たくさんのことを経験させてもらった今だからこそこの歌い方ができた──TVアニメ『SYNDUALITY Noir』エンディングテーマ ARCANA PROJECT 6thシングル「ユリイカ」リリース記念インタビュー
でんぱ組inc.を生んだDEARSTAGEと、アニソン界の一大レーベルのランティスが共同プロデュースする5人組アニソンボーカルユニット・ARCANA PROJECT。
ARCANA PROJECTはタロットカードをベースにした世界観をモチーフに、桜野羽咲さん、花宮ハナさん、相田詩音さん、空野青空さん、天野ひかるさんの5人グループ。2022年には「Animelo Summer Live 2022 -Sparkle- 」に出演し、アニメ主題歌をはじめ様々なジャンルの楽曲を表現しています。
本稿では、7月から放送開始のTVアニメ『SYNDUALITY Noir』のエンディングテーマ「ユリイカ」のリリースを記念してメールインタビューを実施。6thシングル「ユリイカ」の収録エピソードや、これまでの活動で印象的なエピソードなどお伺いしました。
素敵な作品を音楽で彩れることが何よりも嬉しい
──2023年8月23日(水)に新曲6thシングル「ユリイカ」をリリースされます。いまの心境をお聞かせください。
桜野羽咲さん(以下、桜野):TVアニメ『SYNDUALITY Noir』のエンディングテーマを担当できること、本当に嬉しく思います。この作品のおかげで「ユリイカ」が生まれ出会えました。今の自分たちだから届けられると胸を張って言える1枚になっています。
花宮ハナさん(以下、花宮):新しい楽曲を皆さんにお届けできること、そして、また素敵な作品を音楽で彩れることが何よりも嬉しいです!!! この楽曲で、また更にARCANA PROJECTの輪を広げられるように頑張りたいなと思っています!
相田詩音さん(以下、相田):「ユリイカ」はTVアニメ『SYNDUALITY Noir』のEDテーマということで、初めてのロボットアニメの主題歌なので、今までとはまた違った層のアニメファンの皆さんに聞いていただけると思うととても楽しみですし、一緒にアニメを盛り上げていけたらなと思います。
「ユリイカ」はギリシャ語で「わかった」「見つけた」という意味なので、この曲を通してもっとたくさんの方にARCANA PROJECTの魅力が伝わるよう、大切に歌っていきたいです。
空野青空さん(以下、空野):前回のシングルのリリースから少し期間が空いてのリリース&タイアップ決定でしたので、通常の三倍、嬉しかったです。ライブを積み重ねて日々進化する我々の表現をアニメソングに重ねて発信できることがとても光栄でなりません!
天野ひかるさん(以下、天野):またアニメソングを歌わせていただけることをとても嬉しく思います。『SYNDUALITY Noir』はSFロボットアニメで、まさかSF作品をARCANA PROJECTが担当させていただけるとは思っていなかったので、お話を聞いた時はすごく嬉しかったです。
アニメをリアルタイムで毎週楽しみに見ていますが、映画クオリティの映像に劇伴、キャラクターの細かい描写など毎話圧倒されます。大きなプロジェクトの一員になれたことを強く受け止めて、アニメを盛り上げられるよう頑張っていきたいです!
ユリイカはアニメにすごく寄り添った楽曲になっているので作品を愛してくれている皆様にしっかり届けていきたいなと思っています。
──毎週土曜日18時からFM-FUJIにて「ARCANA PROJECTの〜今からラジオで起きる奇跡〜」が放送されています。特に印象に残っている回があれば、理由やエピソードと併せてお聞かせください。
桜野:放送100回を越え、今も毎週みなさんにお届けできて嬉しいです。いろんな企画がありますが番組が始まった頃にタロットの大アルカナ22枚を学ぼうというコーナーはとても印象的でした。タロットカードの意味に準えたトークをして、その意味を覚えていけたのは良い思い出です。
花宮:ゲストさんが度々来てくださるのですが、その度にものすごく緊張してしまっています……!
特にTRUEさんが来てくださった回では、ものすごく緊張してしまって、収録後何話したか覚えていないぐらいでした。もう1年以上やらせてもらっているので、ゲストさんが来ても緊張せずに話せるようになりたいです。
相田:メンバーごとに個人コーナーがあっていろいろな企画をやっているのですが、その中でもあおにゃん(空野青空)のコーナーは毎回混沌としていて……いつも考えつかないようなゲームを持ってくるんです。
一番印象に残ったのは、ビートに乗せて即興でラップバトルをしようという回で、テーマを決めてラップを回していくという回でした。テーマ「ARCANA PROJECT」で、私が「アルカナプロジェクト、5人〜♪」というフレーズしか思いつかなかったのを、メンバーにもファンの方にも笑っていじってもらえたのは面白かったなと思います。
空野:やはり「魔王ごっこ」ですね。わたくし、個人コーナーでは自由を任せていただいており、自作の簡単に出来るゲームを持ち込むことが多いのですが、かの有名な「魔王」という楽曲に合わせてオペラっぽく歌う。というゲームが魔王ごっこです。メンバーみんな大好きなコーナーだと思うので、これからもゲームのネタ探しをがんばりたいです!
天野:あおにゃんの真っ白個人コーナーで毎回いろんなゲームをさせられるのですが、犬になりきるゲームをしました。
スタートと同時にみんな犬語で喋り出して(ワンワンと言うだけ)最後にあおにゃんが誰が一番犬らしかったかを決めるという、絶対放送事故でしょ! という回が印象にすごく残っています!
あおにゃんのコーナーは何がくるかわからないのでメンバーからは人気がないです(笑)。でも毎回一番笑ってしまうコーナーです。