この記事をかいた人
- 笹本千尋
- 1998年生まれのフリーライター。アニメ文化とアンティーク雑貨と絵を見ることが好きです。
クギ先生による、ダリアコミックスユニ『キリング・ストーキング』はオ・サンウとユン・ウジンのふたりが築く歪な共依存関係、そしてそこから織りなされるサイコホラーな展開が魅力的なBLコミックス。
2024年2月3日(土)にはアニメイト池袋本店9F(animate hall WHITE)にて完結記念に際したにサイン会が開催されました。さらに、サイン会終了直後にはクギ先生へのインタビューを実施!
本稿では、完結記念に際したサイン会の模様とクギ先生のインタビューをお届けします。
アニメイト池袋本店の8階から9階に上がる階段ではこれまでの『キリング・ストーキング』、ウジン&サンウの出会いなどの漫画のページが展示されており、9階に到着するまでにどことなく懐かしさを感じました。
サイン会場に入ると、真っ先に目に入ったのは手前の大パネル3枚。こちらはワイン(全3種)に使用されていたイラストで、今回パネルで用意されていました。
また、壁の長方形ポスターは9枚あり、各巻(全9巻)の名場面をピックアップしたポスターとなっています。
反対側の壁には特典などで描き下ろされたイラストたちが展示されています。「(クギ先生の)SNSで見たことがある!」という方も少なくはないはず。
それではサイン会後に実施したクギ先生のインタビューをお届けしていきます。
――改めて、サイン会を終えたご感想をお聞かせください。
クギ先生(以下、クギ):他の地域でもサイン会をやったことがあり、各地域でも色々準備してくださっていましたが、今回は本格的な「会場」で行われて「これこそサイン会なんだ!」と感じて、とてもありがたかったです。スタッフの皆さんもとてもやさしかったです。
また、お越しくださった皆さんのリアクションが西洋系の皆さんと異なって新鮮でした。
――日本では初のサイン会だと伺いました。
クギ:ファンの皆さんが可愛くて、皆さんのお気持ちがすごく伝わり、胸があたたかくなり癒されました。
――サンウとウジンが一緒に海外旅行するとしたら、どこの国に行きますか?
クギ:すぐ思い浮かぶのは日本です。もしくは・・・タイですかね。
――「キリング・ストーキング」 の中で特に気に入っているシーンはどこですか?
クギ:スキー場のシーンです!普段より明るい背景でキャラクターたちがそれぞれ平凡な人間のフリをしていたので、描いていた際にとても新鮮な気持ちになりました。
――キャラクターに込めるフェチを教えてください!
クギ:口を強く噛む時の顎の筋肉フェチです(笑)顎のところにすっと斜めに線が引いてある部分です!
――漫画を描く時に、特にこだわっていること・譲れないことは何ですか?
クギ:キャラクターのセリフと表情がうまくマッチングしない時や、あまりにも平凡でありふれた表情になった時は修正します。
――今後描いてみたい作品ジャンルがありましたら、お教えいただきたいです。
クギ:できれば少年/ロマンス/ファンタジー/学園など全部やってみたいです。ただし、推理と日常漫画(自分の日常がとてもつまらないので)は除きます!
――それでは最後にファンの方へ向けてメッセージをお願いします。
クギ:完結してから4年も経ったのに今でも気に入ってくださり、また足を運んで頂き誠にありがとうございます。次回の作品もぜひ楽しんで頂けたらと思います。
――ありがとうございました!
クギ:ありがとうございました。감사합니다〜!(カムサハムニダ)
[取材・撮影/笹本千尋]
著者:クギ
発売日:2024/01/22
価格:1,155円(税込)