冬アニメ『俺だけレベルアップな件』連載インタビュー：向坂雫役　上田麗奈｜旬がレベルアップするほど心から何かがこぼれ落ちていく様子が一番の注目ポイント

原作で怖かったシーンがアニメでは更に恐ろしさ増し増し

――映像をご覧になった感想やすごいなと思ったところをお聞かせください。

上田：想像以上に美しくて、凄みのある映像になっていて、思わずうっとりしてしまいました。あと原作を読んでいて恐ろしいと感じたアクションシーンが、アニメで更に、恐ろしさ増し増しで描かれていて感動しました。

――8話までで、印象深かったシーンやエピソードを挙げるとすれば？

上田：3話の見返り旬くんが忘れられないですね……。「隅っこでじっとしてろ！」と言われて「すみません、役立たずで……」と返す回想シーンなのですが、笑えているようで笑えていないような、なんとも言えない絶妙な表情だったのが切なくて。とても印象に残っています。

――ご自身が演じるキャラ以外のお気に入りキャラを教えてください。

上田：後藤会長ですかね。貫禄もありつつメラメラしている感じも持ち合わせていて、性格やお芝居、全部含めてとても格好良いキャラクターです。

上田さんのS級レベルは寝つきの良さ

――タイトルにちなんで、今レベルアップしたいと思っていることは？

上田：生活習慣です。今現在とても元気に暮らしているのですが、年々自身の健康に気を使うようになってきていて。身体に負担が少ない食事と、良質な睡眠と……あとは湯船に浸かるとか、運動とか……疎かにしていたことが多すぎて正直億劫ではありますが、レベルアップしたいなと思っています。

――「自分はこれならS級！」と自信があることは？

上田：寝つきの良さかな……？　いつでも何処でもというわけではないのですが、眠いなぁと思った時に横になって目を瞑れば、いつも5秒もかからずに眠れている気がします。

今後もファン待望のシーンが観られるはず。11話のアクションシーンは要注目！

――9話以降のアニメの見どころや注目ポイントのご紹介をお願いします。

上田：この先も続いて、ファン待望の……というシーンが観られるはず。旬くんのハンターとしてのレベルアップ、そしてそれに伴う心身の変化もとどまることを知らない様子ですし、個人的には11話のアクションシーンにもご注目いただければと思っております。

――皆さんへメッセージをお願いします。

上田：『俺レベ』の魅力をとても丁寧に拾い上げていて、回を重ねるごとにその完成度が増していっているところに、制作陣の熱量の高さを感じる作品です。9話以降もまだまだ盛り上がっていきますので、ぜひ最後まで見届けていただければと思います……！

作品情報

あらすじ

異次元と現世界を結ぶ通路”ゲート”が突如発生してから十数年、世界には”ハンター”と呼ばれる超人的な力に覚醒した人間たちが出現する。

ハンターはその力を使い、ゲート内のダンジョンを攻略し対価を得ることを生業としているが、強者揃いのハンター達の中で、「水篠旬」は人類最弱兵器と呼ばれる低ランクハンターとして生活していた。

ある日、低ランクダンジョンに隠された高ランクの二重ダンジョンに遭遇し、瀕死の重傷を負った旬の目前に謎のクエストウィンドウが現れる。

死の間際、クエストを受けると決断した旬は、自分だけが「レベルアップ」するようになり—。