一時は憧れ、今は親友。『NARUTO-ナルト-』愛は負けたくない──「NARUTO THE LIVE」出演アーティスト・KANA-BOON インタビュー
アニメ『NARUTO-ナルト-』の放送開始20周年を記念したライブイベント「NARUTO THE LIVE」が開催! 2023年9月2日(土)・3日(日)の2日間、幕張メッセに『NARUTO-ナルト-』『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』の主題歌アーティストが大集結します。
今回、開催に向けて、出演アーティストのKANA-BOONにインタビュー! ボーカル&ギターの谷口鮪さんを中心に、『NARUTO-ナルト-』『BORUTO-ボルト-』への思いや、ライブの意気込みを語っていただきました。
今ではすっかり親友のような存在
──早速ですが、KANA-BOONさんにとって『NARUTO-ナルト-』『BORUTO-ボルト-』はどんな作品なのか教えてください。
ボーカル&ギター・谷口鮪さん(以下、谷口):一時期は憧れであり、夢の象徴。今ではすっかり親友のような存在で、いつも隣にいてくれているような感覚です。
──それだけたくさんの思い出があるんですね。
谷口:『NARUTO-ナルト-』にはいろいろな人と繋いでもらいました。『NARUTO-ナルト-』と出会えていなかったら今のKANA-BOONはないと思っています。もう恩しかないです。
──『NARUTO-ナルト-』にとってもKANA-BOONさんの音楽の力は大きかったんじゃないかなと思います。
谷口:そういう関係になっていれば良いなと思います。
──初のタイアップから10年以上が経ちます。
谷口:そうですね。あっという間に10年が経っていました。
──『NARUTO-ナルト-』シリーズをはじめ、数々のタイアップ曲を送り出されていますが、この10年でタイアップに対する気持ちに変化はありましたか?
谷口:タイアップするうえで、まず原作を読んで自分が好きになれるかどうかは大切だと思います。そしてアニメを見る人に楽しんでもらう気持ちで挑むことです。でも、『NARUTO-ナルト-』『BORUTO-ボルト-』シリーズとは5回もタイアップしているので、どんどん視点が変わっています。最初はナルト目線だったんですけど、今ではボルトを応援する立場で歌詞を書いていて。
──ナルトとともに駆け上がってきたからこそ、彼の息子であるボルトに対しては見守る気持ちなんですね。
谷口:ナルトとともに大人になり、次の世代を応援する視点ですね。やっぱり『NARUTO-ナルト-』とは、関わっていくごとに変化がありました。
でも「ナルト目線で歌うぞ!」という気持ちではなく、そもそも自分たちのバンドのバックグラウンドとナルトの人生は近いところがあって。とはいえ自分たちのバンドのことを歌っているわけでもなく、ナルトの人生と照らし合わせてみて、結果、奇跡的なバランスになったんですよね。
──自然とフィットしたんですね。
谷口:そうですね。