ハードな展開を感じさせないロン&トトのドタバタ会話劇! コメディとシリアスが融合した第1話を振り返り──秋アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』鴨乃橋ロン役・阿座上洋平さん&一色都々丸役・榎木淳弥さんインタビュー
マンガ『家庭教師ヒットマンREBORN!』や『エルドライブ【ēlDLIVE】』などで知られる天野明先生の最新作『鴨乃橋ロンの禁断推理』がTVアニメ化! 2023年10月2日より1st Seasonの放送・配信がスタートしました。
本格的な推理要素に加え、ワケありの天才探偵・鴨乃橋ロンと、ピュアなマヌケ一と称される刑事・一色都々丸(トト)が凸凹探偵コンビを結成!? 軽快なやり取りで事件を解決していくふたりのバディ要素も見どころです。
今回は、鴨乃橋ロン役・阿座上洋平さん、一色都々丸役・榎木淳弥さんのインタビューの後編をお届け! 放送された第1話の感想、演じるにあたってのポイントなどを伺いました。
前編はこちら
念願のジャンプ系作品!頼れる相棒とのワクワクする収録
──話は遡りますが、阿座上さんはキャスト発表時のコメントで「『ジャンプ系作品のメインキャラを演じる!』という長年の願いが見事に叶いまして」と綴られていました。
鴨乃橋ロン役・阿座上洋平さん(以下、阿座上):やはりジャンプ作品は良いもんですよね、先輩!
一色都々丸役・榎木淳弥さん(以下、榎木):(笑)
──榎木さんもほか作品で主演をやられていますものね(笑)。
榎木:集英社さんの作品は最高です。
──(笑)。榎木さんにとっても、ジャンプの存在は大きいですか?
榎木:ジャンプといえば小さい頃、お小遣いを握りしめて買いに行っては夢中になって読んでいました。今では出演するたびにその頃を思い出して、嬉しさを実感します。
──阿座上さんはジャンプに対して、どんな思いがありますか?
阿座上:ジャンプ“さん”は子供の頃から読んでいたので。
榎木:ジャンプ“さん”?
阿座上:やはり声優としてジャンプさんの作品に出演することは夢でしたから。しかも、今回は天野先生の作品。学生の頃、『家庭教師ヒットマンREBORN!』のアニメが放送されていたので知っていましたし、絵柄が特徴的で印象に残っています。
──そういった面でも念願の出演だったわけですね。
阿座上:そうですね。去年、2023年の夢として「ジャンプ作品に出演したい」と言っていたんですよ。言ってみるものですね(笑)。口に出して言うことは大事だと実感しました。
──阿座上さんはそれだけ思い入れがあると緊張もあったのでは?
阿座上:淳弥と一緒に録っていたのでそこまで緊張はなく、むしろ楽しく演じられそうだと思いました。実際、テスト収録をしたとき、自分の中で「お芝居を楽しもう」という気持ちが強くて。緊張よりも楽しみが上回っているんだと実感できたんです。
──憧れの作品といえど、プロとしての気持ちのほうが上回ったと。
阿座上:そうですね。演じたかったという思いはありますが、プロの仕事なので、モチベーションを楽しむ方向にシフトして挑みました。
あとは相手が淳弥だったのも大きいと思います。はじめましての人とは「どういう人なんだろう」とか「どういうお芝居をされるんだろう」みたいなところからスタートしますが、淳弥は見知った相手なので、むしろワクワクしました。
──おふたりはもともとご親交があるんですね。
榎木:デビュー当初、共演したことがあります。そこから会う機会は減っていたんですが、最近になってまた増えましたね。
阿座上:そうだね。
榎木:阿座上君は壁を作らないタイプなのですごく話しやすくて。僕も毎回アフレコが楽しかったです。
──ちなみに、ジャンプ作品で思い入れが強い作品はありますか?
阿座上:(榎木さんを見ながら)絶対に出さないといけないタイトルがあるよね?
一同:(笑)
阿座上:僕は純粋に一読者として『ONE PIECE』が好きで、今でも『週刊少年ジャンプ』で追っています! ほかにも『HUNTER×HUNTER』とか『DEATH NOTE』が思い出深いです。
榎木:王道だと『HUNTER×HUNTER』です。でもちょっとエッチな作品も好きでしたね。
阿座上:『いちご100%』でしょ?
榎木:そうそう。
阿座上:めっちゃわかる(笑)。
榎木:中学生の頃、すごく流行っていて、友達同士で「誰派?」みたいな話をよくしました。ほかにも『I”s<アイズ>』とか。
阿座上:あぁ!
榎木:そんな、少年の夢を膨らませてくれるような作品も好きでした。