「第⼗八回 声優アワード」受賞者コメントまとめ|今年は『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に出演した市ノ瀬加那さん、『ブルーロック』に出演した浦和希さんが主演声優賞に!
先日2024年3月9日(土)に、「第十八回 声優アワード」の受賞者・受賞作品の発表と授賞式が行われました!
今年は多様性の尊重やジェンダーフリーを鑑み、富山敬賞と高橋和枝賞が「富山敬・高橋和枝賞」として統合される変化がありました。
また、主演声優賞には『機動戦士ガンダム 水星の魔女』でスレッタ・マーキュリーを演じた市ノ瀬加那さん、『ブルーロック』で潔世一を演じた浦和希さんが輝きました。
本稿では受賞者のみなさんのコメントをご紹介します。
関連記事
歴代の受賞者一覧はこちら
主演声優賞
市ノ瀬加那さん
この度は本当に栄誉ある賞をありがとうございます。私にとってアニメとは、幼少期の頃からずっと当たり前に隣にあったそんな存在です。なのでアニメがなくては今の自分はなかったので、アニメーションというものにすごく感謝をしていますし、勇気をたくさんもらって今まで生きてきたので、アニメーションの中の声優としてここまで来ることができて本当に幸せだなと思います。
そして何より、この場に立てているのは『機動戦士ガンダム 水星の魔女』でスレッタ・マーキュリー役を演じさせていただいたからです。なので『水星の魔女』のスタッフのみなさん、そしてスレッタちゃんには感謝してもしきれないくらいです。本当にスタッフのみなさんありがとうございます。
今後も成長して色々な表現の幅を身につけて、声優というお仕事を通して人間として大きくなっていきたいなって思っています。まだまだ未熟な私ではあるんですけれども、自分なりの一歩を歩んでいけたらいいなって思っています。この賞を励みにこれからも頑張っていきたいと思います。
浦和希さん
こんなに誉れ高い賞をいただけるなんて、正直思っていませんでした。声優を志した頃から声優アワードの存在は知っていましたし、いつか受賞できる日が、こうやって登壇できる日が来たらいいなとは思っていたんですけれども、そんな中でまさか主演声優賞という形で評価いただけたことをとても嬉しく思っております。
最初は本当に信じられないという気持ちが大きかったのですが、でもじわじわと納得できる部分もあって。それはなぜかというと、スタッフさんたちと一緒に面白いものを作り上げられた自負があったからです。
僕は声優として声を吹き込む役者ですが、作画を担当されていたり、音楽を担当されていたり、宣伝であったり、色々な形で色々なスタッフさんが心を込めて、魂を削って作品を作り上げてくださいました。だからこそ、そんなスタッフさんたちの頑張りがこのような形で評価していただけたんだなと僕自身も思っております。
何もかも放り出したい本当に人生のどん底だった時期があったのですが、そんな時にふと見たアニメの主人公を演じていた福圓美里さんのお芝居に心を打たれて、自分もそんな風に心を震わせるお芝居をしたいと声優を志しました。その出会いがなければ、今ここに僕が立てているというのは絶対にないと断言できるほど、本当に衝撃的な出会いでした。
だからこそ今、昔の自分のような人たちに対して、そういう風に心を震わせられるようなお芝居を引き続き届けていきたいと思います。まだまだ本当に下手くそなんですけれども、色々なスタッフさんたちと一緒に作品を作り上げて、それを実現していきたいと思います。
これからも役者の心を育んで、世界一の声優を目指して……いや、世界一の声優になります! なので、何卒これからも応援のほどよろしくお願いいたします。