「ヘヴヘリ祭!池袋に舞い堕ちたアイドル!〜人間の皆さん絶対来てくれよな〜」1部レポート|寄り添う堕天使と笑う堕悪魔ーーFAB-ELとInferno Tellerが池袋の夏に巻き起こす熱狂
「みなさんに寄り添う気持ち100%で歌いました!」
FAB-ELとInferno Tellerの関係性を掘り下げた朗読劇を終え、イベントはライブパートに移ります。7月公演1部の先攻を担ったのは、FAB-ELです。
1曲目「ナンバーワン」の「新しい世界を始めよう。手を叩いて笑い合おう。声枯らして歌おう」という歌詞は、声出しが解禁されたライブだからこそ、これまでとは違った意味で心に刺さります。それを証明するかのように、歌唱後のMCでは会場から大きな拍手が! さらに三野さんからの提案で、メンバーと観客がコール&レスポンスする場面も見られました。
次に披露された「新しい世界」は1st Digital Singleであり、FAB-ELというユニットの始まりを告げた楽曲。戻れない空への未練を断ち、新しい世界を目指す。ユニットとしての強い覚悟を感じるパフォーマンスには、このうえない迫力を感じました。
ステージの照明が夕焼けを思わせるオレンジに切り替わり、3曲目「僕色」がスタート。「星に願うより僕に教えてくれないか」という歌詞は、堕天使と人間の関係性を想起させ、じんわりと染み渡るような感動が胸に広がります。歌声にもどこか祈るような響きを感じました。
「まだまだ足りないでしょ?」というセリフから始まった4曲目は、ダンサブルなナンバー「Sugar&Honey」。カラフルなライトで歌い踊るメンバーは本当に楽しそう。堕天使たちの甘くとろけるような笑顔に悩殺されたファンも多いはずです。
歌唱後のMCでは、田中さんが「新しい世界」について「僕らを象徴する楽曲をみなさんに披露できたことが光栄です」と喜びを明かしました。また、竹田さんが「今日のライブはみなさんに寄り添う気持ち100%で歌いました!」と叫ぶと、観客から歓声が上がります。
さらに「Sugar&Honey」の話題では、冒頭の草野さんのセリフ部分はメンバーも事前に聞かされていなかったという裏話が。セリフは公演ごとに変更する予定だそうで、先々の公演に対する期待は高まるばかりです。
最後の曲は2023年4月にリリースされた新曲「バトルクライ」! 今までにない闘争本能を呼び起こすようなメロディとともに、FAB-ELの新しい世界観を感じさせてくれました。メンバーからの「出し切れ!」という呼びかけで、会場のボルテージはマックスに! ハードな一曲を歌い上げた堕天使たちに万雷の喝采が送られると、興奮冷めやらぬままFAB-ELのライブパートは終了となりました。