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内山昂輝&下野紘が語る『ヒロアカ』最終決戦に臨む敵(ヴィラン)の信念/『ヒロアカ』第7期放送記念インタビュー

想いの強さはヒーロー以上! 最終決戦に向かう敵(ヴィラン)たちの信念ーー『僕のヒーローアカデミア(第7期)』死柄木弔役・内山昂輝さん&荼毘役・下野紘さんインタビュー

今の死柄木は全然可愛くない!

ーー改めて、お互いのキャラクターの印象を教えてください。

内山:初登場時の荼毘はこれから仲間になっていくんだろうなとは思っていたけど、ずっと謎めいていて。そこからいろいろと明らかになっていくような予感もありつつ、とにかくミステリアスな印象を持っていました。

ーー初登場時は原作でもまだ正体が明かされていませんでしたね。

下野:演じる側としては教えていただきたかったです。僕もずっと謎だなと思っていましたから(笑)。

内山:そうでしたね。敵(ヴィラン)連合の中でも割と自由な行動が許されていたからふと消えていたりして。そういう点も謎が多いなと思っていました。

ーー自由行動を許されていたということは、死柄木はある程度信頼していたのかもしれないですね。

内山:どうなんでしょう。敵(ヴィラン)の人たちは、初期は特に、友情とか絆というものが全然似合いませんでしたから。だから信頼感があったのかはなんとも言えないですね。

下野:信頼関係というより、利害の一致ですよね。みんなでなにかを成し遂げようとする者もいれば、荼毘みたいな者もいる。その自由度の高さは敵(ヴィラン)連合の良さだと思います。

ーー下野さんからご覧になった死柄木はいかがですか?

下野:僕の勝手なイメージですが、オール・フォー・ワンと融合する前の死柄木は、もう少し可愛らしさがあった気がするんですよね。

内山:まあたしかに序盤は幼さを感じることがありました。

下野:そうそう。荼毘との会話でも幼くて可愛らしいときがあったのに、今はもう全然可愛くない(笑)。

ーー(笑)

内山:しっかり成人男性になってしまいましたね。

下野:成人男性って(笑)。でもなにかを超越しちゃったよね。荼毘も大概ですけど……。

内山:死柄木はプロミネンスバーンされたのに生きてますもんね。

下野:うんうん。それだけ自分の成し遂げたいことに対する執着が強いんだろうなと。

ーーシリーズを通して演技面に変化はありましたか?

内山:長く続いているシリーズだからこそ、これまでのキャラクター像を継承しつつ、ストーリーに沿って変化を加えています。先ほど下野さんが内面の変化を挙げてくれましたけど、キャラクターデザインも要所要所で変化があったので、演技もそれに合わせて変えていたりもしていて。

今では体格がしっかりしているから力強さをかなり意識しています。初期は幼さも意識していたので、発声の仕方とか今とは全然違うんじゃないかな。

下野:僕自身、第6期まで溜め込んでいたものがあって、それをどうやって吐き出してやろうか考えていました。そしてついにその時が来て、本当に楽しかったです。やっといっぱい喋れる!と。声優なのに全然喋れない、テンションを上げられない、という状況が続いていたのでなおさらですね。でもこの先、きっと苦しさや痛みを伴うと思うんです。僕自身、喉のケアは劣らないようにしています。

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