夏アニメ『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』第10話放送後 リラ役・照井春佳さんインタビュー|本当に強くてかっこよくて素敵な女性だけど、ちょっと抜けてるところがあるのも大好き【連載第11回】
レントは、いつも周りのことを見ていて頼もしい
――リラにとっては、一番関係が深い弟子でもあるレントに関しては、いかがですか?
照井:レントも可愛いですよね!
――まず、最初にみんな可愛いという印象が来るのですね。
照井:どうしても、そうなっちゃいます(笑)。レントは、優しいし周りのことをすごく気遣える人という印象があって。戦闘中も、自分のことだけじゃなく、仲間たちのことをちゃんと気遣えるんですよね。
――まだ弱い頃から、ライザやタオのことを気にして、まず守ろうとしますよね。
照井:リラも、そういう子だと見抜いていたからこそ、みんなを無事に返すことが一番大事だと教えたのかなって。リラは、できない人には教えないと思うので。レントは、最初の頃は頑張りが生かしきれなくて、壁にぶつかるシーンも多かったし悔しいこともたくさんあったはず。でも、そんな時でも本当に優しい。優しくて、いつも周りのことを見ていて頼もしいなって印象です。
――タオたちについては、次回、伺わせてください。第10話の最後、リラとアンペルが不在の中、ライザたちは竜の討伐隊を助けるために出発しました。もしリラが村にいたとしてら、ライザたちの行動を容認したと思いますか? それとも止めて自分たちが助けに行ったりしたと思いますか?
照井:非常に難しい質問ですね(笑)。もちろん、最初の頃だったら行かせない一択なんですけど。10話の段階でのリラは、ライザたちの実力を認めていて、頼もしくも感じていると思うので、行かせるんじゃないかな……。もしかしたら、自分も一緒に行くとか、後ろからフォローをしたりするかもしれないですけど。止めるようなことは、しないと思います。
――先日放送された第10話までの中で、特に印象的なシーンやセリフがあれば教えてください。
照井:(第7話に)リラがドレスを着る時にアクセサリーを壊しちゃうシーンは大好きで、いつも一番最初にパッと思い出します。普通、壊しちゃったら「ごめん!」ってなると思うんですけど、壊れたドレスの方を責めるんですよね(笑)。それに、本当はドレスなんて着たく無かったのに、優しいからライザとクラウディアの頼みを断り切れず、着る事になるのですが。実際に着る時はけっこうノリノリで。積極的に着ようとして無茶して壊しちゃうところも好きです(笑)。普段はかっこいいリラの可愛いところ、ちょっと抜けてるところがたくさん見られるシーンで印象に残っています。
――最後に、まもなく放送される第11話の見どころを、ネタバレにならない範囲で教えてください。
照井:11話はすごく大事な話数なので、ライザ達がどういう選択をして、どんな戦いを見せるのかが見どころだと思います。それに、ライザたちの人間関係に関わるお話でも、見どころがあると言うか……。その先の最終回も含めて、最後まで飽きさせないお話になっていると思うので、ぜひ楽しみにして欲しいと思います。
[取材・文/丸本大輔]
TVアニメ『ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』作品情報
あらすじ
そんな刺激が少ない村での暮らしに活力を持て余していたのは、平凡で特徴がないことが特徴の少女、ライザ。「あーあ。何か面白いことないかな。」窮屈で退屈な村、そこに身を置く“なんてことない農家の娘”である自分に不満を抱いていたライザは、ある日、幼馴染みのレントやタオとこっそり小舟に乗り込み、島の対岸へはじめての冒険に出かける。
そこで出会ったのは、“錬金術”という不思議な力を使う一人の男だった。その力に魅せられたライザは、錬金術を教えてほしいと頼み込む。“なんてことない農家の娘”から“錬金術士”へ。これまでの遊びとは違う、自分たちだけの“ひと夏の冒険”が始まる――。
25周年を迎えた「アトリエ」シリーズの人気作『ライザのアトリエ』が遂にアニメ化!
キャスト
(C)コーエーテクモゲームス/「ライザのアトリエ」製作委員会