【PR】普通のバトルロワイヤルじゃ物足りない方にオススメ! フェティッシュみのあるバトルロワイヤルがクセになる!?——秋アニメ『カミエラビ』レビュー
CGだからこそ表現できた異常な世界観
『カミエラビ』はフルCGアニメーション。ここで正直な話を打ち明けると、筆者自身CGアニメというものに抵抗がありました。決して嫌いといわけではなく、見慣れていないだけで苦手意識があったのだと思います。
最初は少し見慣れていない映像に違和感を覚えましたが、第1話を見終わった後には違和感も苦手意識もなくなり、“フルCG”であるということ自体忘れていました。それだけストーリーに引き込まれ、没頭していたんだなと。
なので、ぜひフルCGに苦手意識を持っている方でも『カミエラビ』を観てほしい!という気持ちがあります。きっとフルCGに対する苦手意識が消えるほど、物語に没入していくはずです。
意外性のあるストーリーはもちろんのこと、バトルロワイヤルだからこそ、バトルシーンは迫力のある映像となっています。『炎炎ノ消防隊』『ソウルイーター』を手がけた大久保氏によるキャラクターたちが、各々の能力で戦うシーンは“カミサマ”のような狂気的な美しさ。
これまで『シドニアの騎士』や『BLAME!』など多数のフルCGアニメを世に送り出してきた瀬下寛之監督は「異常な世界観をナチュラルな絵柄ではなく、むしろCGだからこそうまく見せることができると思います」と語られていましたが、第1話をご覧いただければ本当にその通りだと感じるはずです。
さらに、PS4用ゲーム『NieR:Automata』のBGMなどを手がけたクリエイター集団・MONACAが音楽を担当しているので、音楽と映像の相乗効果でより多くの感覚が刺激されます。
『カミエラビ』の世界観とCG&音楽が見事にマッチしているからこそ、食わず嫌いはもったいない! CGに苦手意識を持っている方でも、まずは第1話を味見してください。きっとその味にやみつきになるはずですから。
▼世界観溢れる楽曲! オープニングテーマ「ELAIZA「スクラップ&ビルド」
“カミサマ候補”たちが持つ能力と武器
個人的に本作ですごく心に刺さったものがありました。それは、“カミサマ候補”がそれぞれ持つ「Ability(能力)」です。
たとえば、ゴローの「愚者の聖典」は不思議な少女・ラル(CV:佐倉綾音)に言葉で伝えると能力が発動します。大きな本を掲げて能力を発動するという姿にオタク心がくすぐられますが、ゴローに寄り添うラルが本当にかわいいんです。
ラルは能力「愚者の祭典」に目覚めたのと同時にゴローの元に現れた謎の存在。いずれは正体が明かされると思いますが、第1話ではゴローをサポートする相棒のようなポジションです。
ちなみに、他のカミサマ候補たちにもそれぞれ異なる能力を与えられます。第1話でも出てくるホノカの能力は「謝肉祭」。
この言葉だけ見るとホラー要素を感じると思いますが、この能力の発動源がユニークで「これアリなの!?笑」とツッコんでしまいました。
また、能力の発動シーンはもちろんのこと、ゴローの聖典やホノカの巨大な武器など、それぞれが手にする武器のデザインが本当に個性的でカッコいい……!
『ソウルイーター』の魔武器や『炎炎ノ消防隊』の能力武器が好きな方には、必ず刺さると思います! こういう武器の特徴やデザインというものは、なぜかオタク心をくすぐりますよね。
第1話で登場する能力はまだ一部に過ぎませんので、次に出てくるキャラクターの能力を予想しながら見るのも楽しみ方の1つです。
豪華クリエイター陣が贈るド変態フェティッシュ・バトルロワイヤル
ネタバレを最小限に抑えて『カミエラビ』のレビューをお届けしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
他のバトルロワイヤルには見られない“フェティッシュ感”、人に見せたくない欲望をむき出しにするキャラクターたち、CGならではの異常な世界観、カミサマ候補たちが持つ能力と武器など、アニメファンがハマる要素がてんこ盛りです。
原案をヨコオタロウ氏、シリーズ構成・脚本をじん氏、監督を瀬下寛之氏、キャラクターデザインを大久保篤氏と、豪華陣営が贈る『カミエラビ』は2023年10月4日よりフジテレビ「+Ultra」ほかにて毎週水曜24:55〜放送開始。
「天才と変態は紙一重」と言いますが、天才クリエイター陣たちによるド変態フェティッシュ・バトルロワイヤルは絶対に面白いこと間違いなし!
普通のバトルロワイヤルに飽きてしまった方はもちろん、フルCGに苦手意識を持っている方でもオススメしたい今秋注目のアニメ作品です。ぜひ第1話をご覧いただき、感想をSNSなどに呟いてくださいね!
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TVアニメ『カミエラビ』作品情報
放送情報
2023年10月4日よりフジテレビ「+Ultra」ほかにて毎週水曜24:55〜放送
※放送時間は変更の可能性がございます
フジテレビ:10月4日より毎週水曜24:55~
関西テレビ:10月5日より毎週木曜26:25~
東海テレビ:10月7日より毎週土曜25:45~
北海道文化放送:10月8日より毎週日曜25:10~
テレビ西日本:10月4日より毎週水曜25:55~
BSフジ:10月11日より毎週水曜24:00~
AT-X:10月8日より毎週日曜23:00~
※毎週(木)29:00、毎週(日)8:00にリピート放送あり
イントロダクション
原案:ヨコオタロウ × 脚本:じん × キャラクターデザイン:大久保篤 × 監督:瀬下寛之
稀代のクリエイター達による完全オリジナルTVアニメが登場!
大ヒットゲーム「NieR:Automata」のディレクターとして世界に絶望と感動を与え続けるヨコオタロウ。
そのヨコオの驚くべき発想の数々に呼応したクリエイターが結集。
これまで多くの少年少女たちを虜にしてきたじん(「カゲロウプロジェクト」)が脚本を手掛け、魂を。
ヒット作を連発する漫画家大久保篤(「炎炎ノ消防隊」「ソウルイーター」)が
キャラクターデザイナーとして肉体を。
そして、ビジュアル表現の最先端を切り拓いてきた瀬下寛之(「シドニアの騎士」や「BLAME!」)がその生まれたてのカタマリに、圧倒的な生命力を与える。
2023年の終わりに「カミエラビ」が始動する。
ストーリー
「神様、世界は今日も健やかに狂っています。」
都内私立高校に通う高校一年生のゴローには、「望み」や「夢」もなければ「野望」もない。
世界は彼にとって「無関心」なものであり、同じ学校の同級生であるホノカに淡い憧れを抱きながら、親友のアキツと変わり映えのしない退屈な日常を過ごしていた。
そんなある日、ゴローのスマートフォンに奇妙な通知が届く。
「あなたは選ばれました。願いを吹き込んでください」
悪質なスパムだと思ったゴローは「憧れのホノカとエッチなことがしたい」とつぶやく。すると翌日ホノカに誘われ、人気のないゲーセンでズボンを降ろされて…。
「大願成就、おめでとうございや~す!」
そこに突如現れた不思議な少女ラル。一連の出来事に混乱するゴローに、残酷な運命を告げる。
ゴローは「大いなる意志」に選ばれ、願いを叶えるため「神様」の座をかけて、他のカミサマ候補たちと最後の一人になるまで殺しあうのだと。
与えられた能力は「愚者の聖典」。自分自身に降りかかる「不幸」を代償に、世界の因果を捻じ曲げ、この世の理を自在に操る力。
真っ先にゴローを殺そうと現れた最初のカミサマ候補は、あろうことか憧れのホノカだった。
容赦なく襲い掛かってくるホノカに対して、ゴローがとった選択とは―?
かくして、秘密を抱えたカミサマ候補達によるフェティッシュ・バトルロワイヤルが開幕する――!
スタッフ
原案:ヨコオタロウ
監督:瀬下寛之
副監督:井手恵介/石間祐一/りょーちも
シリーズ構成・脚本:じん
キャラクターデザイン:大久保篤
アニメーションキャラクターデザイン:山中純子/もりやまゆうき
プロダクションデザイン:田中直哉/フェルディナンド・パトゥリ
造形監督/光画監督:片塰満則
モーショングラフィックデザイン:佐藤晋哉
神器デザイン:帆足タケヒコ
アニメーションディレクター:得丸尚人
CGスーパーバイザー:鮎川浩和/菅井 進/前田 哲生/永源一樹
美術監督:芳野満雄/松本吉勝/宍戸太一
音響監督:山口貴之
音楽:MONACA
オープニングテーマ:ELAIZA「スクラップ&ビルド」
エンディングテーマ:Alisa「Bleed My Heart」
アニメーション制作:UNEND
企画・プロデュース:スロウカーブ
キャスト
ゴロー:浦 和希
ホノカ:松本沙羅
アキツ:内田修一
チカ:阿部菜摘子
コウキ:梶原岳人
イヨ:楠木ともり
ミツコ:ファイルーズあい
タツヤ:新 祐樹
ラル:佐倉綾音