞれの想いや過去を踏まえ、『仮面ライダーギーツ』らしい良い終わり方をすると思います。1年間頑張ってきたみんなの姿をぜひ最後まで見届けてください!
――楽しみにしています! ありがとうございました。
[取材/田畑勇樹 文/小川いなり 写真/鳥谷部宏平]
『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』作品情報
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