2.5次元
舞台「あの花」銀座・博品館劇場にて8月15日まで上演中

横山智佐さんも出演する舞台「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」2023が銀座・博品館劇場にて8月15日まで上演中!

2011年に放送されたオリジナルテレビアニメシリーズ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(通称「あの花」)』。

泣けるアニメとしても有名ですが、あの感動をそのままパッケージした舞台が現在、東京銀座・博品館劇場にて上演中です。

2022年に初舞台化。今回新たな台本と一部キャストを変更して、アニメのイメージ通りの舞台を作り上げています。

本間芽衣子(めんま)役はNMB48・AKB48出身の市川美織さんが2022年版舞台から続投。小柄ながら、手足をいっぱいに伸ばしてステージ中を駆け巡る姿は、まさにめんまです。

宿海仁太(じんたん)役は今回から、ミュージカル『テニスの王子様』など2.5次元舞台で活躍する河原田巧也さん。

同じく松雪集(ゆきあつ)役も、ミュージカル『テニスの王子様』忍足侑士役などで人気の井阪郁巳さんが今回から担当しています。もちろん、アニメで話題になった女装シーンもあります。

安城鳴子(あなる)役は、『魔進戦隊キラメイジャー』巫女・ヨドンナ役で注目を集めた桃月なしこさん。2022年版舞台からの続投組で、完全に役と一体化しています。

鶴見知利子(つるこ)役は、『アイドルマスター ミリオンライブ!』高山紗代子役や『キラキラ☆プリキュアアラモード』OP主題歌を担当する声優・歌手の駒形友梨さん。今回からの参加ですが、アニメから抜け出たようなつるこぶりです。

久川鉄道(ぽっぽ)役は、オーディションで満場一致だったという須賀裕紀さんが大きな身体でハイテンションに演じます。

さらにじんたんの母・宿海塔子役として、2022年版から引き続き横山智佐さんが出演。冒頭の独唱に始まり、物語のキーポイントで印象的に登場します。

あの夏の奇跡の物語を、ぜひこの夏、劇場でお楽しみください。8月15日(⽕)まで銀座・博品館劇場にて公演中。

展開がわかっていてもラストは涙必至! 舞台演出も見事!

入場すると、舞台上には一見淡白なセット。

中央に階段があり、階段下には白い箱が乱雑に並べられている。

この箱が、「超平和バスターズ」の秘密基地では椅子になり、じんたんがバイトする工事現場では荷物に見立てられる。

アニメでは埼玉県秩父市が舞台となり、実在の景色が描かれたが、この舞台ではほとんどを観客の想像力に委ねている。

確かにアニメを観ていれば、そのシーンがどんな場所なのかは頭に浮かぶ。逆に言えば、これほど削ぎ落しても気にならないほど物語自体が面白い。

龍勢まつりの打ち上げロケット花火も、照明効果でしっかりと打ち上がった。

そしてクライマックス。ここまでステージを限定して使ってきた意味は、すべてそこにあった。

素晴らしき舞台演出。あのラストシーンを、ステージで見事に再現している。

追い打ちをかけるように、エンディングはみんなで「secret base ~君がくれたもの~」。これで泣くなと言うほうが無理だ。

ぜひ舞台で、生で体験してほしい。ハンカチもお忘れなく。

▲幽霊になっためんまの姿は、じんたん以外には見えず。そこでめんまがぽっぽに抱きつくと、何かザワッとしたものは感じる様子

▲めんまへの愛情をこじらせ、めんまの女装という形で発露してしまったゆきあつ。その姿をみんなに見られてしまう

▲隠してきたじんたんへの想いを、ついに口にするあなる。だが切ない結果に……

▲手作りの蒸しパンを超平和バスターズに振るまうめんま。それまで半信半疑だった面々も、宙に浮いている蒸しパンを見て、ついにめんまがそこにいることを認める

▲めんまが死んだ日、自分が犯した罪を告白、謝罪する面々。ぽっぽは事故直後のめんまを見捨てたことを詫び、めんまはぽっぽに手を差し伸べる

▲めんまを成仏させるため、打ち上げロケット花火作りに勤しむ超平和バスターズ。めんまの弟の聡志も作業に加わる

▲願いが叶ったため成仏し始め、身体の自由が利かなくなっていくめんま。じんたんはこんな終わり方では納得できないと、めんまに最期の場所を用意する

▲めんまの願いとは、じんたんの母・塔子から託されたもの。すべてを終えて、クライマックスのかくれんぼへと進む……
 
[取材・文/設楽英一]

舞台『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』公演概要

タイトル:舞台「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」2023

日程:2023年8月9日(水)~8月15日(⽕) 全10回公演予定

会場:博品館劇場 (東京都中央区銀座8-8-11)

ストーリー

高校へ行かず引きこもりぎみの仁太の前に、死んだはずの友達・芽衣子が突然現れる。彼女から”お願いを叶えて欲しい”とお願いされる仁太。

芽衣子は小学校時代の「超平和バスターズ」というグループの1人で、仲が良い6人組だった。芽衣子の死がきっかけで離れ離れになってしまった5人だったが、芽衣子が現れたことがきっかけで、鳴子・集・知利子・鉄道も、お願いを叶えるため再び集結する。

そんな6人によって動き始める、ひと夏の奇跡の物語。

スタッフ

原作:「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」
脚本・演出:畑雅文
プロデューサー:片岡義朗、慶長聖也
協力:秩⽗市、株式会社アニプレックス
主催:舞台「あの花」製作委員会2023

キャスト

宿海仁太 (じんたん):河原田巧也
本間芽⾐子 (めんま):市川美織
安城鳴子 (あなる):桃月なしこ
松雪集 (ゆきあつ):井阪郁⺒
鶴見知利子 (つるこ):駒形友梨
久川鉄道 (ぽっぽ):須賀裕紀
本間聡志:一ノ瀬将飛
本間イレーヌ:彩夏涼
本間学:村田充
宿海塔子:横山智佐
宿海篤:ラサール石井

チケット

価格:9,000円、ペアチケット 15000 円 (全席指定・税込)

チケット販売はこちら
https://l-tike.com/play/mevent/?mid=695012

アフタートークやお見送りなど公演の詳細はこちら
http://anohanastage.com

公式サイト
公式twitter(@anohanastage)

ⒸANOHANA PROJECT Ⓒ舞台「あの花」製作委員会 2023

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