『おねがい☆ツインズ』20周年記念上映会に浪川大輔さん・中原麻衣さん・清水愛さん・井上喜久子さん登壇! 収録当時の思い出を語る
バンダイナムコフィルムワークスによる映像レーベル「EMOTION」が40周年を迎えたことを記念して、「EMOTION 40th Anniversary Program」と題し、レーベルを代表する歴代作品の記念上映会や、1話無料配信、特別番組の配信などの企画を実施。
そして「おねがい」シリーズ20周年を記念し、2023年7月28日(金)、EMOTION 40th Anniversary Program『おねがい☆ツインズ』20周年記念上映会が新宿ピカデリーにて開催されました。
第2話と第6話の上映、そして井出安軌監督が本上映会のために制作した「まりえプチムービー」(第2弾)を初公開!
上映後のトークショーには、神城麻郁役の浪川大輔さん、宮藤深衣奈役の中原麻衣さん、小野寺樺恋役の清水愛さん、風見みずほ役の井上喜久子さんが登壇。久しぶりの顔合わせに華が咲いたトークショーの模様の公式レポートが到着しました。
EMOTION 40th Anniversary Program『おねがい☆ツインズ』20周年記念上映会より公式レポート到着!
キャスト4名が大きな拍手に迎えられながら、満員の劇場へ入場。自己紹介で井上さんが「風見みずほ役の井上喜久子、17歳です」と言うと、観客が「おいおい!」と返すお約束の挨拶で早くも場内が一つになったところで、トークショーがスタート!
残念ながら本上映会に出席できなかった井出監督のメッセージを井上さんが代読することに。3月に開催された『おねがい☆ティーチャー』20周年記念上映会から続く「まりえプチムービー」の映像に触れ、まりえが裏の主人公といっても過言ではない、と締めくくると場内から大きな拍手が起こった。
トークの話題は、まずは今回が『おねがい☆ツインズ』のイベント初参加となる浪川さん。井上さんによると当時の浪川さんは「トガりまくっていた感じ」で、清水さんも「今のように気さくにお話されるタイプではなかった。寡黙な印象」と振り返る。
対する浪川さんは「台本以外はほとんど喋らなかった」と認めるも、中原さんは「私はそんな印象ないけど、なんでだろう」と一人だけ別の意見。
困った浪川さんが「普通に接していたつもりだけど、皆さんの捉え方がそれぞれ違っていたのかなと思います」とまとめると、井上さんの「大人になったね(笑)」としみじみした様子に、場内は笑いと拍手に包まれた。
今回の上映話数は、中原さんと清水さんが選んだ第2話と第6話。選考理由を問われ、「(YouTubeで)無料公開されていた第1話の続きが観たいじゃないですか」と清水さん。続けて、「みずほ先生とか色々なキャラクターが出てくるし、好きなシーンがたくさんあります」と語り、お気に入りシーンを愛情たっぷりに紹介。
さらに、「ビックリすると気絶する樺恋のセリフが台本には『にゅうー』と書かれていて、そのまま演じていたんですけど、当時ネットでの感想をみるとなぜか『うにゅー』と書かれているファンの方が結構いたんです」と長年抱えていた疑問を明かした。
浪川さんの提案で観客に手を挙げてもらうと、「にゅうー」派が多数を占めるも、やはり「うにゅー」に聞こえる人も一定数いることが判明し、ますます謎が深まる結果に。
アフレコ当時の印象について浪川さんは、「確か、僕、深衣奈、樺恋の並びだったと思うんですけど、お二人とも泣きながらお芝居をされていたので、隣からティッシュが飛んできて(笑)」と第12話の収録を振り返った。
清水さんは「休憩時間に男性キャストが深衣奈と樺恋どっちがタイプかと集まって話していて、樺恋が人気なくて落ち込みました。その時に浪川さんが深衣奈を推していた印象があります」と暴露し、再び浪川さんがタジタジになる一幕も。
物語の結末についてはキャストにも伏せられ、井上さんは「どっちが兄妹なのかで盛り上がったよね」と当時を思い返した。
20年前の自分を振り返ると、中原さんは「見返すと下手くそで恥ずかしい」と自らを厳しく評するも、井上さんは「3人とも役にピッタリで素敵だった」と絶賛。
中原さんは「浪川さんの麻郁の声が甘くて優しい」と語ると、清水さんも「お兄ちゃんとしての気持ちが声に出ていて、演技上手っ!と思いました」とベタ褒めし、浪川さんも嬉しそうに話を聞いていた。
話題はオーディションに移り、脚本の黒田(洋介)さんが『ロード・オブ・ザ・リング』の吹替版を観て、イメージが麻郁に合っていると激推しした話を聞かされた浪川さんは、「嬉しいですね。今は闇落ちか悪魔の役しかやってないですから(笑)」と返し、場内は笑いに包まれた。
中原さんと清水さんは普段の声が聞きたいと「フリートーク」を重視された思い出を振り返った。
印象に残ったキャラクターについて、島崎康生を挙げた浪川さんは「鈴村(健一)さんの声がとてもエロくて(笑)。このキャラはモテるだろうなと思った」と語り、当時からアニメで活躍していた鈴村さんへの気持ちを明かした。
中原さんは「音響の収録を兼ねた木崎湖への取材旅行」を挙げ、四道晴子役の新谷良子さんとの思い出を振り返り、その後も各キャラクターや当時の話で大いに盛り上がった。
20周年記念のグッズとCOMPACT Blu-ray BOXの情報に加え、新たな20周年企画が進行中と明かされトークは終了。
写真撮影を挟み、最後はファンに向けて1人ずつメッセージを届けた。
「『おねがい☆ツインズ』も『おねがい☆ティーチャー』も末永くよろしくお願いします。最優先事項よ!」と井上さん。
「声優の江口拓也くんが『おねツイ』を観て声優を目指したと、樺恋が好きだと言ってくれて。それだけでも『おねツイ』は声優界に貢献したと思うので、誇りを持って生きていこうと思います!」と清水さん。
「20年ぶりにキャストの皆さんとお話できたことが幸せです。Blu-rayを観てまだまだ感動に浸っていただけたらと思います」と中原さん。
最後は、浪川さんが「ファンの皆さんがいるからこそ我々も頑張れるとよく言うのですが、本当にそうだなと改めて実感しています。我々を久しぶりに会わせてくれたのも皆さんのお力だし、今日会場にいない皆さんも含め、ファンの支えがあって20周年のイベントを行うことができました。5年後、10年後、20年後とまだまだこの温かく素敵な雰囲気を味わいたいなと思いますので、引き続き応援をよろしくお願いします」と締め、イベントは幕を閉じた。
上映会概要
EMOTION 40th Anniversary Program『おねがい☆ツインズ』20周年記念上映会
日程:2023年7月28日(金)
会場:新宿ピカデリー(スクリーン1)
登壇者:浪川大輔(神城麻郁 役)、中原麻衣(宮藤深衣奈 役)、清水愛(小野寺樺恋 役)、井上喜久子(風見みずほ 役)
「おねがい☆ツインズ」作品情報
TV放送
2003年7月-10月
ストーリー
木崎湖畔の家を借りプログラムのバイトをしながら一人暮らしをする高校生・神城麻郁は、登校途中、二人の少女と出会う。赤髪のショートヘアで活発そうな宮藤深衣奈と、緑色のセミロングでおしとやかそうな小野寺樺恋。自分と同じ青い瞳をもつ二人の少女との出会いが、自らの人生を大きく変えていくことを、麻郁は未だ知る由もなかった…!
STAFF
企画・原作:Please!
監督:井出安軌
脚本:黒田洋介
キャラクター原案:羽音たらく
キャラクターデザイン:合田浩章
メカニックデザイン:渡辺義弘
美術基本設定:須江信人
美術監督:佐藤豪志
色彩設計:渋谷圭子
撮影監督:わたなべぢゅんいち
音楽監督:菊田浩巳
音響制作:楽音舎
音響監督:菊田浩巳
アニメーション制作:童夢
プロデュース協力:GENCO
CAST
神城麻郁:浪川大輔
宮藤深衣奈:中原麻衣
小野寺樺恋:清水 愛
織部 椿:根谷美智子
島崎康生:鈴村健一
風見みずほ:井上喜久子
森野 苺:田村ゆかり
四道 跨:三浦祥朗
四道晴子:新谷良子
まりえ:金田朋子
他
「おねがい☆ティーチャー」作品情報
TV放送
2002年1月-3月
ストーリー
とあるのどかな田舎町に住む高校一年生、草薙桂。彼はある夜、湖に不時着する宇宙船を偶然見てしまう。一方、その翌日新担任として桂のクラスにやってきたのが美人でグラマーな風見みずほ。
隣に越してきたみずほの荷物を運んでるうちに、昨夜見た宇宙人がみずほだったことを思い出してしまう桂。そして二人っきりでいるところを運悪く校長に見つかってしまった桂は、その場を切り抜けるため、自分がみずほ先生の夫だと宣言する!
STAFF
企画・原作:Please!
監督:井出安軌
脚本:黒田洋介
キャラクター原案:羽音たらく
キャラクターデザイン:合田浩章
メカニックデザイン:森木靖泰・渡辺義弘
音楽:I‘ve、折戸伸治(ビジュアルアーツ)
オープニングテーマ「Shooting Star」 作曲:Shinji Orito 作詞:KOTOKO 編曲:Kazuya Takase(I've) 歌:KOTOKO
エンディングテーマ「空の森で」 作曲:Shinji Orito 作詞:Mami Takubo(I've) 編曲:Kazuya Takase(I've) 歌:川田まみ
アニメーション制作:童夢
プロデュース協力:GENCO
CAST
風見みずほ:井上喜久子
草薙 桂:保志総一朗
縁川小石:川澄綾子
水澄 楓:大原さやか
森野 苺:田村ゆかり
間雲漂介:岩田光央
四道 跨:三浦祥朗
風見はつほ:高田由美
風見まほ:こおろぎさとみ
他