映画『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』×『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』初日舞台挨拶レポート |池田匡志さんが “耳が掃除されるよう”と絶賛する佐倉綾音さんの声とデボニカの涙に隠された葛藤

佐倉さんが語るアニメと実写映画の違いとは？

『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』で監督を務めたのは、TVシリーズのパイロット監督を務める中澤祥次郎氏。「明るく楽しくを意識しつつ、ギーツの集大成にしたかった」と本作への想いを明かし、ゲストの長田さんと工藤さんが、思っていた以上のメラとメロになってくれたと絶賛します。

TVシリーズに引き続き、『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』の監督を担当した上堀内佳寿也氏は「夏休みに映画館に来て良かったと思えるワクワク感を絶対に出したかった」とコメント。また、中村さんの衣装合わせについて「元々のデザインから獅童さんの意見を取り入れて調整しました」という裏話を披露しました。

それに続いて佐倉さんが、声優のお芝居で実際に涙を流すことは少ないため、撮影で泣けるのか不安だったと当時の心境を吐露。しかし本番では「ギラとライニオールのやり取りで自然と涙が出てきました」とふたりの鬼気迫る芝居に心を動かされたエピソードを明かします。

また、デボニカが劇中で口ずさむハーカバーカの歌が話題に挙がると、中村さんから「どんな歌だっけ？」と無茶振りが！　戸惑いつつも佐倉さんが一節を生歌唱し、壇上と客席から沸き上がるような拍手が起こりました。

メラが変身する仮面ライダーXギーツは、英寿たちの前に立ちはだかる史上最強のプレイヤー。

長田さんは、変身ポーズを撮影直前に相談されたことで「ドッキリかと思った」と率直な感想を語ります。また、手をXのように交差させ、指を鳴らす動きについては「自分のアイデアを使っていただけました。アルファベットの一文字を表すのは得意なので！」と持ちネタを匂わせながらコメントしました。

『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』以来の特撮出演となった工藤さん。「温かく迎え入れてくださって嬉しかったです」と喜びを語ります。また、ファンの歓声に対して「ただいま！」と感慨深そうに手を振り、特撮ファンなら思わずグッときてしまう場面になりました。