音楽
MADKID 10thシングル「ふたつのことば」インタビュー

『何気ない日常こそが、一番の幸せなんだ』ーー新境地を開拓したMADKID 10thシングル「ふたつのことば」インタビュー

「Dream Journey」は夜感漂う楽曲で、リスナーを夢の世界へ誘う

――カップリング「Dream Journey」はどんなコンセプトで制作されたのか、またタイトルの由来を教えてください。

SHIN:この曲は僕がMADKIDで初めて作詞をしています。誰でも日常生活に嫌気がさしたり、疲れて抜け出したい時、現実逃避したい時があると思いますが、そういう時にこそ「立ち止まってリフレッシュするのもいいんじゃない?」とか「自分が好きなことをしてもいいんじゃない?」ということを夢に例えて歌詞にしてみました。

――歌詞の中に何度か「夢機関車」という言葉が登場しますが、皆さんの年代で機関車というのは珍しいですね。

SHIN:最初にデモを聴いた時に、アンティークっぽいイメージが自分の中にあって。最初のイントロから最後の扉を閉めるような音は、電車や列車というよりも機関車かなと。夢の中で煙を焚きながら空を飛んでいくイメージがあったので、機関車にしました。

――「君らしさ忘れないで 逃げたい時には迷わず逃げ出しちゃえ」や「独りじゃ気づけない 抜け出すトンネルの向こうへ」など、日々、仕事や勉強、目標などに向かって頑張っている人に癒しを与えてくれる曲かなと。

SHIN:現実の世界でも素敵な場所や夢っぽいところはたくさんあるので、視野を広げて現実世界の素敵な場所を探したり、行ってみるのもいいんじゃない? ということも伝えられたらいいなと思って、歌詞を書きました。

――また「桜 海 花火 雪景色」も四季を巡りながら車窓から風景が流れる感じも旅っぽくていいですね。あとサウンドはちょっとシティポップっぽい香りと夜感たっぷりのアレンジになっています。

LIN:ラップパートを書くためにSHINくんの書いた歌詞を聴いていたら、ずっと『銀河鉄道の夜』(宮沢賢治 作)が頭に浮かんでいました。だからSHINくんの歌の間に、フィットするようなラップパートにしました。

中毒性が高いフレーズが聴きどころ。皆さんも同じ夢の機関車に乗った気分で

――好きなフレーズ、聴きどころなどご紹介お願いします。

YOU-TA:ボーカル3人でコーラスをするところがあって、そこのコーラスの感じは今までのMADKIDではあまりやってこなかったコーラスワークなので、3人だからできる幅や見せ方が聴きどころかなと思います。

LIN:今までの曲は自分へのパスがない状態でラップパートを書いていましたが、今回はSHINくんからパスをもらえたので、他の人のエッセンスが入った自分のラップパートは特に気に入っています。ぜひ注目して聴いていただきたいです。

SHIN:「Let's go! Dream SL journey!」というフレーズは、聴いている方の耳にきっと残ると思うので、ライブでも一緒に口ずさんでもらったり、日常生活の中でふと頭に浮かんで幸せな気分になってもらえたら。

KAƵUKI:今SHINちゃんが挙げた「Let's go! Dream SL journey!」は、僕も歌っているんですけど、耳に残る中毒性があるし、誰でも口ずさめるパートかなと。だからライブでは、このフレーズを一緒に大声で歌うというより、軽く口ずさんだり、心の中で歌ってノッてもらえたら嬉しいです。

YUKI:僕が作詞する時、既にSHINちゃんが書いていた歌詞が汽車に乗っている感じだったので、みんなも同じ汽車に乗っている気分でゆったりした気分で聴いてもらえたらいいですね。

――このシングルの2曲はいつもの力強くてパワフルなボーカルとは違うテイストで、さわやかでシンプルなサウンドです。ボーカルの美しさやハーモニーをたっぷり堪能させてもらいました。

YOU-TA:ありがとうございます。そう言っていただけるとボーカル冥利に尽きます。

レコ発イベントでは「ふたつのことば」に好評の声が続々

――現在、5/19までレコ発イベントを展開中ですが、反応はいかがですか?

SHIN:「ふたつのことば」自体が温かみのある楽曲なので、アニメのOPやMVで聴いてくださったファンの方から「大好き」という言葉をたくさんいただきました。このイベントでファンの方々とコミュニケーションを取りながらパフォーマンスできているのが楽しいです。まだまだリリースイベントは続きますので、まだ参加されていないファンの方はもちろん、『ただいま、おかえり』やこの記事で僕らを知ってくれた方など、たくさんの方に来てもらいたいです。

10周年企画は「10個の挑戦」! バンドMADKIDが見られる貴重な機会も!

――リリース後の5/24~26にはカナダで行われる「Anime North」への出演が決まっています。

YOU-TA:初めてカナダに行くので、めちゃめちゃ楽しみです。4月上旬にもハワイに行かせていただいて、海外にも僕らを待ってくれるファンの方がいることを改めて実感できたし、海外での僕たちのスタイルとの親和性も感じたので、カナダでも期待しています。

――海外にはどれくらい行かれているんですか?

YOU-TA:4~5回くらいです。最初の頃、アメリカのライブでは、お客さんをイジることもできなかったんですけど、ハワイではKAƵUKIが「Japanese Famous Comedian」みたいな立ち位置で、上手にトークをまわしていて。

KAƵUKI:英語は全然できないんですけど、頭に浮かんできた単語をとりあえず口に出していったらなぜかウケて(笑)。

――日本のライブでもKAƵUKIさんの名コメディアンぶりを見たいです。

KAƵUKI:いえいえ! 日本だとウソになってしまうので(笑)。

――10周年企画として、5/3にFLOWと仲村宗悟さんを迎えて『Future Notes Fes -ANNIVERSARY SPECIAL-』を行いましたが、他に10周年企画の予定は?

YOU-TA: 6月にはBAND MADKIDのライブもあります。2~3年前くらいに自分たちでバンドを組んで演奏をするライブをやりましたが、その形式のライブに今年も挑戦することになりました。僕たちのスタイルはダンスロックなので、自分たちで演奏できたほうが広がるよねということで挑戦しています。

――歌って、踊れて、その上、楽器も演奏できるなんて、もうパーフェクトじゃないですか!?

YOU-TA:いえいえ! まだそんなレベルじゃないです! ちなみに今年は10周年ということで、「10個の挑戦」を掲げて、グループとしても個人としてもいろいろ挑戦するので、年内に達成できたらいいなと思っているので、楽しみにしていてください。

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