TVアニメ第7期の放送時期が解禁! 『夏目友人帳』AJ2024ステージで神谷浩史さん、井上和彦さんら声優陣がアニメ15周年とともに作品を振り返る/レポート
2024年3月23日(土)~24日(日)、東京ビッグサイトで開催中の日本最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2024(以下AJ)」。23日(土)、GREENステージで、「アニメ『夏目友人帳』AnimeJapan 2024スペシャルステージ~春の宴~」が行われました。
『夏目友人帳』は、「月刊LaLa」(白泉社)で連載中の緑川ゆきさんによる人気コミック。祖母から受け継いだ妖怪との契約書である友人帳を見つけた夏目が、自称・用心棒の妖怪ニャンコ先生とともに、友人帳に書かれた妖怪たちに名前を返すというストーリー。
TVアニメとしては、2008年より放映され、TVシリーズ第6期の放送から7年。アニメ「夏目友人帳」が15周年を迎える記念すべき年に、第7期『夏目友人帳 漆』の制作が決定しています。
スペシャルステージには、主人公の夏目貴志役の神谷浩史さん、ニャンコ先生/斑役の井上和彦さん、田沼要役の堀江一眞さん、多軌透役の佐藤利奈さん、総監督の大森貴弘さんが登壇し、ストーリーとともに思い出を振り返りました。
登壇者 ※敬称略
神谷浩史(夏目貴志役)
井上和彦(ニャンコ先生/斑役)
堀江一眞(田沼要役)
佐藤利奈(多軌透役)
大森貴弘(総監督)
アニメ15周年とともに、作品を振り返る
この日のステージは、アニメ放送15周年にちなんで「時間」、「年」がキーワード。アニメ第1期から第6期までを振り返ると、キャスト陣の発言から度々このキーワードが飛び出します。
第1期では、しっかりしている印象のニャンコ先生について、大森総監督が仙人っぽいイメージを見せたかったため、ネコっぽさを封印していたと告白。井上さんも今の方がキュートだと話します。そして、当時なかなか普通の高校生役を演じる機会がなかったという神谷さんも、夏目貴志役に決まって嬉しかったと振り返りました。
第2期から田沼要と多軌透も登場。佐藤さんは、お気に入りのキャラクター・ちょびひげ(CV:チョー)と多軌が同じ回で登場するということに喜びを見せるシーンも。また、第2期当初では、夏目と田沼の関係性に悩んでいたこともあったと語る堀江さん。年を重ねた今、改めて見返すと、二人の距離感がいいとアピールします。
これまでの最終回と少しタイプの異なった第6期の最終回について、大森総監督が言及。第7期をやるという前提で、最終回を作ったことを打ち明けました。
第7期「夏目友人帳 漆」が2024年秋放送開始!
またステージ後半では、桜が舞う中、主人公・夏目貴志と用心棒・ニャンコ先生が描かれたティザービジュアルと、ティザーPVが世界最速で初公開。上映後は、神谷さんもとても満足していると感想を伝えます。さらに最新情報として、第7期「夏目友人帳 漆」が今秋(2024年秋)、テレ東系ほかにて放送開始と発表されると、会場が大きな拍手に包まれました。
そして、これまでのAJ内の『夏目友人帳』ステージでも、お誕生日(3月26日)の近い井上さんをサプライズでお祝いされてきましたが、今回のステージでも大成功。今回のステージでは「時間」、「年」がキーワードだと度々告げてきたのも、このサプライズのためだったようです。
井上さんが70歳のお誕生を迎えるということで、井上さんの趣味のウィンドサーフィンを楽しむニャンコ先生がデザインされたフラワーバスケットがプレゼントされました。佐藤さんからフラワーバスケットを贈られた井上さん。今年は期待していなかったと言いながらも、嬉しそうにニャンコ先生のボイスでお礼を伝え、さらに神谷さんからお誕生日プレゼントでいただいたというスニーカーを履いて見せました。
最後に、神谷さんが長く続く作品を途中から見ることの難しさを話し、今作は読み切りスタイルなので、初めての方も安心して、秋にお会いしましょうとメッセージを伝え、ステージは終幕となりました。
[取材&文・宋 莉淑(ソン・リスク)]
『夏目友人帳 漆』作品概要
あらすじ
自称用心棒のニャンコ先生と共に、そこに名を縛られた妖怪たちに名を返す日々を送る。
妖と、そこに関わる人との触れ合いを通して、自分の進むべき道を模索し始めた夏目は、想いを共有できる友人たちにも助けられながら、大切な日々を守るすべを見つけていこうとする。
キャスト
(C)緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会