冬アニメ『俺だけレベルアップな件』連載インタビュー:水篠 旬役 坂 泰斗|強さを求めて暗い道を歩み始めた旬に一体何が待っているのかをお楽しみに!
『ピッコマ BEST OF 2019』マンガ部門第1位を受賞した人気SMARTOON(縦読み電子マンガ)『俺だけレベルアップな件』が待望のアニメ化し、好評放送中!
先日放送された10話では、ダンジョンから帰還した観月が旬にハンター引退を告げる。しかし感傷にひたる間もなく、ハンター協会監視課の犬飼から、以前C級ダンジョンで罠にハメられるも撃退した右京の弟であり、S級ハンターの将人から命を狙われていると忠告される。
その後、旬は協力関係を結んだ賢太と共に、次々とダンジョンを攻略しレベルアップを遂げる。一方、旬が関わった今までのダンジョンでの事件から、旬が再覚醒者ではないかと疑い接触を試みる「白虎」ギルドの宍戸だったが、逆に隠密スキルを見せつけられ、旬について口外しないことを約束させられた。そしてその後、旬は突然訪れた転職クエストの攻略に挑むのだった。
『俺だけレベルアップな件』のアニメ化を記念して、インタビュー連載をお送りしています。今回は、水篠 旬役を演じている坂 泰斗さんに再びご登場いただきました。放送されたばかりの10話を振り返っていただきつつ、ここまでのお話しで印象深かったエピソードをいろいろな切り口で紹介していただきました。
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10話は旬を取り巻く世界が動き始めたことがわかった回
――放送されたばかりの10話を振り返った感想や演じられて印象深かったシーンを教えてください。
水篠 旬役 坂 泰斗さん(以下、坂):様々な激戦を乗り越えて来た旬。そんな彼を取り巻く世界が少しずつ動き始めたことが明確にわかる回だったなと感じています。
宍戸さんとの駆け引きのシーンは、宍戸役の近藤さんとの掛け合いで録らせていただき、緊張感やお互いの腹を探る空気感がとても感じられて強く印象に残っています。
――1話で旬を演じた時からここまでの間の、変化や成長を感じた点を教えてください。
坂:初期のすべてを諦めて受け入れてしまっていた旬が、手にしたチャンスをモノにするため必死に戦い続け、身体的にも精神的にも少しずつ「レベルアップ」しているのではないかなと思います。ただ、自分を俯瞰で見て慎重に行動するという点では、初期から一貫して変わらないと感じています。
――ご自身が演じていく中で、1話から10話で演じ方や取り組み方を変えた点はありますか?
坂:意識的に変化をつけた訳ではありませんが、体格や筋肉量の変化からアフレコ時のマイク前での姿勢が自然と変わり、初期に比べてマイクの位置が高くなっていました。
旬にとってターニングポイントになったのは6話
――ご自身にとって、もしくは旬にとってターニングポイントになった回やエピソードを教えてください。
坂:個人的には6話がとても大きなターニングポイントだったのではないかなと思います。あの話数での描写やその時の音楽などから、旬の進む道は暗い闇の道だということがハッキリとわかっていただける重要な回だったと感じています。
――10話までで、旬が一番追い込まれたであろう場面をあげるとすれば?
坂:やはりカルテノン神殿での出来事が1番絶望的だったのではないかと思います。レベルアップ出来るようになってからも、常に限界の少し上に挑み続けるという根幹が旬にはあるので、常に追い込まれているなという印象もあります。
――10話まででご自身的に一番手応えを感じたシーンや演じていて気持ちが良かったシーンは?
坂:全てのシーンに思い入れがあり全力で演じさせて頂きましたが、6話の「俺はな、絶えずレベルアップしてんだよ」のセリフは良いものが生まれたのではないかなと感じました。