音楽
伊藤美来のライブが多幸感に包まれる理由|「ANIMAX MUSIX 2023」インタビュー

祭の場で一か八かのパフォーマンス!? ちょっとした幸せを分かち合う、“多幸感”に包まれた伊藤美来さんのステージ――「ANIMAX MUSIX 2023」ソロステージ直後の伊藤さんにインタビュー

アニメミュージックの冬の祭典「ANIMAX MUSIX 2023」が今年も開催! 2023年11月18日(土)、おなじみの横浜アリーナに全19組のアーティストが集結し、“アニメミュージックの魅力を世界へ”発信しました。

アニメイトタイムズでは、ソロステージを終えたばかりの出演アーティスト・伊藤美来さんにインタビュー! 「No.6」と「点と線」を歌い終えた率直な感想に加えて、自身のライブにかける想いを語っていただきました。

クラップは一か八かのパフォーマンス!? ソロでは初の生バンド歌唱も

――ソロステージお疲れさまでした。今年の「ANIMAX MUSIX 2023」の1曲目は「No.6」と、“祭”のテーマにぴったりな選曲となりましたね。

伊藤美来さん(以下、伊藤):テーマに合わせたのはもちろん、「No.6」はこれまでの「ANIMAX MUSIX」で何度か歌わせていただいているので、「ANIMAX MUSIX」ファンのみなさんにも知ってもらえているかと思いますし、毎回盛り上がっていることもあり、この曲に決めました。

――積極的にクラップを煽っていたりと、お客さんとの距離感が近いように感じました。

伊藤:今回はセンタースタンドから登場したからこそ、お客さんの近くで届けられたので嬉しかったです。でも、クラップはいつも一か八かで言っているところがあるんですよ(笑)。

――どういうことですか?(笑)

伊藤:一緒にやってくれたら良いな……くらいの気持ちなんです(笑)。そう考えると「ANIMAX MUSIX」のお客さんたちは本当に優しいですね。たくさんの方にノッていただけました!

――ちなみにステージに対して緊張はありましたか?

伊藤:ソロということもあって、すごく緊張していました! 出番前はドキドキして手が冷たかったです。

――2曲目の「点と線」は、曲調も相まって「No.6」からガラッと空気感が変わりました。

伊藤:放送中のTVアニメ『星屑テレパス』のOP主題歌ということで、ぜひ歌わせてほしいとお願いしました。お祭は夜のイメージもあるので、「点と線」と“そぐわなくはない”だろう、と(笑)。

――アニメのOP映像を背負っての歌唱でした。

しかも、今回は『星屑テレパス』のED主題歌を歌っているサンドリオンさんも参加されていたので、より歌わせていただけて嬉しかったです。

――歌唱中は宇宙を感じさせる演出が印象的で。

伊藤:もう早く見たいです!(笑)

――そうですよね、ステージに立っているとわからないですもんね(笑)。

伊藤:メイキングを撮ってくださっているカメラマンさんからも「すごく素敵でした」と言ってもらえたので楽しみにしています。

――また、MCでお話されていましたが、「点と線」を生バンドで披露するのは初めてなんですね。

伊藤:そうなんです。ただ、リハーサルで初めて知ったんですよ! 驚きましたけど、何より嬉しくなっちゃいましたね。「点と線」では一つひとつのリズムを大事に、しっとりとした音を奏でてくださって。私自身、ドキドキしましたし、こういったフェスならではの経験だなと思いました。

――後ろにバンドの方々がいると心強いのでは?

伊藤:そうですね。ずっと後ろを向いていたいくらいでした(笑)。それほどみなさん優しい目をしてくださっていて。私の中では、振り向きたい気持ちと、客席のみなさんを見て歌を届けたい気持ちがせめぎあっていました(笑)。セットリストの中では異色の楽曲だったので、表情や動き、演出を含めた私のステージがみなさんの印象に残っていれば良いなと思います。

――ボーカルが伴奏を引っ張る穏やかな曲、バンドに乗せて歌う激しい曲、このどちらにも当てはまらない曲だと思っていて。そういう意味でもどんなステージになるのか楽しみでした。

伊藤:「点と線」は三拍子の楽曲なので、レコーディングの時点で苦戦していて。こうして生でみなさんの前で歌うにあたっては、リズムをとるのがすごく難しいんですよ。だから足は映さないでほしいと伝えていて。

――足ですか?

伊藤:実は、足でリズムをとっているんですよ。でも、しっとりと歌いたいのに、足だけ動いていると違和感があるかな?と思って。映像を見る方には上半身と下半身は別で楽しんでほしいです(笑)。

――(笑)。そして、このあとは『ウマ娘 プリティーダービー』とのコラボステージですね。

伊藤:ウマ娘でもない、ただの人間の娘がコラボさせていただけるなんて、本当に夢のようです!(笑) 「うまぴょい伝説」は色々なところで聴いてきた楽曲ですし、私自身、いつか歌いたいと思っていました。

でもコンテンツの楽曲だから、(役がないと)歌いたくても歌えないじゃないですか。それなのに本家のみなさんと歌えることは奇跡だと思っていて。OKしてくださった『ウマ娘』のスタッフさん、受け入れてくださったキャストのみなさんに感謝です。仲間の一員としてリハーサルを済ませたので、今は本番が楽しみでしょうがないです!

――こちらもお祭にぴったりなステージになりそうですね。

伊藤:個人的には、お祭だから許してもらおうという気持ちです(笑)。

――どんな衣装で挑まれるのでしょうか?

伊藤:ウマ娘さんたちは白、私は黒を基調とした衣装です。ウマ娘さんたちとは対照的になっています。みなさんに置いていかれないよう、人の足ですが全力で走ろうと思います!

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