秋アニメ『豚のレバーは加熱しろ』豚役・松岡禎丞さん&ジェス役・楠木ともりさん メールインタビュー|豚とジェスは、お互いを信じ合っているところが素敵
第26回電撃小説大賞にて《金賞》を受賞した、逆井卓馬先生によるライトノベル『豚のレバーは加熱しろ』。本作のTVアニメが10月7日(土)より放送開始となります。
異世界に“ただの豚”として転生してしまったオタクの青年が、人の心を読み取れる種族「イェスマ」の少女・ジェスと出会い、冒険を繰り広げる“豚転生ファンタジー”である本作。
時折、残念な欲望が漏れ出てしまうものの、根は優しく、頭の回転も早い豚を松岡禎丞さんが、豚の妄想にも健気に応えようとする、心優しい天使のような少女・ジェスを楠木ともりさんが演じます。
アニメイトタイムズでは、放送開始を記念し、松岡さん&楠木さんにメールインタビューを実施! 作品や自身の役、そしてお互いの掛け合い相手となるキャラクターの印象についてなどを伺いました。
アニメのジェスは純粋さ、儚さ、優しさに振り切って演じた
――初めて作品資料や、原作、ストーリーを読んだ際の印象や、魅力を感じた点をぜひお聞かせください。
豚役・松岡禎丞さん(以下、松岡):豚と少女の邂逅というのが新しいスタイルですよね。でも始まってみたら全然違和感がなく、面白いストーリー展開なので、楽しく観ていただけると思います!
ジェス役・楠木ともりさん(以下、楠木):初めて作品に触れたのは原作PVでジェスを演じさせていただいた時だったのですが、ジェスに対して「Sっぽく」というディレクションをいただいたのと、そういったセリフも多かったので、そういう作品なのかなと(笑)
しかしPVの時点でそれだけではないことはわかって、後に待つシリアスな雰囲気の展開に非常にドキドキしていました。
――アフレコの際、役を演じるうえで心がけていたことや、音響監督・スタッフから受けたディレクションにて、印象に残っているものがあればお聞かせください。
松岡:ものすごく自由にやらせていただいたっていう印象が強いです。あえて言うなら、初回のキャラ付けで方向性が変わったなと思いました。最初はめっちゃクール豚、知的な豚で演じてくださいと言われていました。どんな「豚」になったかお楽しみに!
楠木:アニメでは「Sっぽく」といったディレクションはなく、どちらかといえば素直で純粋、優しい雰囲気の女の子像を作っていきました。紛れ込むセリフに少しだけ意味が出るように意識する箇所もいくつかありました。息を多めに吐きながらの演技なので、長台詞がかなり難しく、リテイクもたくさん重ねさせていただきました。
――2020年に公開された原作小説のPVから同役を演じられています。アニメ化に際し、過去より変化させた部分や膨らませた部分などがあればお聞かせください。
松岡:基本的にはなく、自分がやりたいことをやらせていただきました。それがうまく現場の役者陣とハマるんですよ!ただ、楠木さんには毎回何やってくるのかわからないから怖いって言われてました(泣)
楠木:Sな部分を取り除き、助けたくなる純粋さ、儚さ、優しさに振り切ったので、実はかなり演技は変わっているのではないかなと思います。
人の心を読むことができるので、豚さんに喜んでもらえるように彼女なりに考えて話すセリフもありましたので、それは放送を楽しみにお待ちいただければと思います。