「ひろがるスカイ!プリキュアLIVE2023 Hero Girls Live ~Max!Splash!GoGo!~」『ひろプリ』ライブリレーインタビュー!歴代主題歌&映画OPテーマソング歌手・Machicoさん【連載第8回】
2023年10月21日(土)、毎年恒例となったライブ「ひろがるスカイ!プリキュアLIVE2023 Hero Girls Live ~Max!Splash!GoGo!~」がパシフィコ横浜・国立大ホールにて昼夜の2公演に渡り開催されます。
今年も豪華キャストが集結。『ひろがるスカイ!プリキュア』のキャスト陣の関根明良さん、加隈亜衣さん、村瀬 歩さん、七瀬彩夏さん、古賀 葵さん、オープニング・前期エンディング主題歌歌手の石井あみさん、エンディング主題歌歌手の吉武千颯さん、歴代プリキュア歌手のMachicoさんと北川理恵さん、さらに「キボウノチカラ~オトナプリキュア’23~」より「キュア・カルテット」(五條真由美さん・うちやえゆかさん・工藤真由さん・宮本佳那子さん)も参戦! ときめきがいっぱいにひろがる1日になりそうな予感です。
アニメイトタイムズでは、毎年「プリキュアライブ」のリレーインタビューをお届けしています。今年は出演者13人にインタビュー!第8回はMachicoさんです。
『ヒーリングっど♥プリキュア』から主題歌シンガーとして活躍し、大ヒット上映中の『映画プリキュアオールスターズF』OPテーマソング「For “F”」では、石井あみさんとデュエットと、プリキュアシリーズで欠かせない存在のシンガーであるMachicoさん。
近況を振り返りつつ「プリキュアライブ」のこと、7月にリリースされた『ひろがるスカイ!プリキュア』ボーカルアルバム ~FLY TOGETHER!!!!!~収録曲などについてうかがいました。
『プリキュア』は私にとってのホーム
──少し前のこととなりますが、3月25日(土)に開催された『Machico♡プリキュアのうた!』リリース記念!バースデースペシャルトーク&ライブのご感想から聞かせてください。
Machicoさん(以下、Machico):めちゃくちゃ愛に溢れた1日を過ごさせていただきました! 私自身、バースデーイベントを30歳の節目に初めてやらせてもらったんです。
バースデーイベントはそれまでしたことがなかったので「30歳で最後かな」と思っていたら、まさか『プリキュア』のリリースイベントという形で、お誕生日にイベントをやらせていただけることになったので、すごく幸せでした。
今回はゲストに吉武千颯ちゃんが、さらに夜公演にはサプライズゲストで北川理恵さんが来てくれて。大好きな人たちに囲まれながら、自分の新たな可能性を見つけてくれた『プリキュア』の楽曲を歌って誕生日当日を過ごせるなんて!と。しかも2回まわしでやらせてもらって!
実は当初、披露曲はもうちょっと少ない予定だったんです。でもせっかく『Machico♡プリキュアのうた!』というベストアルバムを出させていただき、しかも誕生日にライブをやらせていただけるとのことで、2部を通して全曲みんなが聴けるように、というセットリストにしました。それにプラス、歴代の衣装を着られるように。
──あまり見られなかった『ヒーリングっど♥プリキュア』の衣装姿も。
Machico:そうなんです!『トロピカル〜ジュ!プリキュア』(以下、『トロプリ』)や『デリシャスパーティ♡プリキュア』(以下、『デパプリ』)は衣装を着る機会が多かったんですけど、『ヒーリングっど♥プリキュア』(以下、『ヒープリ』)の時はコロナ禍だったからイベントがあまりなくて。
Machicoのプリキュアの歴史を感じてもらえるようなライブにするための提案をさせていただきつつ、それを叶えてもらいました。しかも『トロプリ』の衣装で、3人でステージに出るのは 2021年の「横浜音祭り」以来。
そもそも吉武ちゃん、理恵さんで揃うのがレアすぎて。お忙しい中、本当に急遽来ていただいたんです。しかもあの時は舞台期間中だったのに……でも理恵さんは理恵さんで、ケーキやお花のサプライズをしてくれて。
私にとってプリキュアの現場はホームなんです。この3年でいっぱいご一緒させてもらった吉武ちゃん、理恵さんがいてくれたおかげで、緊張は一切なく、ただただ楽しくて、本当に幸せでした!これ以上の誕生日を今後迎えられるのかな?ってくらい。
──その後、DMM TVオリジナル番組「A-LIFE」では、『プリキュア』シリーズ音楽プロデューサーであり、Machicoさんの恩人である井上 洸氏からの手紙をもらい、涙する一幕も。
Machico:井上さんは忖度なしにディレクションをしてくれるタイプなんです。さまざまなシンガーさんの曲をディレクションし続けている方ですから。
井上さんを唸らせることができるのか、というのが課題でした。「私は井上さんを1回も唸らせることができなかったな」という心残りが少しあったのですが……お褒めの言葉をいただき、思わず胸が熱くなりました。
──先日のインタビューで「Machicoさんへの期待値の高さゆえ」厳しくディレクションをされていたというお話をしていました。
Machico:また私を熱くさせるような言葉を(笑)。でも嬉しいです。『プリキュア』にシンガーとして関わらせてもらうようになってから、歌のレベルが絶対的に成長した!という実感があります。
昔は低音が安定せず、だからこそ限られた声しか出せなかったところがあったんですけども、『プリキュア』シリーズの楽曲はレンジが高いところから低いところまであって。しかも、「ここからそこいく!?」というような音程も出てきます。
でも「Machicoならできるよね!」と言われたら、私は負けず嫌いなので「できますけど!」と、期待に応えたくなります。実際に期待してもらっているからこそ、そういう楽曲をいただけるんだという気持ちでやらせていただいていました。
井上さんはきちんと人を見て「この子にはこういうディレクションをしたほうが良いものをだしてくれる」という指導をしているイメージがあります。それと、井上さんはテイク数が少ないんですよ。
限られた回数の中でベストなものを出さなきゃいけないので、それも自分的には気合いが入るところです。井上さんに見ていただいて良かったなと思いますし、シンガーとしてもいろいろな武器を持たせてもらいました。
──今は磨きあげられた武器だらけじゃないですか。
Machico:ガチャガチャ〜、ワチャワチャ〜!って感じで(笑)。まだまだ磨くぞ!って感じです。