樋口楓さん、熊田茜音さん、TRUEさん、叶さんが熱唱! Lantisによる合同フリーイベント「でろーんのトモダチフェス」「ひぐちとかなえ」公式レポートが到着
にじさんじ所属のバーチャルライバー・樋口楓さんの4thシングル『三D』のリリースを記念したフリーイベント『Lantis Presents でろーんのトモダチフェス〜熊田茜音さんとTRUEさんと一緒〜』、『Lantis Presents ひぐちとかなえ at 池袋・サンシャインシティ 噴水広場』が、9月5日・6日の2日間、池袋・サンシャインシティ噴水広場で開催されました。
本イベントには、樋口さんに加え、1日目に熊田茜音さん、TRUEさん、2日目に叶さんが出演。
このたび、レーベルメイトたちを迎え、あらゆる意味で垣根を感じさせないユニークな催しとなった本イベントの公式レポートが到着しました。
『Lantis Presents でろーんのトモダチフェス〜熊田茜音さんとTRUEさんと一緒〜』公式レポート
1日目は『Lantis Presents でろーんのトモダチフェス〜熊田茜音さんとTRUEさんと一緒〜』と題した、声優アーティストの熊田茜音、アニソンシンガーのTRUEとの合同リリースイベント。
会場の池袋・サンシャインシティ 噴水広場といえば、数々の有名アーティストがイベントを行ってきた“聖地”として知られるスペースだが、おそらくVTuberと生身のアーティストが一緒にイベントを行うのはこれが初ではないだろうか。
三者のファンが期待の目でステージを見守る中、開演時刻の18時になると、施設備え付けの大型ビジョンに樋口が登場。
ブルーのコートにパンツルックというアーティスト活動ではお馴染みの恰好でステージ風のセットに立つ彼女は、挨拶もそこそこに早速ニューシングル『三D』より、TVアニメ『英雄教室』のオープニング主題歌「Bravery? Naturally?」を爽快な歌声で届ける。楽曲に合わせて噴水が上がる、この会場ならではの演出も見ものだった。
その後のMCで樋口は『トモダチフェス』というイベント名の由来は、TVアニメ『英雄教室』にあることを説明。同アニメの主人公・ブレイドが友達作りを目的にしていることから、樋口もTRUEや熊田、そして会場の観客とも次元の垣根を越えて友達になれたら、という想いを込めて『トモダチフェス』と名付けたのだという。「小学生が考えたようなタイトルですけども(笑)」と笑ってはいたが、彼女らしい素敵なネーミングだ。
そして最新シングルより、ゲーム『すだまリレイシヨン』のオープニング主題歌「Around the bizarre world」、ドラマ『量産型リコ -もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-』のオープニングテーマ「ぶっ飛んでラニカイ」を披露。ダークな曲調に合わせて熱と影のあるパワフルな歌声を響かせた前者、手振りと共にノリの良いパフォーマンスを披露した後者と、それぞれでまったく異なる魅力を見せつけた。
さらに「せっかくの“トモダチフェス”なのでもう1曲歌わせていただいてもいいですか?」と語ると、熊田茜音を呼び込んで、熊田の最新シングルに収録されている2人のコラボ曲「Take My Chance(feat. 樋口楓)」をライブ初披露。
噴水広場のステージを元気いっぱいに動き回りながら歌う熊田と、大型ビジョンからエネルギッシュな歌声を届ける樋口。次元を超えた“トモダチ”のパワーが会場の熱気をグングンと上昇させていく。そのまま樋口からライブを引き継いだ熊田は、「今日はめっちゃ晴れましたよね?なのでこの曲を持ってきました!」と告げて自身のデビュー曲「Sunny Sunny Girl◎」を、太陽のようにまぶしい笑顔を浮かべながら歌唱。
続く「Brand new diary」では、ときにクルッとターンしたりステージ上を無邪気に動き回りながら、観客に発破をかけて歓声と熱気を引き出す。
噴水広場が憧れのステージの1つだったと語る熊田が、最後に歌ったのは、彼女の最新シングルの表題曲であり、TVアニメ『英雄教室』のエンディング主題歌でもある「Another Self」。その温かで力強い歌声、ファンの目をしっかりと見つめて向き合う真摯なパフォーマンスに、心を奪われた人は多かったのではないだろうか。
そしてTRUEが静かに、かつオーラを感じさせる堂々とした佇まいでステージに登場。
「最後までどうぞ音楽を楽しんでください」と呼び掛けた彼女は、「DelighT」でライブをスタート。ファンからクラップと歌声の音源を募って制作されたこの楽曲、全編にわたって観客とクラップや「Wo-Oh」という歌で一体になれるパートがあり、TRUEは歌いながら「せーの!」と声をかけて観客との団結感を作り上げていく。
結構複雑なパートも多いのだが、YouTubeに上がっている練習動画でしっかりと予習してきたファンが多かったのか、その統率ぶりは壮観のひと言だった。
続く「Another colony」では、すべての杞憂を吹き飛ばすような希望と生命力に溢れた歌声を噴水広場いっぱいに響き渡らせ、そのすさまじい声量に思わず足を止めて見惚れる人もちらほら。
そして最後は、劇場アニメ『特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~』の主題歌「アンサンブル」を歌い、壮大なオーケストラサウンドとそれに負けないパワフルなボーカルによる圧巻のアンサンブルで、イベントのライブパートを大団円で締め括った。