TVアニメ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』（『チェリまほ』）がいよいよ放送スタート！　豊田悠先生が描く原作漫画の魅力&アニメの注目ポイントをご紹介

『チェリまほ』の愛称で親しまれる漫画『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』が待望のTVアニメ化。主人公・安達清役は小林千晃さん、黒沢優一役は鈴木崚汰さん。テレビ東京ほかにて2024年1月10日（水）より放送開始となります。

原作は豊田悠先生が描く同名漫画で、累計部数280万部を突破している人気作品。実写ドラマ化や映画化も果たし、不思議な魔法の力をきっかけに織りなされる純愛ラブストーリーは国内外で多くのファンを虜にしています。

そんな『チェリまほ』のTVアニメ化が決定し、いよいよ放送開始まであと少しとなりました。本稿では原作漫画の魅力やアニメの注目ポイントなどをお届けします！

不思議な魔法をきっかけに芽生える想い

【コミック】30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(1)

30歳まで童貞だった主人公・安達清は、「触れた人の心が読める」魔法を使えるようになり、その不思議な魔法を持て余しているところから物語は始まります。

ある日のこと、安達は仕事の出来るイケメン同期・黒沢優一の心の声を聞いてしまい、思いがけず彼の密かな恋心を知ることに。しかもその意中の相手はなんと、安達だったのです。

完璧に見える黒沢は、意外にも心の中は騒がしくて可愛らしい一面もあり、心の声や安達に関する妄想力からもその想いの強さが伝わってきます。恋愛経験が豊富であろう黒沢が、安達のことになると余裕がなくなってしまうのも魅力。

一方、安達は魔法を手にしたにも関わらず、相手の気持ちを知ったところでどうしたらいいのか戸惑ったり悩んだりの日々。そんな彼らが微笑ましくもあり、本作の愛おしいところでもあります。

黒沢と過ごすうちに自己肯定感の低い安達が少しづつ変わっていく姿も見どころ。今まで知らなかった黒沢の優しさに触れて、いつしか安達のなかにとある想いが芽生えていきます。

「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」12巻、7月22日本日発売です🍒よろしくお願いします！
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— 豊田悠🍒 チェリまほアニメ化＆13巻12/21発売 (@toyotayou) July 22, 2023

お互いの心に寄り添う安達と黒沢

片想いをしてきた黒沢の心境はちょっぴり切ないけれど、安達が黒沢の心に触れることで温かさが生まれています。黒沢のひたむきな恋心を感じるなかで、安達自身が思う魔法使いになった理由が安達らしくて素敵です。

黒沢が恋に落ちたきっかけも本作の注目ポイントのひとつ。長年抱えてきたものを包み込んでくれる安達の包容力と笑顔はたまりません。温かい世界観のなか、不意打ちで放たれる安達の笑顔や言葉、表情の破壊力は抜群。

そして恋愛に不慣れな安達にとって、コンプレックスをプラスに変えてくれる黒沢の言葉は救いでもあり、心に強く刺さる特別な言葉です。安達は黒沢の真剣な想いを受け止めて、きちんと向き合って自分の言葉で想いを伝えていきます。

『チェリまほ』を読んでいて特に印象深いのは、安達と黒沢が織りなすひとつひとつの場面がどれも大切な瞬間であること。ふたりが結ばれるに至るストーリーがとても誠実で、その軌跡を辿るとまた愛しくなってしまいます。

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— 豊田悠🍒 チェリまほアニメ化＆13巻12/21発売 (@toyotayou) December 6, 2022

また、安達の親友であり小説家の柘植将人の恋も見どころ。柘植は安達をよく理解し、安達の良き相談相手です。飼い猫のうどんを可愛がる年下の宅配員・綿矢湊の愛らしさに心を打たれまくる柘植の姿、ダンサー志望の湊を応援する真剣な想い、その誠実さから目が離せません。

さらに注目したいのは安達と黒沢の会社の同僚たち。彼らが勤める株式会社豊川では、同僚の藤崎希や六角祐太から見た安達と黒沢がどんな様子なのかも含めてお楽しみください。先輩たちの関係の変化に気づかない六角が可愛くて、安達と黒沢を見守る藤崎さんの観察眼、洞察力が素晴らしいです。

#チェリまほ 13巻は12月21日発売です。
タイドラマ毎週土曜放送中＆
アニメ来年1月10日放送開始！
日本版ドラマはTVerにて18日から再配信＆
映画は1月2日に地上波発放送です📺
よろしければ予習にどうぞ📚 pic.twitter.com/amzWTemTLE
— 豊田悠🍒 チェリまほアニメ化＆13巻12/21発売 (@toyotayou) December 15, 2023

黒沢×安達の蜜月

2018年1月26日に著者・豊田先生のX（旧Twitter）にて投稿された4Pの漫画から始まり、同年9月1日より「ガンガンpixiv」にて連載開始された本作。コミックスは現在第1巻～第13巻まで発売中で、最新13巻は2023年12月21日（木）に発売されました。

【コミック】30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(13)

黒沢と過ごす時間のなかで愛し愛されて美しくなる安達の魅力は際限がなく、また、幸せが滲み出る黒沢の表情も印象深いものに。原作漫画では色んな初めてを黒沢と一緒に経験していく安達が細やかに描かれ、大切な時間をふたりで重ねていく「黒沢×安達」の蜜月を存分に堪能できると思います。

ふたりが一緒にいることによって幸せの笑顔が増え、日常の何気ないシーンで改めて相手を愛しく思う瞬間があるのも感慨深いです。

また14巻が2024年3月22日（金）に発売決定。特装版は豊田先生原案の『チェリまほ』アイドルパロディのドラマCD付き。アニメキャスト出演の『チェリまほ』ifの世界をぜひドラマCDでお楽しみください。

『#30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』第14巻が予約開始！特装版には、豊田悠先生原案、アニメキャスト出演の「#チェリまほ」アイドルパロディのドラマCD付き！推さずにはいられない、不器用で愛おしい二人のユニゾンをぜひドラマCDでお楽しみください♪https://t.co/ggy1Dlj8J8 pic.twitter.com/7emFnonEG5
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本作は様々なメディアミックスが展開しており、それぞれの魅力を楽しめるのも嬉しいところ。主演・赤楚衛二さん（安達役）と、町田啓太さん（黒沢役）で2020年10月より実写ドラマが放送され大反響を呼びました。その後、ドラマの続編となる映画が公開。お互いを想い合うがゆえの切なさもあるなかで安達と黒沢の愛の深まりを繊細に描き、ドラマ、映画ともに多くの人々にとって大切な作品に。

また、ドラマCD（安達役：阿部敦さん、黒沢役：佐藤拓也さん）やラジオドラマ化（安達役：胡良偉さん、黒沢役：馬正陽（Naoki煦）さん）もしており、さらにはタイでも『CHERRY MAGIC 30 ยังซิง』のタイトルで実写ドラマ化が話題に。タイでは安達「Achi」役をティティプーン・テーシャアパイクン（New）さん、黒沢「Karan」役をタワン・ウィホクラット（Tay）さんが演じています。