“砂肝”がきっかけ!? 花澤香菜さん&戸松遥さんが10代の頃の初共演を振り返る! サメフリークがオススメする『おでかけ子ザメ』インタビュー【後編】
かわいい子ザメちゃんが町内を散歩、小冒険するほっこり癒し系アニメ『おでかけ子ザメ』(原作:ペンギンボックス)が好評配信中! 子ザメちゃんを演じる花澤香菜さんオリジナルの子ザメ語やED曲、様々コラボなど話題になっている本作ですが、2月2日配信話から3回に渡り、戸松遥さんがゲスト出演!
そんな戸松さんのゲスト出演を記念して、お二人の特別対談が実現! 後編の今回は、戸松さんがサメ好きになったきっかけやお二人が仲良くなったエピソードなど、サメにまつわるお話をたっぷり伺いました。
前編はこちら
戸松さんがサメ好きになったきっかけとは?
――ところで、ここまでのお話で、戸松さんのサメ愛は十分伝わりましたが、そもそもサメを好きになったきっかけを教えてもらえますか?
花澤香菜さん(以下、花澤):私も知りたい!
戸松遥さん(以下、戸松):小さい時に映画『ジョーズ』を見たらトラウマになってしまって。お化けやゾンビは信じていないのでフィクションとして見られるけど、サメは実在するので現実世界で共存していると思ったら怖くて。「海に入って(サメが)いたらどうしよう?」と考えた時、少しでも生き延びる確率を上げるにはサメの生態を知るしかないと。
花澤:もう敵じゃん!
戸松:そう。最初は敵という認識。そして魚の図鑑を買ったんですけど、サメのページは2ページくらいしかなく、10匹くらいしか載ってないという(笑)。
花澤:情報少なすぎ(笑)。
戸松:まず危ないサメを覚えるところから始めて、遭遇した時にどこを狙えば勝てるのかとか調べて。
花澤:どこが弱点なの?
戸松:鼻先なんだって。そういう風に、段々知っていくうちにサメにハマってしまって。水族館に行っても、ずっとサメを見続けるみたいな。気付いたらサメについていろいろ詳しくなってました。
花澤:推しサメはいるの?
戸松:何匹かいるんだけど……まずツマグロ。
花澤:(その場でネット検索した写真を見て)かっこいいね。
戸松:よく水族館やお金持ちの人の水槽にいるサメで、全長1メートルくらいなんだけど、スタイリッシュなのでフォルム的に推してます。あと私はサメ映画が好きなので、エンターテインメントとしてもサメって万能だと思っていて。
花澤:いきなり来るからビックリするし、サメってきれいに食べるところがいいよね。
――花澤さんは、リアルのサメはそこまでお好きではなさそうですね?
花澤:子ザメちゃんは好きですけど……。クマと同様に、遭遇したらと考えてしまうと。
戸松:だから私も、海には絶対入らない。それは今でも変わりません。勝てないから。水族館で見れば安全だし、きれいに見られるので、それが一番です。
――目を輝かせながらサメについて話す戸松さんを見て、花澤さんはどう思われましたか?
花澤:しゃべっている戸松はかわいいけど、内容は「へ~」っていう感じです(笑)。一緒に水族館に行って、どれだけ興奮するのか見てみたい。
戸松:水族館の私は意外と無口だよ。ずっと「はぁ~」って夢中になってる。
花澤:あと戸松はハトが苦手で。一緒に歩いている時に、ハトが歩いてくるとすごいリアクションで逃げるんです。「ギャー!!」って。私はサメよりもその姿の方が怖い(笑)。
戸松:あの動き、怖いよね(笑)。わざとじゃないんだけど、反射的に体がそうなっちゃうの。ハトと遭遇した時、マネージャーさんを何度盾にしたことか。
――ハトは、サメと違って、危害を与えなさそうじゃないですか?
花澤:歩いてくるのが怖いんだよね?
戸松:怖い。全部怖い。ハトに限らず、鳥が怖いです。大きければ大きいほど。フクロウくらいになると、置物みたいでかわいいかもしれないけど、カラスとかハトとかはその辺にウヨウヨいるじゃないですか。怖くて、怖くて。ハトが一番ダメです。
花澤:私はサメとハトを見ると結構な頻度で戸松を思い出します(笑)。
戸松:ハトはめっちゃいるしね(笑)。私、大先輩と歩いていた時でさえ、無理なものは無理なので、先輩の腕をぐっとつかんで身代わりにしたこともあります。
――でもハト役を演じたら、克服できるかもしれませんよ。例えばこのアニメでハト役をやって、言葉も戸松さんオリジナルのハト語で。
戸松:役でやる分にはウェルカムです。
花澤:きっと「くるっくー」って言うんだろうね(笑)。
戸松:練習しておきます(笑)。今回は人間の役でしたが、また機会があればお願いします。
戸松さんにとって、子ザメちゃんの風呂敷のようなマストアイテムとは?
――戸松さんにとって、子ザメちゃんがいつも背負っている風呂敷のような、マストアイテムはありますか?
戸松:私、1回手に入れたらそれをずっと使うタイプで、カバンや筆記用具とかも壊れない限り、買い替えないんです。携帯のケースも壊れない限り、使い続けています。
――周りからすれば、「よほど大切なものなんだ」と思いそうです(笑)。
戸松:そんなに思い入れがあるんだと思いきや、そうでもないという(笑)。
花澤:戸松は変なボールペンを集めるのが趣味なんだよね。1回見たら忘れられないようなペンを持っていて、ずっと使い続けているなと思ったことがあります。
戸松:5年くらい使っていたビールのペンが超お気に入りだったんですけど、それをすごく遠いスタジオに忘れてきてしまって。私にとってかけがえのない仕事のパートナーで、ビール工場に見学に行った時に買ったものだったので、買い直すこともできなくて。今も悲しみに明け暮れています。そして、私はもう普通のボールペンでは物足りなくなってしまったので、新しいパートナーを探しています。
花澤:普通のボールペンを持っていたら「どうしたの?」って聞いちゃうと思う。
戸松:「元気ないの?」って(笑)。次はサメのボールペンにしようかな。