TVアニメ『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』長縄まりあさん(好本 静役)×瀬戸麻沙美さん(栄逢凪乃役)×朝井彩加さん(薬膳楠莉役)座談会【第3回】|瀬戸さんを悩ませた、声優人生での最難セリフとは?
中村力斗(原作)、野澤ゆき子(作画)による「週刊ヤングジャンプ」連載中の大人気漫画が原作のTVアニメ『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』(略称『100カノ』)が2023年10月より放送中! アニメイトタイムズでは、『100カノ』のキャストに迫る連載を実施中です。
連載シリーズ第2弾の3回目(通算第7回)となる今回は、恋太郎の“運命の人”のひとり《栄逢凪乃》について、長縄まりあさん(好本 静 役)、瀬戸麻沙美さん(栄逢凪乃 役)、朝井彩加さん(薬膳楠莉 役)の3人に語ってもらいます。
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濃いキャラだらけの『100カノ』。収録前に気になったのはキャスト陣
――栄逢凪乃のオーディションはいかがでしたか?
瀬戸麻沙美さん(以下、瀬戸):テープ(テープオーディション)のあとにスタジオオーディションがあったんですが、“AI”(栄逢)っていう名前だし、100人も彼女がいるということなので、「キャラは立てたいな」と思って、他のキャラクターたちとかぶらないような演出でやりたいと思っていたんです。
ただ、淡々と原稿を読むだけより、どこかで表情を見せたほうがいいのかなって考えていました。オーディションで抜粋されているセリフを見て、「なぜここが選ばれたのかな」っていうのもすごく考えました。
ひとまずテープでは自分の思うがままに、漫画のシーンとも照らし合わせながら作ったら、「スタジオに行きます」と言われて、「え! ホントですか!?」と衝撃でした。
――それは、テープオーディションを通過するのは難しいと思っていたということでしょうか?
瀬戸:そうですね。これだけ女の子がたくさんいて、しかもギャグもあって。こういったテンポの良いギャグ作品にあまり出たことがなかったので、「これは挑戦だ!」ってなりながらスタジオに行きました。
凪乃役に決めていただいて、原作はもちろん読んでいたので、「これは大変な現場になるぞ! 激しい現場になりそうだ!」って楽しみに思いました。あと、これだけキャラクターが濃いので、他のキャストがすごく気になりました。
朝井彩加さん(以下、朝井):それは確かにそう!
瀬戸:普段は「現場に行って知ったらいいかな」くらいの気持ちで行くんですが、こればかりは「どんなお声で聞こえてくるのかな?」って、決まったときから気になっていました。。
――事前に他のキャストを把握されてから収録に臨んだのでしょうか??
瀬戸:彩加ちゃんとはプライベートでもよくしゃべる間柄なので、「一緒だね」みたいなことは話した気がします。そこからだんだんとほかのキャストも知っていった感じでした。
――キャストの皆さんを知ったときの印象はいかがでしたか?
瀬戸:楽しみすぎるメンバーですよね(笑)。
朝井:メインのキャストさんを事務所で見せてもらったときに「あー、わかるわかる!」ってなりました。本当に素晴らしいキャスティングだと思います!
瀬戸:皆さんがそう思ってくれていたら、私たちも嬉しいです。
朝井:そうだね! 原作を好きな人がぴったりだなって思ってくださるのが一番嬉しい。
長縄まりあさん(以下、長縄):私は、役に決まりましたよーって連絡を受けたのと同じタイミングくらいにメールで、この方たちです、ドーン!って教えていただいたんです。でも、お二人と思ったことは同じでした。
朝井:「なるほど!」みたいなね。
瀬戸:だって本渡楓ちゃん(花園羽香里役)と富田美憂ちゃん(院田唐音役)なんてもう「ありがとう!!」みたいな感じですよね! すごくぴったりだと思って現場に行ったら、もうすでに役をものにしていたので感動しました。