第30回電撃小説大賞《大賞》受賞作『魔女に首輪は付けられない』楠木ともりさん出演のPVが公開! 鵜飼有志氏らによる推薦コメントも到着
2024年2月9日(金)に刊行された、第30回電撃小説大賞《大賞》受賞作『魔女に首輪は付けられない』(著者:夢見夕利/イラスト:緜)。
このたび、楠木ともりさん出演のスペシャルPVが公開されました!
あわせて、『死亡遊戯で飯を食う。』の著者・鵜飼有志氏らによる推薦コメントも到着しています。
電撃文庫『魔女に首輪は付けられない』PV(声・楠木ともり)/電撃小説大賞《大賞》受賞
推薦コメント
鵜飼有志氏(『死亡遊戯で飯を食う。』著者)
魔術犯罪を追いかける、魔女と捜査官のバディものファンタジー・アクション。というと、いかにも電撃文庫らしい王道なんですけど……その……なんで僕が呼ばれたのかよくわかりました! 闇が深い!
かわいくてクセ強の〈魔女〉に振り回されたいあなたに、おすすめの作品です。
三雲岳斗氏(『ストライク・ザ・ブラッド』著者)
テンポの良いストーリー運びと個性豊かな登場人物たちの掛け合いでグイグイと物語に惹きつけられます。魅力的だけれども油断のならないヒロインたちとの駆け引きが印象的で、そこが大賞受賞を決定づけた最大の要因だと思います。
三上延氏(『ビブリア古書堂の事件手帖』著者)
最終選考候補作の中では語りの上手さで頭一つ抜きん出ていました。クセの強いヒロインたちの魅力もさることながら、彼女たちをきちんと描き分け、多数のキャラクターも含めて出し入れする手際の良さは新人離れしています。
小原信治氏(『サムライチャンプルー』脚本)
魔女という宿命を背負った者たちの孤独と悲しみ、本当の正義は裁く者と裁かれる者のどちらにあるのかという深刻なテーマを乾いた筆致で描き出した良質のエンターテインメント。電撃文庫らしい作品でした。
書店員の感想
・重苦しい世界観なはずなのに、気づけばのめりこむように読めてしまう。そんな魅力を持った物語です。(くまざわ書店 岡崎北店)
・キャラ同士のやり取りやそのキャラ自身の存在感が抜群でした!(紀伊國屋書店 グランフロント大阪店)
・会話によって場面がスピーディに進む様は、自動車で軽快にドライブをしているようでした。(うさぎや TSUTAYA宇都宮東簗瀬店)
『魔女に首輪は付けられない』書誌情報
発売日:2024年2月9日
定価:748円(税込)
判型:文庫判(312ページ)
レーベル:電撃文庫
著者:夢見夕利
イラスト:緜
あらすじ
貴族階級が独占していた魔術が大衆化するとともに、犯罪率が急増。対策として皇国には魔術犯罪捜査局が設立された。捜査官であるローグは上司ヴェラドンナの策略により〈第六分署〉へと転属。そこは、かつて皇国に災いをもたらした魔女と共に魔術事件を捜査する曰くつきの部署だった。
厄災をもたらすまでの力を有するが故に囚われ、〈首輪〉によって魔力を制限された魔女たち。だが、〈人形鬼〉ミゼリアをはじめ、魔女たちはお構いなしにローグを振り回し――!?
「ローグ君、一言でいいんだ。私に命令してくれよ。その男に魔術をかけろって。一言でいいんだよ。そいつの精神は崩壊するけど事件は解決するよ!」
魅力的な相棒(魔女)に翻弄されるファンタジーアクション!
キャラクター情報
【ローグ・マカベスタ】
ラス・リステ皇国・魔術犯罪捜査局所属、一般捜査官。犯罪者を素手でぶちのめし返り血を浴びるため<血塗れのローグ>と呼ばれている。
【<人形鬼>ミゼリア】
貴族評議会が認定した十三番目の運命の魔女。精神干渉系魔術を得意としており、人間を『人形』に変えてしまう。
もうひとつの《大賞》受賞作『竜胆の乙女 わたしの中で永久に光る』書誌情報
発売日:2024年2月24日(土)
定価:748円(税込)
判型:文庫判(288ページ)
レーベル:メディアワークス文庫
著者:fudaraku
イラスト:はむメロン
あらすじ
明治も終わりの頃である。病死した父が商っていた家業を継ぐため、東京から金沢にやってきた十七歳の菖子。どうやら父は「竜胆」という名の下で、夜の訪れと共にやってくる「おかととき」という怪異をもてなしていたようだ。
かくして二代目竜胆を襲名した菖子は、初めての宴の夜を迎える。おかとときを悦ばせるために行われる悪夢のような「遊び」の数々。何故、父はこのような商売を始めたのだろう? 怖いけど目を逸らせない魅惑的な地獄遊戯と、驚くべき物語の真実――。
「驚愕の一行」を経て、光り輝く異形の物語。