アニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』月岡津南役・梅原裕一郎さんメールインタビュー【連載第19回】|掛け合いの中で生まれた熱量がとても心地よかったです
全世界シリーズ累計発行部数7,200万部超の大人気コミック『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(著・和月伸宏/ジャンプ・コミックス ※「北海道編」はジャンプスクエアにて連載中)の新作TVアニメが、7月6日よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送スタート!
連載開始から約30年を経ての新作TVアニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』。色褪せることのない、王道にして普遍的な物語、登場人物たちの苛烈な信念を、今再び鮮烈に映し出す──。
アニメイトタイムズでは、それぞれの信念を抱え新しい時代を生きる魅力的なキャラクターを演じる出演キャスト陣らにメールインタビューを実施! 第19回は、月岡津南役・梅原裕一郎さんに、本作の見どころや自身の演じるキャラクターへの印象などをお伺いしました。
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より一層津南という人物を深掘りできました
──原作漫画や脚本を読まれた際の感想をお教えください。
月岡津南役・梅原裕一郎さん(以下、梅原):激動の時代に生きるキャラクターたちの、それぞれ信念をもって生きている姿がとても魅力的だと思いました。
今回、月岡津南の登場する話数は、原作にはないオリジナルのシーンも追加されており、より一層津南という人物を深掘りできました。
──梅原さんから見た月岡津南の印象や魅力をお教えください。また、共感できるところやご自身との相違点などあればお聞かせください。
梅原:大きく時代が変化している中、過去に囚われている人物だと思います。しかしそれは、恩人を殺された恨みに起因するものなので、もしそれがなければ時代の流れに上手く溶け込めるだけの能力は持っていると思います。
僕は義理人情に厚いタイプではないので、そこは津南とは違うかなと思います。
──演じる際に意識されたことや印象的なディレクションなどありましたらお教えください。
梅原:とにかく暗く、俗世から離れて長年恨み続けている執念のようなものを感じさせて欲しいとディレクションを受けました。それが狂気寄りな、アグレッシブなものになってもいいとのことだったので、演じるのはとても楽しかったです。
──赤報隊で少年期を過ごしてきた月岡津南と相楽左之助ですが、津南を演じる梅原さんから見た左之助は、どのような印象でしょうか。魅力を感じる点などあれば教えてください。
梅原:左之助と津南は正反対な性格といってもいいかと思います。左之助は心で行動していますが、津南は頭で行動しているように感じます。
しかし、情が厚いという点は共通点だと思います。そんな左之助だからこそ、頭でっかちな津南とは違い、時代の荒波に揉まれながらも前に進めているのだと思います。