
700万年の人類史から選ばれた最強の13人が神殺しに挑む! 最終闘争“ラグナロク”を制するのは神か、それとも人類か――『終末のワルキューレ』あらすじ&魅力を紹介!【ネタバレあり】
中盤戦に突入!
最強筋肉を持つ無類力士VS宇宙の破壊神(コミック第10巻、TVアニメ第2期10話まで)
2勝2敗の五分で迎えた中盤戦。第5戦の人類代表に選ばれたのは、無敗の伝説を誇る史上最強の力士・雷電為右衛門でした。土俵を模したスタジアムでインドの破壊神・シヴァと相対します。
試合は、雷電による飛び蹴りからスタート。その後も相撲ではご法度のパンチを繰り出し、最初から勝負を決めにいきます。これに対してシヴァはダメージを追いながらも4本の腕で応戦。熾烈な肉弾戦にとなっていくのでした。
雷電は自身の体を砕いてしまうほど筋肉が異常に強く、それを抑え込む新たな筋肉「百閉(ひゃくへい)」を身に着けていました。その筋肉を戦乙女の三女・スルーズとの「神器錬成」にて開放、完全制御を制御することに成功。圧倒的なパワーで腕を握り潰すなどシヴァを圧倒します。

不利な状態となったシヴァは神々からの声援を受け、己を鼓舞。かつてバラバラだったインド神界を一つにした必殺武踊「輪廻舞踊(ターンダヴァ)」を繰り出します。自らをも焼き焦がす灼熱のステップと終わりが見えない攻撃のリズムによりって一気に形勢を逆転させます。

生きている間に一度もできなかった本気の相撲をすると心に決めた雷電。基礎の技でありながら爆発的な筋力によって神域の技にまで昇華された一撃「八咫烏」放ち、シヴァの両腕を弾け飛ばします。
ダンスと相撲による怒涛のラッシュの後、様々な想いを背負い渾身の一発をぶつける両者。最後はシヴァの蹴り技が雷電の腕と首を落とし、勝利しました。
試合結果
時間:11分16秒
決まり手:大切炎舞(デーヴァローカ)
勝者:シヴァ
天上天下唯我独尊な神VS第六天魔王(コミック第13巻、TVアニメ第2期10話まで)
再びリードを許した人類。そんな彼らに絶望を与えるかのように神代表として登場したのは釈迦でした。しかし、彼は闘技場の真ん中を通り過ぎ、人類側へと移動。そして「神が救わぬなら俺が救う」と、人類側での出場を宣言したのです。

これに対して神側は、毘沙門天ら天界処刑人七福神が1つに合体した零福を選出。釈迦とは過去に因縁があり、「不幸だ」と口にしながら、神器「斧爻(ふこう)」で斬りかかります。

それに対して、釈迦は神器「六道棍(りくどうこん)」で、攻撃を捌いて的確にカウンターを入れていきます。さらに、攻防を繰り広げながら言葉をかけ続け、零福との確執を清算。そして正面から殴りあい、零福が満面の笑みを浮かべて倒れたことで勝敗が決しました。
しかし、突如零福が冥界の狂戦士・波旬(はじゅん)の姿に変化。正体不明な存在の登場に戸惑う神々の前にハデスが現れ、波旬は自分が統治する前の冥界で破壊の限りを尽くして姿を消した奴だと語ります。実は冥界で消滅したあと、ベルゼブブが波旬の残穢を育て、興味本位で零福に植えつけていたのでした。
零福を贄として復活した波旬は二つ名である第六天魔王の名にふさわしい破壊力を有していて、「六道棍」を使った釈迦の技はまったく歯が立たず、反撃により神器が破壊されてしまいます。

武器をなくし絶望の淵に立たされた釈迦。そんな彼の手には零福の「斧爻」が握られていました。零福に一緒に戦おうと声をかけた釈迦は、彼と「神器蓮生(ヴェルンド)」を実施。「大円寂刀・零(だいえんじゃくとう・ぜろ)」生みだし、上段から刃を振り下ろす秘技「天眼妙覚大涅槃斬(マハーバリ・ニルヴァーナ)」で波旬を切り倒し、真の勝利を手にしました。
試合結果
時間:21分37秒
決まり手:天眼妙覚大涅槃斬(マハーバリ・ニルヴァーナ)
勝者:釈迦