アニメのシロコはカッコ良い!?キャラクターの幅が広がった、春アニメ『ブルーアーカイブ The Animation』小倉唯さんインタビュー
数千以上の学校で形成された学園都市「キヴォトス」を舞台に描かれる「学園」×「青春」のストーリーや、さまざまな魅力を持った生徒たちで大人気のアプリゲーム『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』がファン待望のテレビアニメ化し、4月7日(日)から『ブルーアーカイブ The Animation』として放送中。
ゲームと同様にメインストーリーの「対策委員会編」から始まる本作でもメインキャラクターの一人、アビドス高等学校「対策委員会」の砂狼シロコを演じる小倉唯さんにインタビュー。『ブルーアーカイブ』に対する思いや、アニメ第1話の感想などを語ってもらった。
キャラクターの可愛さとストーリーの重みのギャップも魅力
――『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』、通称『ブルアカ』のアプリゲームは、今年の2月に3周年を迎えました。小倉さんの演じるシロコは、最初に実装された生徒の一人ですが、この3年間で『ブルアカ』の人気の高さを実感するような機会はありましたか?
小倉唯さん(以下、小倉):例えば、ゲーム内でシロコが登場したりしたときのファンの皆さんの盛り上がりを(SNSなどで)見たりして、人気があるんだろうな、ということはひしひしと感じていました。
あと、大学の同級生に韓国人のお友達がいるんですが、その子が「韓国でもすごく人気だよ」って教えてくれたんです。日本だけではなく、世界で愛されていることも、この作品の一つの特徴なのかなと思っています。
――『ブルアカ』のアプリゲームの魅力は、どのようなところにあると思いますか?
小倉:色彩がすごく綺麗で透明感がありますよね。それが絵のタッチにも反映されていて、すごく魅力的だと思います。それから、「青春」が作品のテーマということもあって、可愛いだけじゃなくどこか儚さや切なさも感じられます。
また、そういった綺麗で可愛い雰囲気とは裏腹に少し重い物語展開があって、各々の生徒の中で複雑な背景、葛藤や悩みを抱えていたりするんです。そういった部分も、生徒の魅力をより深めているのかはと感じますし、可愛さとストーリー展開のギャップも作品の一つの魅力なのだと思います。
――シロコの所属する「アビドス高等学校」に関しては、こんなに可愛い女子高生たちが砂漠の中で暮らしているというのも大きなギャップですよね。
小倉:初めてアニメで『ブルアカ』を知った人は驚くかもしれませんね(笑)。たぶん、「なんで砂漠なの?」とか「なんでこんなに学生が少ないの?」とか、気になることがたくさんあるだろうなって思います。
――では、『ブルアカ』がテレビアニメ化すると聞いたときの心境を教えてください。
小倉:あるとき急にアフレコのスケジュールが抑えられていて。スケジュールを見たら「これ、絶対に『ブルアカ』のアニメだ」と分かったので、(事務所から)具体的な話を聞く前に、アニメ化が決まったことを知りました(笑)。アニメ化が決まったことは、もちろんとても嬉しかったです。
アニメで動くシロコに声を当てられるのは、アプリとはまた違う演じ甲斐もあるだろうなと思いましたし、アフレコの台本をもらうまでは、どんな内容になるのか分からなかったので、すごく楽しみにしていました。
――小倉さんが演じている砂狼シロコという生徒の特徴や魅力などを紹介してください。
小倉:シロコは見た目からも想像がつく通り、少しクールなタイプの子。口数もそこまで多くはなく、どちらかというと物静かな感じ。でも、実は心の中では熱い魂を持っていて、意外と怖いもの知らずというか。思いついたことに対して、一直線に進んでしまう果敢さや勇ましさもあります。すごく責任感もある子なので、自分が言ったことは最後までしっかり責任を持ってやり遂げよう、という覚悟も持っていますね。とても仲間思いな子でもあるので、そういった情に熱い部分なども素敵だな、と思いながら演じています。