『とあるおっさんのVRMMO活動記』ミリー役&EDアーティスト・岡咲美保さんインタビュー|ED曲「キボウノレシピ」は“気楽さ”や“一緒に歌うこと”を大切にした楽曲
MVでは岡咲さんがスイーツ作りに挑戦! とあるシーンは急きょカットを追加して完成させた!?
――「キボウノレシピ」のMVでは、手でいっぱいハートを作っていましたね。
岡咲:料理シーンで、「私が今届けられるハッピーオーラは何だろう?」と考えた結果です(笑)。「キボウノレシピ」というタイトルが決まって、レコ―ディングも終えた時、監督さんと打ち合わせをして「MVではやっぱり料理だね」と方向性が決まりました。衣装も「かわいい衣装でお願いします」とオーダーさせていただいて、私はアイドルっぽい衣装も好きなので、私の「好き」も入れていただきました。
ダンスを入れてほしいとお願いして、ダンス自体も難しいものではなく、上半身の身振り手振りでできるような振りを入れていただきましたので、皆さんにもライブや、聴いている時に体を動かしてもらえたら嬉しいです。
映像もかわいくて、モーションも入っていたりして、ポップな映像になったし、料理もさせていただいたし、盛りだくさんなMVになりました。また、どんなシーンでも笑顔なので、気楽に見ていただけるかなと思います。
――スイーツを作るシーンがありましたが、岡咲さんは普段、料理をされますか? 包丁で切るシーンの包丁の持ち方が危なっかしく見えて。
岡咲:インタビュアーの方ほぼ全員に言われました(笑)。あの撮影の時は周りのスタッフさんたちの目に見えない緊張感があって。それまでは和気あいあいと撮影していたのに、あのシーンになったら「この子に包丁を持たせて大丈夫?」という雰囲気の中で「いきま〜す!」という感じでやったので(笑)。
――ぎこちなく見えたのは撮影現場の雰囲気やプレッシャーがあったからだと?
岡咲:確かに料理はしませんけど(笑)。打ち合わせの時も「本当に料理でいくんですか?」と軽いジャブを入れてみましたが、「絶対に楽しい感じになる」と言われて。完成したケーキにクリームを絞った時に「ヤバっ!」というカットがMVで採用されていますが、全然うまくできなくて。お茶会で置かれているケーキを作って映像的に繋がる予定でしたが、どう見ても私が作ったとわかるものができてしまい、急きょ部屋の電気を消して、「ガ〜ン」と衝撃を受けているカットを撮影してから、魔法をかけて「わ〜っ! 完成した〜!」という演出にしていただきました(笑)。
――そんな裏話があったとは(笑)。 お茶会のシーンは豪華なアフタヌーンティーセットがあって、いろいろなスイーツが並んでいて、いろんな意味でハイカロリーな映像ですね。
岡咲:いいカットを使っていただきたいなと思って、たくさんスイーツを食べましたが、真夏に外での撮影だったので灼熱の状態で、グミは溶けてジュレみたいになっていましたが、割とおいしかったです(笑)。
――有名ホテルのアフタヌーンティーに行っても、あれだけの量を1人で食べることはまずないですよね?
岡咲:映像の私はかなり浮かれていますね(笑)。食べたい時は我慢しないで食べたほうがいいと思いますけど、あの量はやっぱりMV仕様ですね。
――手描きイラストが映像中にたくさん映っていましたが、あれも岡咲さんが?
岡咲:あれは監督さんが入れ込んでくださった絵です。うさぎちゃんとかめっちゃかわいいですよね。現場で確認させていただいたもの以上に、完成映像は華やかになったと思うし、『とあるおっさんのVRMMO活動記』のED曲にふさわしい映像に仕上げていただいて、監督さんやスタッフの皆さんに感謝しています。
――でも「おっさん」らしくはないような?
岡咲:確かにそうかも。でも甘いものは人生に大切ということで(笑)。
――この曲はシングル「ココロトラベル」のカップリング曲ですが、楽曲の雰囲気やテーマ性、そしてMVも撮影されていることを考えると、ダブルAサイドシングルと言ってもいいかもしれませんね。
岡咲:そうですね。収録されている2曲は音楽性もMVもそれぞれ世界観を際立たせたシングルにしたいなと思ったので、おもしろい1枚になったかなと思います。
「キボウノレシピ」は曲のテーマを考えてからコンぺで曲を募って、曲を選んでからも歌詞の相談をさせていただいたりと、楽曲制作にたくさん関わらせていただくようになったばかりの頃に制作した曲で。まだ右も左もわからなかったけど、自分の「好き」を信じて形にしていって、プロデューサーさんやスタッフさんたちと相談し、いただいた意見を参考にしながら制作していきました。
このシングルへの取り組み方自体が「キボウノレシピ」で歌っていることに通じるし、自分が深く関わった分、愛情もひとしおです。皆さんがアニメと一緒にこの曲を楽しんでくださっていたら嬉しいです。
――ご自身で一から関わって作り上げていく点では、楽曲制作と料理は近いかもしれませんね。
岡咲:そうですね。アーティスト活動の中で、歌うだけではない、自分らしさを表現できる場所を与えていただけるのはとても幸せです。ワタシ色を受け止めてくれた作品としても嬉しい機会でした。
岡咲さんが使えたらいいなと思うスキルは「蹴り」!? ゲームについての思い出も
――では作品にちなんだ質問を。アースは「料理」「木工」「遠視」「製作の指先」「弓」「蹴り」「薬剤」「風魔法」「隠蔽」「身体能力向上」「鍛冶」など、多くのスキルが使えますが、使えたらいいなと思うスキルはありますか?
岡咲:複数でもいいですか? まず気になったのは「蹴り」ですね。
――えっ!? そんなにストレスが溜まっているんですか?
岡咲:いいえ、いざという時の自己防衛ということで。私、強い女性に憧れていて、「こんな時に力があったら……」と想像することも多くて。あと蹴りのフォームがカッコいいとキュンとしちゃうので。でも、あまり使う機会がなさそうで、もったいないので、もう1つ。……じゃあ「薬剤」で。自分も他の人も救うことができそうなので。
――VR(仮想現実ゲーム)やMMO(大規模オンラインゲーム)をプレイされたことはありますか?
岡咲:オンラインゲームをプレイしたことはほとんどなくて。『マリオカート』の通信機能を使って、世界中の人と対戦したことはありますが、ゲーム内で会話をしたり、共闘したことはありません。でもVRやMMOを題材にしたアニメも多いですし、そういうゲームをプレイしているお友達もいるので、話を聞いてワクワクしつつも、最初はちょっと怖いので、誰かと一緒に始めたいなと思っています。
――声優さん同士で、パーティプレイをされている方も多いようですね。
岡咲:そうみたいですね。始めたら世界が広がりそうだなと感じています。
――RPGをプレイされたことはありますか?
岡咲:『ドラゴンクエスト』シリーズが好きで、よくプレイしていました。学生の頃はゲームの世界にのめり込んで、学校が休みの時にひたすらやり込んで。戦ったり、キャラのレベルを上げるだけでなく、壮大なストーリーがあるのがいいんですよね。自分が実際に経験できないことも疑似体験できるし。『ドラクエ9』をプレイした時がちょうど夏休みで、2学期になって授業中に「エルギオスを倒したけど、エルギオスにもいろいろあったな」としみじみ思い出してみたりして(笑)。日常生活では体験できないことを経験させてくれるし、自分の中でも身になっているなと毎回感じています。
――『ワンモア』に参加する時、まずアバターを作成しますが、もし『ワンモア』で自分のアバターを作るとしたら?
岡咲:『ワンモア』はお友達が作りやすそうですし、戦う以外の道も残されているので、ゲームの中では平和的に暮らしたいなと。なので女の子キャラで、私と同じようなアバターを作って、お友達をたくさん作りたいです。名前はゲームの世界観を出した、もっとキラキラした名前にしたいです。年齢や身長はそのままで、髪色は最近、派手色にしていないので、ピンクとかアバターだからできる色にして。スキルは「蹴り」……あれ? 友達も変わってきそう(笑)。さっきのは現実世界での話なので、ゲームの中ではやっぱり「魔法」です。ファンタジー系のアニメでも魔法にすごく憧れるし、魔法のステッキにときめくので。
各キャラごとに見どころやおもしろさがある作品。第3話以降も、どんな登場や活躍をするのか楽しみにしてほしい
――来年1月27日に、神奈川・関内ホールで1stワンマンライブを開催されますね。
岡咲:決まった時からドキドキとワクワクが止まりません。デビューして約2年半くらいのタイミングですが、デビューした時からワンマンライブを目標に掲げて走ってきました。
振り返ると、ライブができるくらいの曲数を歌わせていただいてきたんだなと。どの曲もすごく好きなので、皆さんに生で届けたいという気持ちもありますし、この1stライブは自分がやってきたことや成長を確かめていただける場だと思うので、一瞬一瞬をかみしめながら皆さんと楽しみたいです。
これまでに1回のステージで歌ったのが、最高で4曲なので、ワンマンライブとなるともっともっと歌うことになると思うので、どういう曲順や表現で、ライブという1つの物語を紡いでいこうかなと考えています。皆さんに楽しんでいただけるように頑張ります。
――他にお知らせがあればご紹介お願いします。
岡咲:まず「キボウノレシピ」が11月1日の3rdシングル「ココロトラベル」発売に先駆けて、先行配信中です。シングル発売を記念したリリースイベントも11月4日に行われます。リアルイベントでは私にとって初めてのお渡し会で、皆さんと近い距離で直接「ありがとうございます」と伝えられるので嬉しいです。夜にはインターネットサイン会もあります。
スペシャルイベントも11月19日に開催します。ミニライブもあり、「キボウノレシピ」を生で一番早く聴いていただける機会になりますので、ぜひ会いに来てください。
――最後に、第3話以降のアニメの見どころのご紹介や、EDアーティストとしてのメッセージをお願いします。
岡咲:いろいろなことがテンポよく起きる作品ですので、好きなキャラや好きなお話は見てくださる皆さんそれぞれで違うと思います。それだけ各キャラごとに見どころやおもしろさがありますし、既に公式サイトで発表されているキャラもいるので、どんな登場や活躍をするのか期待して楽しんでください。
ミリーとしては優しく、かわいいところを第一にしつつ、冷静な面や怒らせると怖い面など、いろいろ表情を見せるのでそこも注目していただけたら嬉しいです。
本編で笑って楽しんだ後は、私が歌うED曲「キボウノレシピ」も肩の力を抜いて、楽しんで聴ける曲になっていますので、アニメを見ながら一緒に揺れていただけたらと思います(笑)。今回、役を演じさせていただきながら、その作品のテーマ曲を歌えたことがとても嬉しいです。アニメと一緒に楽しんでいただければと思うし、楽曲のテーマが「気楽に」なので、何かしながら聴いていただくのもいいかなと。特におでかけする時に聴くと足取りが軽くなると思うので、オススメです。たくさん聴いてください。
そして、1stライブでは「キボウノレシピ」も歌うと思いますが、サビの「Let's get it!!」や「君と君と君と」など、よろしければ一緒に歌ってくださいね!
3rd Single「ココロトラベル」商品情報
発売日:2023年11月1日(水)
●CD+Blu-ray盤
品番:KIZM-781~2
価格:1,980円(税込)
●通常盤
品番:KICM-2139
定価:1,430(税込)
CD収録内容(※全形態共通)
M1.ココロトラベル
作詞・作曲・編曲:永塚健登
*完全新作アニメーション『転生したらスライムだった件 コリウスの夢』エンディング主題歌
M2.キボウノレシピ
作詞・作曲・編曲:青柳諒
*TVアニメ『とあるおっさんのVRMMO活動記』エンディングテーマ
M3.ココロトラベル off vocal version
M4.キボウノレシピ off vocal version
Blu-ray収録内容(※CD+Blu-ray盤のみ)
・「ココロトラベル」MUSIC VIDEO
・「キボウノレシピ」MUSIC VIDEO
・MAKING
初回プレス分限定封入(※全形態共通)
スペシャルイベント参加抽選申込券
※11月19日(日)都内某所にて行われる「トーク&ライブ」にご招待いたします。詳しくは後日発表致します。
※11月4日(土)開催のリリースイベントとは別のイベントとなります。
TVアニメ「とあるおっさんのVRMMO活動記」作品情報
放送・配信情報
2023年10月2日(月)より
TOKYO MX、BS11ほかにて放送開始!
【ONAIR】
TOKYO MX:2023年10月2日(月)より 毎週月曜日25:05~
BS11:2023年10月2日(月)より 毎週月曜日25:00~
HTB:2023年10月4日(水)より 毎週水曜日25:55~
AT-X:2023年10月3日(火)より 毎週火曜日23:30~
【STREAMING】
2023年10月2日(月)よりdアニメストア/U-NEXT/アニメ放題にて
毎週月曜日25:00~最速配信開始!
その他配信プラットフォームでも順次配信開始!
STORY
超自由度を誇る新型VRMMO「ワンモア・フリーライフ・オンライン」の世界にアースという名前でログインした、フツーのゲーム好き会社員・田中大地。
モンスター退治に全力で挑むもよし、気ままに冒険するもよしのその世界で彼が選んだのは、使えないと評判のスキルを究める地味プレイだった!
やたらと手間のかかるポーションを作ったり、無駄に美味しい料理を開発したり、時にはお手製のトンデモ武器でモンスター狩りを楽しんだり――
冴えないおっさん、VRMMOファンタジーで今日も我が道を行く!
STAFF
原作:椎名ほわほわ『とあるおっさんのVRMMO活動記』(アルファポリス刊)
原作イラスト:ヤマーダ
漫画:六堂秀哉
監督:中澤勇一
シリーズ構成:待田堂子
メインキャラクターデザイン:渡部裕子、大場優子
サブキャラクターデザイン:西田美弥子、山﨑 香、舛舘俊秀、小島えり、加瀬政広、赤津 豊、出口花穂
美術監督:柴田 聡
色彩設計:渡辺亜紀
撮影監督:野村雪菜
音響監督:土屋雅紀
音楽:TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND
アニメーション制作:MAHO FILM
主題歌
オープニングテーマ:「Magic Writer」saji
エンディングテーマ:「キボウノレシピ」岡咲美保
CAST
アース:石川界人
田中大地:浪川大輔
フェアリークィーン:上田麗奈
ツヴァイ:畠中祐
ミリー:岡咲美保
龍ちゃん:井澤詩織
ピカーシャ:森永千才
ノーラ:朝井彩加
レイジ:木内太郎
カザミネ:白井悠介
ロナ:大空直美
TVアニメ公式サイト
TVアニメ公式ツイッター(@toaru_ossan_pr)
YouTbe
原作公式サイト
書籍情報
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『とあるおっさんのVRMMO活動記28』
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『とあるおっさんのVRMMO活動記11』
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