舞台『スパイ教室』舞台挨拶&ゲネプロフォトレポート|横山由依さん、⽯井陽菜さん、佐倉初さん、蓮城まことさんが語った見どころとは……!?
ストーリーの流れは原作やアニメを踏襲しているが、また新鮮な感覚で楽しめる
物語はクラウスとその師であるギードの過去回想からスタート。そこから灯の設立へ繋がり、クラウスは自ら集めた女の子たちにスパイの技術を叩き込むことに。しかし、彼自身は最強でも他人に自らの技術を説明するのが苦手だったので、実戦形式を取るという流れ。
序盤の灯メンバーたちが暮らす屋敷の雰囲気が非常に良く、アニメ第1話を初めて観た時のことが思い出されます。物語自体はアニメやその原作となる小説とほとんど同様の流れですが、公演時間の約1時間40分で収まるよう舞台向けにアレンジ。しかし、キャラクター同士のテンポの良い掛け合いなどは健在なので、まさしく『スパイ教室』の舞台だと原作小説やアニメからのファンの方も感じることでしょう。
リリィとクラウスがデート同然に湖へと出掛けるシーンや、自らの持つ能力からある想いを抱えているエルナにまつわるエピソードなど、作中ではこのふたりが主に掘り下げられていた印象。終盤には積み重なった数々の伏線が結実するので、結末はぜひとも劇場でお確かめください。
そして、リリィ役の横山さんをはじめとする役者陣の演技も光ります。リリィなら天真爛漫でちょっと抜けたところがある一面だったり、ジビアなら姉御肌で面倒見のいいところだったり、キャラクターたちの特徴がわかりやすく表現されていました。ジビアはアニメでもアクションシーンがカッコいいキャラクターでしたが、今回の舞台ではバク転を披露しておりその迫力に圧倒される場面も。
各々のしゃべり方についてはアニメ版の声優陣を研究しているのか、初めから違和感なく物語に入り込むことができた点も注目。役者陣のファンはもちろん、アニメや原作のファンの方も違和感なく楽しむことができるでしょう。
以上、舞台『スパイ教室』舞台挨拶&ゲネプロフォトレポートをお届けしました。公演期間が1月28日(日)までとなっていますので、興味のある方は博品館劇場へ足を運んでみてはいかがでしょうか。また、カンフェティストリーミングシアターで2月4日(日)までアーカイブ配信も実施中です。会場へ行くことができない方はこちらをお見逃しなく。