『ザ・ファブル』放送直前生放送「真黒組応接室」の番組レポート到着!興津和幸さん、岩崎諒太さん、三野雄大さんが出演
2024年4月6日(土)より放送開始となるTVアニメ『ザ・ファブル』。その放送に先駆け、先日3月31日(日)に放送直前生放送「真黒組応接室」が実施されました。
出演者は佐藤明役の興津和幸さん、黒塩遼役の岩崎諒太さん、高橋勝也役の三野雄大さんとなっており、番組中にはオーディションやアフレコでのエピソードを語りました。
本稿ではこの番組のレポートをお届けします。
放送直前生放送「真黒組応接室」番組概要
実施日時:3月31日(日) 17:00〜
登壇者:興津和幸、岩崎諒太、三野雄大
MC:しずる(KAƵMA、村上純)
放送直前生放送「真黒組応接室」番組レポート
配信には主人公・佐藤明役の興津和幸、真黒組・黒塩遼役の岩崎諒太、真黒組・高橋勝也役の三野雄大の三人が登場。
オーディションを経て、昨年末に本作へのオファーを受けたという三人。興津は「びっくりしましたよ。まさかアニメ化するなんて」と当時の驚きを明かしました。三野はオーディションでは黒塩の役を受けていたそうで「オファーを受けたときは、受けていない役だったので戸惑いました。」と高橋役のオファーを受けた際の思い出を語りました。
トークは作品のアクションシーンに移り、興津はアクションシーンの演技について「6秒でだいたい何かをヤるんですけど、佐藤は強すぎるんで、『うっ』とか『あっ』とか、勢いはいらないんです。手塚プロさんがすげー頑張ってくれています」と『ザ・ファブル』ならではのポイントを明かしました。また、ギャグパートを担当することの多い岩崎は「クロは唯一、佐藤がファブルであるということに気づいていますから、佐藤に対してのアプローチと、(舎弟である)高橋へのギャップがあります。表ではドスを効かせながら、(佐藤への)モノローグでは変わるので」とクロの二面性について話しました。
登場人物の紹介コーナーでは、主要キャラクターの印象についてのトークに。興津は佐藤明について「やりがいはすごくあります。よく分からない人じゃないですか。珍しい主人公像というか」と話し、原作に登場する台詞内の棒線についても触れ「最初読んだ時に自然に入ってきたんですよね、関西のノリというか。アニメは尺が決まっていますが、でも台本に線が入っていたら線のニュアンスは入れたいじゃないですか。そこはプロとして──」とアフレコ時のこだわりを明かしました。
明のパートナーとして登場する佐藤洋子(CV.沢城みゆき)については岩崎が沢城の演技を絶賛「すごいですよ、沢城さんの洋子は。表裏がすごくて。聞かせていただいていて、演じ分けがめちゃめちゃ楽しいです」とアフレコ時のエピソードを披露。そして洋子から洗礼を受けることになる高橋を演じた三野は「沢城さんの洋子がすさまじくて、ひっぱってもらっています」と話しました。興津は沢城との共演について「洋子と明は会話が噛み合わない。(沢城と)お互いつられないように、つられないようにと。会話が成立しちゃうと面白くないので、その違和感を楽しんでいただきたいです」違和感へのこだわりを明かしました。
清水岬(CV.花澤香菜)については「周りの人間が大体泥臭いというか、ちょっと薄暗いイメージのキャラが多い中で、岬ちゃんが出てくると綺麗な空気になる印象がありますね」と興津。三野も「収録中でも、ひとりだけ清純な感じがするので、空気清浄機みたいな感じですね」、岩崎「ほんまに、めちゃめちゃいい人ですよね。最初に明を助けたのも岬ですから、ほっとけないですよね」と本作における岬の存在を表現。さらに、興津は花澤の関西弁にも注目してほしいと話し「各地の関西人が集まって、全員のずれを調整しながら収録をやっています。関西弁にうるさい人はいっぱいいるんで、みんな自信もって言うんですけど──」と話し、三野が続けて「意外と方言指導が入ったりするんです」と関西出身の声優が多い収録現場でのこだわりも明かされました。
真黒組の若頭・海老原剛士(CV.大塚明夫)について、舎弟を演じる岩崎は「もうすごいですよ、迫力も貫禄も十分ですから」と話し、三野も「高橋は怒られることが多いので、結構怖いです。映像から聞こえてくる(大塚の)声に迫力がありすぎて、テストの時とか結構『おー』となりましたね。明夫さんは本当に優しい人なんですが」と収録時の緊張感溢れる瞬間について話しました。
そして、黒塩遼について岩崎は「真黒組の組員としてそういった一面も見せながら、明への憧れと空回り。このキャラクターは真面目なところとコメディが一番別れているのですが、自分に近いところもあって、そこはやりやすいところでもありました」とクロの表現の幅の広さについて話しました。対して、高橋勝也を演じた三野は、高橋とは「全然似てない」とし、「高橋はあまり深いところを知らないままこの世界に入って、これから知っていくみたいな段階で成長の幅は一番あるキャラ。成長していくところも楽しんでいただきたい」と話しました。
番組では視聴者からの質問も紹介され、役作りにあたりチャレンジしたことについて聞かれた3人はそれぞれの役作りのエピソードを披露。興津は実際に「お風呂に入った」というが、「寒かった、すぐ出てきました」とのことで「気になるじゃないですか。みなさんも是非試してみてください」と明になりきる方法を実践していたことを明かしました。また岩崎は「橋の上から飛んでみて──というね、イメージをしてみました」と話し、三野「そういった映像作品やゲーム、触れてこなかったものに触れてみました。また、歩いている時に眉間を寄せてみたり、細かいところですが」と役作りについてもこだわりを披露しました。
好きな台詞について問われると、三野は「黒塩に対して『兄貴――』と言うところがあるんですが、本当にクロが馬鹿すぎて──それもあるし、舎弟としての心配もあるしという気持ちがこもった台詞になっているので注目して欲しいです。叫んでいて楽しかったです」と話し、興津は沢城演じる洋子のセリフをあげ、「洋子が男の子を手玉にとって遊ぶときに『おいで〜』と言うのが最高!すごい楽しそうなの」と話し、岩崎は「『先生と呼ばせてください!』というところですね。心の声で『そうですよね、先生!』」と叫ぶシーンをあげました。
イベントの後半には原作者の南 勝久氏からの「『ザ・ファブル』が好きな皆様と同じく、 まもなく完成したアニメ版『ザ・ファブル』が 観れる事を僕も嬉しく思います。 楽しい春になりますように──」というメッセージも紹介され、興津は「たのしみましょう!」と返しました。
最後に、
三野「本当にあっという間で、楽しかったです。スタッフの皆さんも含めて温かい現場で、熱量のある作品になっていますので、僕も視聴者の皆さんと一緒に楽しみたいと思います」
岩崎「今日もこんなに盛り上がりました、アニメも個性的なキャラクターとすごいアクション、ギャグパートの絶妙な作品になっていますので、放送をお楽しみに!」
興津「楽しいおじさんたちと、綺麗なお姉さんたちが一生懸命作っている作品ですので、ぜひみなさんリアルタイムでご覧いただいて、『#アニメファブル』でポストしていただき、毎週トレンドに入るよう、プロの視聴者として、毎週楽しんでいただけたらと思います」
と締め、配信イベントは終了となりました。
『ザ・ファブル』作品情報
あらすじ
幼少期から殺し屋としての英才教育を受け、
どんな敵も 6 秒以内に鮮やかに葬り去る、
無敵の殺しの天才・通称“ファブル”。
ある日、組織のボスから
「1年間誰も殺してはならない」
という突然の指令を受けた彼は、
人殺しをしない全く新しい生活を送ることになる。
佐藤明と名乗り、プロとして初めて過ごす普通の生活。
しかし、平穏な日常の中に蠢く、不穏な空気が明を放っては置かない...。
果たして、この最大にして至難のミッションを遂行することはできるのか!?
寓話と呼ばれし無敵の殺し屋“ファブル”の、 カッコよく、滑稽で、
そして少し風変わりな 1 年間の殺し屋休業生活が始まる!
キャスト
(C)南勝久・講談社/アニメ「ザ・ファブル」製作委員会