
700万年の人類史から選ばれた最強の13人が神殺しに挑む! 最終闘争“ラグナロク”を制するのは神か、それとも人類か――『終末のワルキューレ』あらすじ&魅力を紹介!【ネタバレあり】
序盤戦を制したのは神か人類か……!?
史上最強の敗者VS大海の暴君(コミック第5巻19話、TVアニメ第1期12話まで)
2連敗で暗い雰囲気の人類を追い詰めるように、第3回戦の神代表としてゼウスの兄で神々すら恐れる海神・ポセイドンが出場。後がない人類は、戦国時代の剣豪・佐々木小次郎に望みを託します。
試合は互いに1歩も動かない膠着状態からスタート。力量差がわかっている小次郎は、相手の動きを脳内でシミュレーションをするため、その場に座り込んでしまいます。それから意を決して「神器錬成」した刀を手に、究極の絶技「燕返し」で攻撃を仕掛けるも、結果は刀が軽く前髪に触れた程度。冷笑を浮かべるポセイドンの反撃を受けて、負傷してしまいました。

相手のあらゆる動きと技を先読みする「千手無双(せんじゅむそう)」で猛攻を紙一重でかわし続け、斬撃を繰り出す小次郎ですが、ポセイドンにより愛刀の「備前長光三尺余寸」が叩き折られてしまいます。勝敗が決まったと思われたところで、戦乙女・フリストの能力により、折れた刀は二対の刀へと生まれ変わり、二刀流となった佐々木小次郎はポセイドンと死闘を繰り広げます。
新たなる武器を手に、更なる奥義を放つ小次郎。しかし、ポセイドンの猛攻により一度は負けを覚悟します。そんなとき、かつて剣を交えてきた剣豪たちの声が会場に響き、小次郎を奮い立たせます。そして、神の動きすら読める「萬手無双(まんじゅむそう)」を会得。ポセイドンの両腕と胴体を切り裂き、人類初の勝利を収めました。

試合結果
時間:13分07秒
決まり手:双燕斬虎万刃繚乱
勝者:佐々木小次郎
●小次郎vsポセイドン タイマンPV
正義VS悪(コミック第7巻、TVアニメ第2期5話まで)
神側の2勝、人類側の1勝で迎えた4回戦。威信にかけて連敗が許されない神側が選んだのは、半神半人のヘラクレス。対する人類は、殺人鬼のジャック・ザ・リッパーが登場します。
善と悪という対戦カードとなったこの戦いは、19世紀のロンドンが再現された闘技場で開戦。巧妙な嘘と罠によるジャックの猛攻を、ヘラクレスは全て真正面から受け止めます。さらに、尋常ではない苦痛と完全消滅のリスクを伴う「十二の災禍と罪過(エルキュール・エクソダス)」発動。自身の命を削る必殺技にジャックは徐々に追い詰められることに……。

そんなジャックがやけくそ気味に攻撃を繰り出すとヘラクレスの片腕が切断され、一気に形勢が逆転。ジャックの「神器錬成」が手袋で、彼が戦いの間に触れてきたロンドンの街並みすべてが神殺しの武器になることがわかり、神側には絶望の色が漂います。
しかし、へラクレスは窮地に陥っても挫折せずに最終奥義で応戦。神器化した建物1棟に押しつぶされても、不屈の心で立ち上がります。最後は接近戦となり、自分の血をなじませた手袋で手刀を繰り出したジャックがへラクレスの胴体を貫き、人類側が勝利したのでした。

試合結果
時間:26分57秒
決まり手:Dear GOD
勝者:ジャック・ザ・リッパー