「日々荘」はやっぱり帰ってくる場所。住人さんの温かいまなざしに「お前たち最高だぜ〜」!?「日々荘3号館〜にゃんと楽しいバレンタイン〜」相川奏多さん、橘美來さん、夏目ここなさん、日向もかさん、宮沢小春さんアフターインタビュー
積み上がるパスタソースとそれぞれのリコーダー経験
ーー前回は全編ライブでだったので、朗読劇もかなり久々だったのではないでしょうか?
橘:そうですね。今回は昼と夜で同じ役を別の人が演じたので、とても緊張しました。住人さんたちにとっては、演じる人によっての違いも含めて、楽しんでいただけたかなと思います。良い意味でふざけやすい題材だったので、遊ぶポイントも沢山あって面白かったです。
相川:私は「お菓子くれなきゃ、メリークリスマスで明けまして福を内に入れつつ、ハッピーバレンタイン」というフレーズが好きでした(笑)。
橘:私も大好き!
相川:あのフレーズを考えついた作家さんはすごいなと。それを面白く演じる日向も流石でした。今回は特に日向のバラエティ力に頼り切りだったと思います。
日向:(ボソッ)……ありがとうございます!
相川:今、ボソッと「読んでただけ」と言ってましたけど、その読み方に個性が現れると思うんです。
日向:やはり意気込みすぎてもダメですね。昼の部で「ここは怪しいな」と思ったところは、本当に噛んでしまって……。口馴染のない言葉が出てくると、その時点で「あぁ……」という気持ちになりますね。
相川:活き活きしてたよ。
日向:今回は朗読の後にすごい展開が待ち受けていたので、あまり記憶がない(笑)。ただ、いつもよりお客さんの笑いも多かった気がするので、「私たちもスキルアップできているのかも」と思いました。
夏目:回を重ねるごとに、素直に反応してくださっていると思います。今回の私たちは色々な役を演じたので、終始わちゃわちゃしていました。そんな姿を楽しんでくれている様子が客席から伝わってきて、嬉しかったし、演じている側としても面白かったです。
宮沢:私は、特に夜の部で緊張していました。振り切って演じる役が多かったんです。酔っぱらいのおじさん上司役とか。
夏目:小春がやらなさそうな役だったよね。
宮沢:そう! 「これ私なんだ!?」と思って。
日向:ナイスキャスティングだった!
宮沢:かなりドキドキだったんですけど、昼の部のここなの酔っ払いっぷりを見て、「これは振り切らないとダメだな」と。リハより声を大きめにして、頑張りました。
日向:第一声から面白かったよ。
宮沢:良かった! お客さんも「酔っ払いの上司」を引いた瞬間、クスクスって(笑)。
夏目:小春の新たな一面が見えたよね。酔っ払いの小春(笑)。
宮沢:酔ったことがないので完全に想像ですけどね。でも、久しぶりにみんなで掛け合えた気がする。
一同:確かに!
宮沢:「そうそう。この子はこう来るよね」というやり取りがあったり、逆に予想外のパスが来て「お!」となったり。そういった意味でも楽しかったですね。
ーー昼の部の「ニュースキルを手にいれよう(仮)」では、橘さんが利きパスタソースに挑戦されました。
橘:不安もありましたが、自分の覚えたものを信じて良かったです。家で練習しているときは、ボロネーゼとミートソースを11個くらい開けて、どちらも嫌いになりそうだったんですけど、今日また大好きになりました。
実際、覚えることより、練習で使ったミートソースをどう消費するかが本当に大変だったんです。家族総出で試して、その日はパスタに絡めて食べ、残りは次の日のドリアやミートスープにして……。今思えば、そんな日々も楽しかったかも。何より正解できて良かったです。
相川:さながらGACKTでしたね。ちなみに、残りは昼の部の後にスタッフと3期生が美味しくいただきました。
橘:ただ、ずっと継続的にやるものでもないと思ったので、本番直前のラストスパートでいっぱい食べて覚えました。それぞれのソースの良さや特徴を食べ比べの中で知ったので、これからは気分に合わせた色々なソースをオススメできると思います。普段は自分でソースを作っているのですが、市販のソースもみなさんにオススメできるようになったので、パスタマスターへの階段を駆け上がれたなと。
ーーそして、次回はみなさんがリコーダーの演奏に挑戦されると。
日向:何の曲をやるんだろう?
相川:現時点では何も決まっていないんです。ひとりずつ吹くことはないと思うんですけど……。
橘:ソロパートがあっても面白いけどね。
相川:確かに。それぞれのリコーダー経験も知らないので、これからの練習も楽しみです。
ーーでは現時点でリコーダーに自信がある方は挙手をお願いします。
相川&橘&宮沢:(手を挙げる)
宮沢:ただ、私はみんなと違うリコーダーを使っていたと思うんです。
ーー違うリコーダーというと?
宮沢:海外のリコーダーだったんですよ。
一同:格好良い!
宮沢:なので、未知のリコーダーを使うことになると思います。
橘:こは(宮沢さん)だけ海外のリコーダーでいいんじゃない?(笑)
ーー相川さんと橘さんもリコーダーには自信ありですか。
相川:逆に、他に弾ける楽器がないので、「何か楽器は弾けますか?」と聞かれたら、リコーダーと答えているんです。学校のテストでも引っかかることなく、楽しくできた記憶があります。
橘:私は学校の課題で、「ここからここまで覚えて」と言われた譜面を家で練習していたら、楽しくなってきて。それ以外のパートも覚えて、音楽の先生に「範囲外も覚えてきたので、聞いてもらっていいですか?」と。
相川:積極的!
日向:リコーダーガチ勢だ。
橘:どちらかと言えば、練習でどうにかしていた人間なんですけど、かなり好きでしたね。母に手を叩いてもらいながら、一緒に練習しました。みんなに「良いよ〜」って沢山褒めてもらいつつ、あの頃のように頑張りたいと思います。
ーー 一方の日向さんと夏目さんは?
夏目:私の学校はめちゃくちゃ音楽に強かったんです。リコーダーを吹いているときも、「ここにビブラートをかけて」とか。小学1年生から色々とやっていました。1年生から6年生まで、全校生徒が合わせて演奏する機会もあって。でも、全然得意じゃないですよ。
一同:いやいや!(笑)
夏目:ビブラートもできないですし、アルトリコーダーのテストでは及第点くらいでした。
ーーなんだかスポーツものに出てくる強豪校からやって来た転校生キャラみたいですね。
宮沢:私たち、弱小校なのに「得意です!」って手挙げちゃった(笑)。
橘:今から取り消せませんかね?
相川:恥ずかしい(笑)。
日向:私は比べ物にならないくらい、下手だと思います。小学生のときに鼓笛隊をやったのですが、本当に吹けないから、歩いているだけで「如何に吹いているように見せるか」をずっと考えていました。
夏目:うちらとやるときにはやらないで欲しいなぁ(笑)。
相川:これはソロパートが必要ですね!
日向:リコーダーも吹きたくないし、鍵盤もやりたくないから、小6では旗を振っていたんですよ。だから、一番練習が必要かもしれないです。
夏目:間違えても、それはそれで面白いけど。
日向:まずはドレミファソラシドを鳴らすところから始めようかなと。楽譜も全然覚えられないので、とにかく頑張ります!
相川:最初から完璧にできる必要はないし、5人でやるから大丈夫じゃない?
橘:みんな一緒だから。重なったら良い感じになるかもよ。
ーー鼓笛隊をやる学校というのも興味深いですが?
日向:あれ? どの小学校にもある行事だと思っていました(笑)。運動会でやっていたんですよ。
相川:私のところにもありましたね。小学校の学芸会で、3年生は絶対に鼓笛隊をやらないといけませんでした。みんながリコーダーを吹いている中で、私は太鼓を叩いていて。
日向:(きただにひろしさんの)「ウィーアー!」を演奏したんですよ。確か……(「ウィーアー!」の譜面を暗唱)
ーー今でも覚えているんですか!?
相川:リコーダーの記憶って何故か覚えているよね。私も『インディ・ジョーンズ』と『リトル・マーメイド』の曲をやりましたが、割と覚えています。
橘:私、全然覚えていないんですけど(笑)。
相川:大丈夫。これから取り戻していこう。