映画『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』仮面ライダーギーツ役・簡秀吉さん×仮面ライダータイクーン役・佐藤瑠雅さん×仮面ライダーバッファ役・杢代和人さん×仮面ライダーパンクジャック役・崎山つばささん男性キャストインタビュー | みんなで作り上げた4人の英寿、キャスト陣が語るTVシリーズとの違いとは?
2023年7月28日(金)より公開中の映画『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』(映画『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』と同時上映)。
本作では、最強の主人公・浮世英寿が4人に分裂!? その様子はどこか普段と違っていて……? 桜井景和、鞍馬祢音、吾妻道長、ツムリはもちろん、晴家ウィン、我那覇冴、丹波一徹らも参戦し、未来人・メラとメロが仕掛ける≪世界滅亡ゲーム≫に立ち向かいます。
史上最強のプレイヤー・仮面ライダーX(クロス)ギ―ツの登場など、見どころ盛りだくさんの本作は、夏休みにぴったりなアツい作品となっています。
そんな本作の公開直前に、浮世英寿/仮面ライダーギーツ役・簡秀吉さん、桜井景和/仮面ライダータイクーン役・佐藤瑠雅さん、吾妻道長/仮面ライダーバッファ役・杢代和人さん、晴家ウィン/仮面ライダーパンクジャック役・崎山つばささんにインタビューを実施!
4人の英寿の役作りや、映画とTVシリーズの違い、1年間の撮影の中で成長した部分など、キャストのみなさんが作品にかける思いを伺いました。
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4人の英寿はみんなで作り上げた
――いよいよギーツの集大成と言える映画が公開されます。まずは台本を読んだときの感想をお聞かせください。
簡秀吉さん(以下、簡):テレビ本編はシリアスな内容が多いんですが、今回の映画は別作品かと思うくらい違っています。英寿が4人に分裂しているので、そこを楽しみにしていただけたら嬉しいです。台本を読んだときは……4役をどう演じるか、かなり考えました。
佐藤瑠雅さん(以下、佐藤):台本を読んだときは率直に「どうなるんだろう?」って(笑)。何回も読まないと理解できないくらい、テレビ本編とはかけ離れていたので、完成した映画を観るのがすごく楽しみでした。映画館で笑いが起きること間違いなしですし、最後には感動するシーンもあり、個人的には感無量でした。4人の英寿に注目です!
杢代和人さん(以下、杢代):冬の劇場版(『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』)を超えていきたいし、作品としても集大成を見せたいと思いました。台本を受け取ったときは、夏休みに家族と楽しく観てほしい内容の中に「諦めない限りいつか願いは叶う」というメッセージが盛り込まれていて、早く撮影したいなとワクワクしました。
崎山つばささん(以下、崎山):ウィンが復活してから、仲間意識みたいなものが彼の中で芽生えていると思います。テレビ本編で英寿以外のライダーとはそこまで絡んでいないんですが、「こういうことがあったんじゃないか」と想像させるような流れでみんなと一緒にいるんです。違和感がありすぎて普通に見えるという部分が面白かったですし、この作品を子供たちがどう観るのかも楽しみです。お父さんとお母さんが説明したりするのかな?(笑)
――お客さんの反応も楽しみですね。4人の英寿の役作りはどのように?
簡:同じ英寿とはいえ、一人ひとりに変化を付けたいと思ったので、中澤祥次郎監督と話し合いながら役を作り上げました。演じていてとても楽しかったです。
――中澤監督とは具体的にどのようなやり取りがあったのでしょうか?
簡:力の英寿は「おバカでわんぱく」と「喧嘩が強いカッコいい」、どちらの方向性でいくか考えていたんです。テストで両方やらせてもらって、中澤監督との会話の中で、最終的におバカでわんぱくに決まりました。
――簡さん以外のお三方は、普段と様子が異なる英寿との共演はいかがでしたか?
杢代:英寿が分裂すると知ったときは、何度も簡に「どんな感じで演じるの?」と聞くくらい楽しみでした。僕は力の英寿と共演したんですが、役に入り込みすぎて休憩中も常に力の英寿だったのが面白かったです(笑)。
簡:めっちゃ態度悪かったみたいやん!(笑)
杢代:単純に現場が楽しかったってこと! 中澤監督含め、みんなで笑い合いながら力の英寿を作り上げていたので、その場に立ち会えて嬉しかったです。
佐藤:僕は一言も喋らずオカリナを吹くだけの英寿と一緒でした。他の英寿で振り切ったからかも知れないですが、どこか物足りなさそうでしたね。顔に「もっとやりたい!」と書いてありました。
簡:そんなことないよ! むしろ監督の方が3つの世界を先に見たから、物足りないと思ったんじゃないでしょうか。現場でコメディ要素がさらに追加されましたから(笑)。
崎山:ギャグパートを一手に任されるのって、正直大変だと思うんです。それを任せようとした監督はじめスタッフの人たちも含め、彼を信頼しているんだなと感じました。見ていて自分も笑っちゃいましたし、ハードルを上げていいと思います!
簡:(キメ顔で)……ありがとうございます。