作品を見てからパークへ! 東京ディズニーシーにオープンする新エリア「ファンタジースプリングス」のテーマ、『ピーター・パン』『塔の上のラプンツェル』『アナと雪の女王』の見どころや知っておくとパークが楽しめるポイントを紹介します!
2024年6月6日に東京ディズニーシーに8番目のテーマポート「ファンタジースプリングス」がオープンすると発表になり、期待に胸を膨らませている人も多いと思います。
そこで、本記事では「ファンタジースプリングス」のテーマになっている3つのディズニー作品、『ピーター・パン』『塔の上のラプンツェル』『アナと雪の女王』の見どころを紹介します。
さらに、新エリアにできるアトラクションやレストランのモチーフになっているシーンや挿入歌などもご紹介。パークに行く前に作品を見ておくと、アトラクションに乗ったときに、より世界観を体感できたりと、パークがもっと楽しめます! 待ち時間の会話のネタになる、ちょっとしたトリビアにもご注目を。
『ピーター・パン』
あらすじ
ロンドンに住む女の子ウェンディと二人の弟たちのもとに、おとぎ話に登場する憧れの主人公ピーター・パンがやって来て、“ネバーランド”へ誘われます。ティンカー・ベルの粉を振りかけ、右から二番目の星を目指して飛んでいけば、そこは大人にならなくてもいい島“ネバーランド”! ところが、ピーター・パンを目の敵にしている海賊、フック船長の悪だくみに巻きこまれて……。作品の見どころ
空を飛んでネバーランドへ
ウェンディと、弟のジョンとマイケルはピーター・パンの存在を信じていました。ウェンディが子供部屋で過ごせる最後の夜、ピーター・パンがウェンディたちのところにやってきて、ずっと子供でいられるネバーランドへ行こうと言います。妖精の粉をかけてもらい、夜空を飛び回るウェンディたち。
『ピーター・パン』の舞台はロンドン。ピーター・パンたちが降り立つ時計台は、ロンドンを象徴する実際のビッグ・ベン(現エリザベス・タワー)を描いているためとても印象深いシーンになっています。
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— ディズニー・スタジオ(アニメーション)公式 (@DisneyStudioJ_A) October 10, 2023
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魔法の島ネバーランドへの行き方は...
“右側の星”に向かって
朝まで飛ぶこと✨
#島の日 #ピーターパン
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やきもちを妬くティンカー・ベル
ピーター・パンのことが大好きなティンカー・ベルは、ピーター・パンに優しくされるウェンディにやきもちを妬きます。ウェンディたちを島に案内するよう言われると、誰もついてこれない速さで島に飛んで行き、迷子たち(ロストボーイズ)に“ウェンディ鳥”が来たら撃ち落とすように言うのです。ティンカー・ベルの行き過ぎた行動に怒ったピーター・パンは、ティンカー・ベルを永久追放……。その後の展開に注目です。
ウェンディにイジワルをしてしまったり、ピーター・パンの興味を引こうとしたり。ティンカー・ベルはどこか憎めない可愛らしいキャラクターです。
フック船長とチクタクワニの攻防
フック船長の左手を食べて味をしめ、フック船長を追い回しているワニ。昔に時計を飲み込んでしまって以来、体から時計の音が聞こえるため、フック船長は“チクタク”と聞こえてくると恐怖で怯えてしまいます。ドクロ岩でピーター・パンとフック船長が勝負するシーンでは、海に落ちそうになったフック船長がワニに飲み込まれまいと必死に抵抗。ワニとのコミカルな攻防に思わず笑みがこぼれます。
このシーンに注目すると、パークがもっと楽しい!
映画『ピーター・パン』がテーマのエリア「ピーターパンのネバーランド」では、フック船長の海賊船を自由に散策したり、ロストキッズの一員になって楽しめます。
このエリアには、ティンカーベルが妖精の粉をかけたボートに乗って、フック船長と海賊たちからジョンを救出するアトラクション「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」と、ロストキッズの隠れ家で食事ができる「ルックアウト・クックアウト」がオープンします。
『ピーター・パン』のエリアをより楽しむために、ぜひ注目してほしい映画のシーンがこちら。散策できる海賊船は、フック船長が乗っていた船がモチーフに!
フック船長との海賊船での戦いシーン
海賊たちに捕まってしまったウェンディたち。仲間になれば助けてやるとフック船長に言われるも、従わないウェンディは海に落とされ、間一髪のところでピーター・パンに助けられます。ジョン率いる迷子たちも海賊たちに抵抗。そしてピーター・パンはフック船長と1対1で、左手を使わず、さらに飛ばずに戦うと約束。マストの上で激しい攻防戦を繰り広げます。
知っていると自慢できるトリビア
フック船長の鉤爪
フック船長の左手は、ピーター・パンに切り落とされたせいで鉤爪をつけています。実は、原作の「ピーター・パン」は右手に鉤爪がついているんです。ディズニーが映画を製作する時、物を書いたり手振りをする動きを描く際に、右手の方がアニメーションにしやすかったという理由で左手に変えられたそうです。
“ピクシー・ホロウ”に住む妖精たち
『ピーター・パン』では描かれていませんが、ネバーランドにある“ピクシー・ホロウ”に住む妖精たちには特別な“才能”があり、季節を移り変わらせるための準備をしています(映画『ティンカー・ベル』より)。
ティンカー・ベルは“もの作りの妖精”。ものを修理したり、みんなが考えつかないような便利なアイテムを次々と生み出す才能があります。そしてティンカー・ベルと仲の良い4人は、植物の妖精(左下:ロゼッタ)、水の妖精(左上:シルバーミスト)、光の妖精(右上:イリデッサ)、動物の妖精(右下:フォーン)です。
「ピーターパンのネバーランド」には、もう一つ、ゲストが小さくなって妖精の谷の四季を巡りながら、ティンカーベルの配送のお手伝いを体験する「フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー」というアトラクションもオープン。ティンカーベルの仲間たちにも会えたらいいですね。
作品を盛り上げる一曲
♪きみもとべるよ!
ピーター・パンに連れられて、ウェンディたちがロンドンの街を飛ぶシーンで流れる曲。「楽しいことを考え、飛べると信じれば飛べる」と言うピーター・パンの言葉を信じて飛んでみるウェンディたち。「ユー・キャン・フライ」――信じることの大切さを思わせる名曲です。