『キボウノチカラ〜オトナプリキュア’23〜』AnimeJapan 2024でBlu-ray&DVD発売記念スペシャルトークショーを開催|キュアドリーム役・三瓶由布子さん&キュアルージュ役・竹内順子さんから語られるオトナになったプリキュアを演じる難しさ、印象的なエピソード
2024年3月23日(土)~24日(日)にかけて東京ビッグサイトで開催された世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2024」。3月24日(日)のマーベラスブースでは、「『キボウノチカラ〜オトナプリキュア’23〜』Blu-ray&DVD発売記念スペシャルトークショー」が実施され、三瓶由布子さん&竹内順子さんが登壇。アニメ放送を振り返り、本作にまつわるエピソードが語られました。
今語られるオトナになったプリキュアを演じる難しさ、本作での思い出
客席より大きな拍手が送られる中、夢原のぞみ/キュアドリーム役・三瓶由布子さんと夏木りん/キュアルージュ役・竹内順子さんが登壇。そして、司会者からプリキュアでは馴染みのある「お約束の挨拶」をお願いされると、2人はそれぞれ「キュアドリーム」「キュアルージュ」の名乗りの台詞と共に自己紹介をしてイベントがスタートします。
『プリキュア』シリーズは2023年に20周年を迎え、『Yes!プリキュア5』『Yes!プリキュア5GoGo!』は放送開始から今年で約17年。そして本作は『Yes!プリキュア5』『Yes!プリキュア5GoGo!』に登場する、当時中学生だった夢原のぞみたちの成長した姿を描いたストーリーです。そんな本作で三瓶さん演じるのぞみは小学校の教師に、竹内さん演じるりんはジュエリーデザイナーとして登場しています。
早速、トークコーナーへ。中学生からオトナに成長したキャラクターを演じた際の気持ちを訊かれると、三瓶さん&竹内さん共に嬉しさと不安が同時に押し寄せてきたとコメントを残します。
三瓶さんは中学生からオトナになったキャラクターに声を当てることへの難しさについて言及。オトナになるまでのキャラクターの人生を演じていない分、いきなりオトナになったキャラに当てた声の演技がこれで正解なのか、竹内さんは演じる前の不安を明かしました。
2人の会話は広がっていき、三瓶さんも放送が始まるまで視聴者の反応が気になりとても緊張していたと言います。しかし最後には、他の声優陣のみなさんも自身と同じ気持ちであると知り、心強かったと添えました。
続いて、「印象に残ったエピソード」を尋ねられると、ふたりとも第1話で一致した模様。のぞみとりんがお互いの名前を呼んだシーンに触れた竹内さん。りんを見つけた際の、のぞみの喜びと自身の喜びが重なったと話す三瓶さん。さらに竹内さんは、同シーンでのぞみがこけたことによって一気に中学生だった頃に戻ることが出来たと、緊張が解れたと続けました。
また、(『ふたりはプリキュアSplash☆Star』の主人公)日向 咲&美翔 舞が登場したことについて言及する竹内さん。『ふたりはプリキュアSplash☆Star』では星野健太を演じたということもあり、咲&舞の変身を再び見ることが出来たことへの喜びを露わにしました。
そして三瓶さんが挙げたのは最終話の病室でのココとのぞみのシーン。ふたりの間に絶妙な空気が流れた瞬間にタイミング良く(悪く?)病室に入ってきてしまうみんなのリアクションがプリキュア5らしくて好きだと話します。
すると積極的な美々野くるみ(CV:仙台エリ)の話題になり、アフレコでもくるみ節が効いていたと三瓶さん。くるみ節なのか、はたまた仙台さん節なのか分からなかったと笑いながら振り返る竹内さんの姿が印象的でした。
こちらで触れられた最終話ののぞみとココにはさらなる必聴の裏話があり、『キボウノチカラ〜オトナプリキュア’23〜』Blu-ray&DVDの初回限定音声特典CDに収録されているとのこと!
お次は「自身のキャラと他のキャラのつながり」の話題に。三瓶さんはプリキュアの「ブンビー」について語ります。本作のなかでブンビーがドリーム推しだと明かされたことに触れ、もはや「父親」であると述べました。さらに竹内さんが「のぞみとココの関係」を三瓶さん自身から見るとどう思うのか尋ねると、役ではない視点で言うなら、なかなか進展しない関係がもどかしいそうで、どちらかというとくるみ目線に近いのかも、と告白する一幕も。
竹内さんは「りんとのぞみ」について、オトナになってもそばに居たという事実が嬉しいとコメント。
また、りんと水無月かれん(CV:前田 愛)については以前から、性格的に似ている部分が多いと思っていた、と一言。『Yes!プリキュア5』当時、意見がぶつかる描写もあった2人だったが、そんな前作での関係も踏まえて、この2人が支え合う本作のシーンに共感すると心の内を明かしました。
続くトピックスは「本作にまつわる思い出深い出来事」。竹内さんは春日野うらら(CV:伊瀬茉莉也)の歌と即答します。役者の目線でうららのエピソードは共感する部分が多いと三瓶さん。三瓶さんは成人式のお祝いメッセージをキュアドリームとして贈ったエピソードを披露しました。
トークコーナーが終了すると『キボウノチカラ〜オトナプリキュア’23〜』Blu-ray&DVDの紹介へ移ります。
三瓶さんはBlu-rayの特典であるアクリルスタンドを、竹内さんは夢原のぞみ&キュアドリームが描かれたBlu-rayのジャケットを手に本作をアピール。
最後に竹内さんはもう一度、本作を楽しんで欲しいと熱く語りました。三瓶さんがのぞみの声で声掛けすると本日1番の大きな拍手が沸き起こり、名残惜しくもイベントは終了しました。
[文・笹本千尋]
作品概要
あらすじ
キャスト
(C)2023 キボウノチカラ オトナプリキュア製作委員会