2023年12月上旬の総括(ここだけの話)|青山吉能『みずいろPlace』#83
皆さんこんにちは、元気ですか?
わたしは元気です。
青山吉能です。
急に雪の匂いがし始めました。
これ、なかなか分かっていただけなさすぎて「不思議っ子アピールか〜?ヮラ」と思われるのもいい加減癪になってきたので、都会の皆さんはそろそろ分かる準備をしてください。
別に雪が降るわけでもないけれど、ただ寒い日の匂いとは少し違うアレ。
一体なんなんだろう、厳密にこの匂い!というのを言語に表せるわけでもないし、香水で再現もできていないですし。
気温や湿度の変化が神経を刺激して、あるはずもない匂いを雪として感知するとも言われていますが、いつかこの雪の匂いがいつだって感じられるようになればいいのになと思います。とっても好きなので。
しかし季節限定の商品を通年にしたら途端に売れなくなるというのも事実。
人は特別であるということに惹かれゆくものですもんね。
16年と、11年。合わせて27年
さあ、今日は「ここだけの話」というテーマなのですが、実は高校一年生までの自分と、高校二年生からの自分は、別人です。
(追記:これはあくまでも「まるで」のお話なので、あの、なんとか論とかマスクがどうとかいう話では無いです。)
高校一年生までを振り返ると、やっぱり思い返されるのは懐かしくあたたかい熊本の香りと、「かてて」と言っていれてもらったお母さんごっこ、午後の紅茶ミルクティー味、塾の夏合宿で流れたミスチルのGIFT、とか。
3割の美化を含めた「青春」がそこで息をしています。
ちいさな社会でもっとちいさな幸せを毎日積み重ねて、毎日バタバタ、なんて言葉通りの音が鳴るように、あくせく、それでもゆっくりと流れていた時間。そんな16年間でした。
そんな平凡な日々が、高校二年生以降からは大きく変わりました。
思い返されるのは、彩度もコントラストもいじられた「青春」から、徐々に不思議と生々しく残る音や人像の記憶ばかりになります。
平日は地元で普通の高校生、あまりにありふれていた田舎女Bみたいなやつが、土日はキラキラした舞台に立ち、なんとファンとかいう存在ができたり、「あこがれ」という言葉の擬人化のような方々がそこら中を歩いて座っておにぎりを召し上がってなんとお芝居までしているような場所にほっぽり出されたりしていたのです。
TOKYOとかいう都会にある、ええと、が、外苑前?を恐れながらもシメシメと誇らしげに歩いていました。
それらは80億の人類と相対して考えてもあまりにも特別な体験だったと思います。
そんな特別な体験の始まりを同じくした人が、あと六人います。
わたしの生々しく残る全ての思い出にはほとんど彼女たちがいるし、苦楽なんて二文字で片付けて欲しくないくらいずっとずっとなにもかもを共に過ごしてきた唯一無二の人間で大切な仲間が、先日結婚を発表しました。
すごい。
ラジオなどならばきっと青山吉能のキャラクター上、同期の結婚限界アラサームーブをしている様をお届けするんだろうと思うので、ここで心の奥の気持ちをちょこっとだけね。
改めて本当に本当に本当に嬉しくて、愛おしくて、ちょっとさみしくて、いやいや、やっぱりとっても嬉しくってたまらないです。
出会ってから1年経たないくらいのとき、「わたし、みんなに出会う前何をしてたか思い出せないくらい濃い時間を過ごしてる!」と言っていた彼女の言葉を思い出して、そういえばわたしもそうだったかもしれない、と思い馳せながら今回はお送りしました。
16年と、11年。合わせて27年。毎日が転機のようなこの環境は、そのめまぐるしさにうっかり大事ななにかを見逃してしまうことも多くあります。
この先。11年のずっと先、一体自分が何を節目と思うのか全く見通せませんが、数打ちゃ当たると投げ続けた球がころっと転がって今に至るように、忙しない日々のなかで気が付かないうちに何かが爆発して新たな世界が広がっていくかもしれません。
これは人生を賭けた大雪合戦、そして宇宙誕生までの物語です。
それではこの辺りで終わります。
さようなら。
青山吉能
撮影 父
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企画協力:81プロデュース
編集担当:川野優希