「山崎エリイ 6th LIVE 2023 〜Bubble〜」BD発売記念インタビュー|「Bubble」に込めたファンへの想い。ライブ映像にはファンに対するちょっとしたサプライズも……?
努力の積み重ねで成功したライブ! モチベーションを保てたのはファンへの想いがあったから
――前半はキュートな楽曲が多かったですが、中盤にはワリイちゃんの要素が詰まったエッジの効いた楽曲も披露されましたね。
山崎:悪い系の楽曲は絶対入れたいとは思っていたんです。ダークサイドな面があるからこそ可愛い面が映えるといいますか、良いギャップが生まれるなと。演出に関してもライトが最初はピンクや水色だったのに、赤とか紫に変えて視覚的にも楽しんでいただけるようにしました。
――演出に加えて表情もダンスもガラッと変わっているように感じたのですが、切り替える際に意識されていることはあるのでしょうか?
山崎:特に意識していることはなくて、曲のイントロが流れると「こんな自分になりたい」という想いが湧いてきて自然に切り替わるんですよね。だから、歌っている曲と違う楽曲の顔をしてほしいと言われたら絶対にできません(笑)。
――本編の最後は、リリースを控えていた「トキメキズム」で締めくくりました。前回インタビューさせていただいたときはかなり不安そうでしたが、ライブで披露されていかがでしたか?
山崎:いや~、大変でした(笑)。「トキメキズム」があまり慣れていない曲調ということもあったんですが、最初から最後まで心を落ち着ける間もなく駆け抜けるステージだったので、体力的に厳しくて。
――確かにライブ全体を通してみると相当な運動量ですよね。山崎さんは元から運動ができるタイプで?
山崎:元々は運動音痴で1キロも走れない人間だったんですよ。学生時代も体育をまともにやってこなくて(笑)。でも今回、マネージャーさんから「体力が足りないから走ろう」と言われて、週3、4回空いている時間にランニングをして証拠の写真を送っていました(笑)。
――某パーソナルトレーニングジムみたいですね(笑)。
山崎:(笑)。それをライブ前の3ヶ月間続けていたんですけど、最終的には5キロくらい走れるようになりました。
――よくモチベーションが保てましたね……!
山崎:ライブというゴール、みんなと会えることを頭で考えながら走っていたからこそ続けられたんだと思います。
――そんな努力を重ねたうえでの「トキメキズム」の全身を使ったダンスは、多くの方が魅了されたと思います。ライブでのパフォーマンスはMVの撮影時に決まっていたんですか?
山崎:決まっているのはサビだけで、あとは自由にどうぞという感じでした。
――え! では、ライブは即興で踊られていたんですか!?
山崎:私の楽曲は決まったところ以外、あまり明確な振り付けがないので、当日に感覚で踊ることが多くて。もう1度同じ動きをしてと言われてもできないんですよ。ありがたいことにお渡し会などでも「あの振りが良かったです!」と言っていただけるんですけど、いつのことだかわからなくて(笑)。
――それはもう才能かもしれませんね(笑)。