小学生が対象の声優養成所「81キッズ」を体験した西山宏太朗さんにインタビュー|考えて、理解する力を養うレッスンに感心! 小学生たちのまっすぐな表現、レベルの高さに「ありがとう」
日常で感じられないこと、まだ出したことがない表現を見つけるいい機会。81キッズの子と現場で再会できたら
――改めて81キッズを体験し、学んだことや気づきを得たこと、再認識したことなど、本日の体験を通してご自身に生じた変化がありましたらお聞かせください。
西山:みんな、お芝居を楽しもうとする姿勢が感じられました。低学年の子たちは楽しそうにやっていたし、高学年になると「何でこんな気持ちになるんだろう?」と悩む場面も見られて僕も心を揺さぶられましたし、「頑張れ!」と思って見ていました。楽しんで出てくるものもあれば、悩んで悩んで出てくるものがあって、それぞれに良さがあるなと思ったし、みんないい顔をしてお芝居をしていたので、「81キッズからスターが生まれるな」と確信しました(笑)。僕自身、潤いと元気をもらえて、満たされた気持ちでいっぱいです。僕からみんなへ「ありがとう」と伝えたいです。
――81プロデュースで培った技術やマインドを活かし、大活躍されている西山さんからご覧になって、81キッズはどのような魅力があると思いますか?
西山:81キッズは、学校以外の友達と出会える場でもあると思うんです。お芝居は1人ではできなくて、見たり聞いたりしてくれる人がいないとできないし、一緒にお芝居するには息を合わせないといけないから自然と仲良くなるんですよね。コミュニケーション力をつける意味でもいい経験になると思います。講師の方やスタッフさんたちも真剣に接してくれますし、その熱量や愛情をひしひしと感じられて、とてもいい環境だなと思いました。
そしてレッスンで学んだことや気付いたことを各自持ち帰って、家で台本を読み返したり、考えて、次のレッスンに臨んでいるから、あれだけできるんでしょうね。朗読の題材も実は難しいものだと思いますが、みんな、自分の中でかみくだいて、自分なりの表現をしていて。なかなかできることではないですし、講師の方としっかりコミュニケーションをとれているんだと思います。一体感を感じたし、本当にいいクラスですね。
――2024年度に向けて、キッズクラスの体験会や新入生の募集も控えていますが、応募を考えているお子さんや親御さんに向けてメッセージをお願いします。
西山:声優という職業が皆さんの間で身近になっているんだなと感じていて。僕が低学年の時は声優の存在も知らなかったけど、今は声優という仕事の情報を得ることも簡単ですし、なりたい人をサポートするための養成所や学校もあるし、81キッズのように小学生の時から学べたり、触れる場所もあって、うらやましいです。
小学生の時は何でもやってみることは大切だと思うので、まず体験会に参加して、どんなことを学べるのか、また、お芝居の楽しさを体感して、どんな気持ちが湧き出てくるのかに気付いてほしいです。興味が湧いたら81キッズに入ってみてください。
講師陣や事務局のスタッフの皆さんもフレンドリーで、子供たちと一緒に楽しみながら、温かく接してくれます。そして日常生活の中では感じられないこと、自分の中にあるまだ出したことがない表現を見つけるいい機会になると思います。
個人的には、81キッズで学んだみんなと、いつか現場で会って、「81キッズ出身なんです」と話しかけられたら、かなり胸アツです(笑)。今日一緒にレッスンを受けた子と現場で会うのはそう遠くないかもしれません。81キッズからスターが生まれることを楽しみにしています。
[取材・文/永井和幸 編集・撮影/鳥谷部宏平]
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