「日々荘」はやっぱり帰ってくる場所。住人さんの温かいまなざしに「お前たち最高だぜ〜」!?「日々荘3号館〜にゃんと楽しいバレンタイン〜」相川奏多さん、橘美來さん、夏目ここなさん、日向もかさん、宮沢小春さんアフターインタビュー
何百人単位の「ニャー」は滅多に聞けない
ーー今回のイベントのサブタイトルに引っ掛けた「ニャーニャーゲーム」では、予想以上にサクサクと回答していくみなさんの姿が印象的でした。やってみると、意外と分かるものなんですか?
夏目:正直に言うと、ズルしていた部分もありますが……ジェスチャーとか(笑)。
相川:ということも少しありましたけど、結果、それも含めてとても楽しかったです。
夏目:まあ協力型ゲームだから。
橘:半分くらいはヤマを張って聞いていました。色々と思い浮かべて、「ハマった!」と思ったら、ズバッと答えるんです。
日向:自分はほとんどハマらなかったなぁ。
相川:そういう人もひとりは必要だよね。予想外の問題が出たときに活躍できる。
ーーそれによってテーマも絞れますしね。
相川:リハーサルから楽しかったので、元になったカードゲームもいつかやってみたいと思いました。
ーー特に誰が上手かったと思いますか?
夏目:奏多がすごかったです。
相川:わたし!? 昼は結構分かったんですけど、夜は頭がぼんやりしちゃって。
日向:美來も正答率が高かったよね。
橘:お客さんの正答率は夜の部は4分の3だったと思う。でも、思いつかないときは本当に思いつかない……。
夏目:一回思いつかなかったら、沼にハマっちゃうよね。
相川:先入観があるから、他の方向に考えられなくて、ずっと答えにたどり着かないこともたまにあるんです。
宮沢:そういえば、リハーサルで、知らないキノコの名前が出てきたんですよ。
相川:ポルチーニ茸(笑)。
橘:絶対出てこない! 言われたら、そんなキノコもあったなとは思うけど。
相川:でも分からなかった問題も、答え合わせで「あぁ!」となれる楽しいゲームでした。
ーーお客さんの声もすぐに分かっていましたね。
宮沢:逆にすぐ分かりすぎて、不安になりました。リハーサルの問題は全然分からなかったんですけど、逆に昼の部の本番はすぐ終わってしまって。「分かっていないフリした方が良いのかな?」というくらい(笑)。
相川:昼の部がスムーズに進んだので、急遽、夜の部に2問追加してもらいました。お客さんと一緒に、声を出して交流できたので嬉しかったです。
日向:大人があんなに「ニャーニャー」言う機会はないよね。
橘:私たちが言うことはあっても、みなさんの「ニャー」は、滅多に聴けないと思います。
ーー何百人単位の「ニャー」ですから。
橘:みなさんが必死に言っているので、それもまたシュールでした。
相川:可愛かったよね。
日向:必死な人もいれば、私達に付き合ってもらうような感じで「……ニャー」みたいな人もいて。
橘:普通に考えたら、罰ゲームですよ(笑)。
ーー「今度はホント!アドリブ劇」もかなり盛り上がりましたが、実際にやると知ったときのみなさんの感想は?
宮沢:頭を抱えました。
相川:これは10回目を迎えられないかもしれないと。
日向:実家に帰りたくなりました。
相川:でも今は「日々荘」に住んでいるからね(笑)。
ーー事前に入念なリハーサルが行われたとか。
相川:期間的には短かったですけど、回数は重ねました。
宮沢:ヘトヘトになりましたよ。「もう一回ですか……」みたいな。
相川:個人的な鬼門は、マイクを通すと誰が喋っているのかが分からなくなることでした。ほかにも、気づいたら被って喋っていたり、キーワードが聴き取れなかったり。ふたつの話が同時に展開してしまったら物語が分裂して進まなくなるので、如何に5人でひとつのものを作っていくのか。そこは大変でしたね。
日向:くじの中に、住人さんたちが書いてくれたものが入っているのは面白かったなと。住人さんとも一緒にやっている気がしました。ちょうど良くハマる人もいれば、「今はこのセリフじゃない!」と言う人もいて。それもまたアドリブ劇ならではの楽しさだと思います。
ーー「バレンタイン」がお題の際、歌劇団風の自己紹介が続く中、宮沢さんはシャレを盛り込んだ別方向の挨拶をされていて驚きました。とっさに機転が利いて本当にすごいなと。
宮沢:高垣彩陽さんとラジオ(ラジオ『コンバンハから始まる物語』第147話)をやらせていただいたとき、自己紹介ダジャレをいただいて、「『IDOLY PRIDE』のライブでやりますね」とお話していたんです。でも、ライブのMCではできなかったので、温めていました。後で高垣さんに報告します!
ーーまた、全体を通して夏目さんの展開力には驚きました。
夏目:誰が最初に喋るかというタイミングで、みんなが「どうしよう?」といった顔をしていたんです。そこで「これは言ったもん勝ちだな」と。全体を通して、私が切っ掛けを作って、みんなでワイワイ盛り上げていくというやり方でした。昼も夜も及第点だったんじゃないかなと思っています。
日向:意外と住人さんも笑ってくれたので、良かったです。
相川:ただ、精神的なプレッシャーは「〜一富士二鷹3号館〜」の「ミュージックレイン・イントロクイズ」並でした(笑)。
日向:練習のときは私たちしかいないから、とにかく手応えがなく、この感じであってるのかわからなくて。
相川:私たちのHPが削られていくだけ(笑)。
夏目:ほぼゼロでした。今日はぐっすり寝られると思います。
相川:削られきった後だったので、正直に言うと、自信が無くて本番のモチベーションが一番低かったんです。
日向:反応があるだけで気持ちも楽だったし、「もっとやっても良いんだ」という気持ちになれたのかもしれません。
橘:削られて宝石になったんだよ! 私は「チャック開いてるよ」しか記憶にないですが(笑)。
夏目:「誰だよ! これ書いたの!」って。
橘:書いてくれた人、くじを踏んづけてしまってごめんなさい……。
ーー某テーマパークのアトラクションからオマージュした「お前たち、最高だぜ〜!」はズルいですよね。
日向:みんな、あれがなんのオマージュなのかいつ気付いた?
橘:わりと最初のほうで分かったかも。
相川:私はもかと同じくらいだった。
宮沢:ココッシュに質問するとき、スタッフ側だと思ってたもかが質問をしていて……。
夏目:あー、最初にスタッフのお姉さん役のもかががくじを引いたから分かりづらくなったのか(笑)。あのときは私も「もかが引くの!?」と思って。本当は奏多に振ったつもりでした。
日向:どういうことだ? 未だに理解できない(笑)。
夏目:本家は◯ラッシュが選んだお客さんのもとに、スタッフがマイクを向けに行くの。だけどスタッフ役のもかが引いちゃったからほかのみんながちょっと分かりづらくなっちゃったんだよね。
日向:あー! あのときは理解できてなかったですね。でも、これもアドリブ劇の良いところです(笑)。
一同:うんうん。
夏目:最終的に「お前たち、最高だぜ〜!」でみんなが理解してくれたみたいで。
日向:さすがにあれで気付いた!
夏目:最後に纏まって、良かったよね。
ーー感想戦が予想以上に盛り上がりますね。
夏目:難しさもありつつ、結果オーライでした。これからも頑張ります!
日向:最高だぜ〜!