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映画『ゴジラ−1.0』公開初日舞台挨拶レポート|神木隆之介、浜辺美波、山崎貴ら登壇

皆様の"特別なゴジラ"になればと思います——制作秘話やキャスト陣のゴジラへの思いが語られた映画『ゴジラ−1.0』公開初日舞台挨拶レポート|神木隆之介さん、浜辺美波さん、山崎貴監督ら登壇!

 

「ゴジラ」への誇り——制作秘話も飛び出す

続いては、歴史の長い「ゴジラ作品」に出演したことを自慢したのか尋ねられた登壇者の面々。神木さんは誇らしさよりもプレッシャーのほうが大きく周囲に言えなかったとを打ち明け、山田さんも母親にのみ伝えたと語り、「ゴジラ」という存在の大きさが伺えます。

一方で、公開後に本作の音響の素晴らしさを自慢したという佐々木さん。特に印象的だったのがゴジラの鳴き声で、後日、山崎監督に録音方法を尋ねると、本作のゴジラの鳴き声は千葉マリンスタジアムを貸し切って録音したという制作秘話が飛び出したという。

そのエピソードを受けた山崎監督から補足が入り、「マリンスタジアムに十数人の録音スタッフを配置して、スタジアム全体にゴジラの咆哮を響かせて録音しました」と語られると会場からは驚きの声が上がりました。佐々木さんも思わず「この話を自慢してやりましたよ! 皆さんもしてください」と興奮を隠せない様子でした。

浜辺さんも山崎監督から聞いた「ゴジラの掌の向き」についてのエピソードを自慢したそう。従来のゴジラは「獣」のように掌が下を向いており、『シン・ゴジラ』に登場したゴジラは神様だから手が上を向いていると解釈した山崎監督は、本作のゴジラの掌を横に向けることで「獣と神」の中間の存在と決めたと説明。浜辺さんは、ネタバレができない中、この話をすることで悦に入ってしまったと笑顔を見せました。

海軍航空隊の整備部にいた人物・橘宗作を演じた青木崇高さんは「誉れですよね。5歳の頃にゴジラのおもちゃで遊んでいた自分に自慢したいですね」と、家族のほとんどがゴジラの大ファンだと語る安藤さんも「これから家族たちが本作を鑑賞するので自慢したいと思います」と「ゴジラ作品」へのリスペクトを感じさせるコメントを残しました。

 

体当たりで挑んだリアルすぎる撮影現場

撮影時に大変だったこととして、神木さんは大型バイクに乗車したシーンをあげ、人生で2回目に乗るバイクがマニュアル式の大型で内心焦りながらも演技していたと語りました。

ゴジラから逃げるあるシーンのアクションを自身で担当した浜辺さんも、次の日上手く歩けなくなるほどの筋肉痛になったと話し、肉体的にも大変な作品だったということが伝わります。

佐々木さんは、先程も話に上がった海上・船のシーンのエピソードを披露。一級船舶免許を持っており船酔いにも耐性があると思っていたが、木造船の揺れに驚いてしまったと苦笑い。山田さん、吉岡さんも船の縁で撮影したシーンがあまりにも怖かったと言い「あれをCGだと思われたくない!」と声を大にして主張していました。

VFXの表現に定評のある山崎監督がなぜロケ撮影にこだわったのか聞かれると「ドキュメンタリーじゃないとあの顔はできないんじゃないかなと思いました」と演出へのこだわりを語りましたが「一番最初に船での撮影を後悔したのは僕です」と告白。船上で、撮影が始まる前にモニターのチェック等をする段階から気分が悪くなってしまったと笑いを誘います。

神木さん演じる敷島との殴り合いのシーンが大変だったと語る青木さんは、敷島を嫌いになるように役を作り込んでおり、撮影当日には神木さんに変な態度を取ってしまったと語りました。対して、神木さんはそんな激しいシーンの撮影中でも、優しく声をかけてくれる青木さんに感動した、と明かしました。

 

フロムジャパンの力を見せつけてきますよ——国を超えて公開される本作をぜひ劇場で!

日本映画でも最大クラスの上映館数(1500館以上)で、北米にて公開される本作。米・ロサンゼルスにて行われる北米プレミアに、作品を代表して神木さんと山崎監督が参加します。

渡米に対してコメントを求められると「フロムジャパンの力を見せつけてきますよ。どのような反応が返ってくるのか未知数ですが、本家が乗り込むぞ!という気持ちで堂々と行ってきます」と自信満々な山崎監督。神木さんは「監督についていけば安心ですね。日本の文化やゴジラというものが海外でどのように見えているのか楽しみです」とコメントしました。

盛り上がりを見せた舞台挨拶の最後には、神木さんよりご挨拶。

「改めまして本当にありがとうございます。個人的には、この日が来ることが楽しみである半分、皆様に受け入れてもらえるのだろうかという不安でいっぱいでしたが、今日ここで皆様の反応を見ることができてほっとしています。30作品目、70周年を記念したゴジラということで皆様の中で、特別なゴジラだなと思ってもらえるような作品になっていればと思います。そして、これからもこの作品をよろしくお願いします」と締めくくり、製作の裏側や監督・キャスト陣の胸の内がたっぷりと語られた初日舞台挨拶は幕引きとなりました。

 

99年生まれ、沖縄県出身。コロナ禍で大学に通えなかったので、「100日間毎日映画レビュー」を個人ブログで行い、ライターに舵をきりました。面白いコンテンツを発掘して、壁に向かってプレゼンするか記事にしています。アニメ、お笑い、音楽、格闘ゲーム、読書など余暇を楽しませてくれるエンタメや可愛い女の子の絵が好きです。なんでもやります!

この記事をかいた人

タイラ
99年生まれ、沖縄県出身。コロナ禍で大学に通えない間「100日間毎日映画レビュー」を個人ブログで行いライターに。

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映画『ゴジラ−1.0』

ゴジラ-1.0

あらすじ

生きて、抗え。
焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ。
残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。
ゴジラ70周年記念作品となる本作『ゴジラ −1.0』で監督・脚本・VFXを務めるのは、山崎貴。
絶望の象徴が、いま令和に甦る。

キャスト

敷島浩一:神木隆之介
大石典子:浜辺美波
水島四郎:山田裕貴
橘宗作:青木崇高
野田健治:吉岡秀隆
太田澄子:安藤サクラ
秋津淸治:佐々木蔵之介
堀田辰雄:田中美央

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