『ささやくように恋を唄う』水口未希役・古賀葵さんのオフィシャルインタビュー公開!
テレビ朝日系全国24局ネット“NUMAnimation”枠、BS朝日ほかにて、2024年4月13日(土)より放送中のTVアニメ『ささやくように恋を唄う』。
水口未希役・古賀葵さんのオフィシャルインタビューが公開されました。
水口未希役・古賀葵さんオフィシャルインタビュー
──未希はひまりの幼なじみにして相談役というポジションですね。
古賀葵さん(以下、古賀):実はひまりちゃんと同い年の子って、今のところ未希ちゃんしか出てきていないんです。そういう部分でひまりちゃんと距離感が近く、依先輩とは違う親密度、友情、愛のカタチを出せたらいいなと思いながら演じました。原作を読ませていただいたときに、未希ちゃんが友達にいたら楽しそうな印象も受けたので、隣にいたら心が楽になれる子になってほしいという願望も込めています。
──言われてみれば、ひまりのまわりってお姉さんばかりですね。
古賀:そうなんです。敬語を使うシーンがたくさんあるひまりちゃんも、未希ちゃんにだけは友人同士の気兼ねない会話をするので、私もひまりちゃんが心を許せるようなお芝居を目指しました。
──ひまりが未希に甘えてくる場面も結構ありますよね?
古賀:亜季ちゃんの妹という「妹キャラ」ではあるんですが、ひまりちゃんの前では「やれやれ」とか「よしよし」って、ひまりちゃんをなだめるようなお姉さんっぽいところが出るんです。その関係性もすごくいいなと思い、お姉さんっぽさも意識するようにしました。ただ、基本的には亜季ちゃん大好きマンで、お姉ちゃんのことになるとすぐ「お姉ちゃんオタク」になるのが面白いです。
──第6話のライブでは「今日こそお姉ちゃんを見てよ」と、ひまりに迫っていましたね(笑)。
古賀:第1話でもライブが終わった途端、「うちのお姉ちゃんどうだった?」と聞いていて(笑)。シスコンを超えたお姉ちゃんオタクという感じがかわいいです。
──第3話では、ひまりに恋の相談をされる場面がありました。
古賀:演じながら甘酸っぱい気持ちになったシーンです。ひまりちゃんは恋をしたことがなく、そういう悩みもなかったはずなのに、思い悩んだ様子で自分から恋バナを振ってくる。だぶん、未希ちゃんとしても初めての経験だったと思うので、びっくりしたと思います。でも、ひまりちゃんが話してくれたのが嬉しかったんでしょうね。しっかり悩みに応えてあげようとする姿がいいなと思いましたし、素敵な友人関係だなと羨ましくなりました。
──青春って感じがしますよね。
古賀:恋愛の“好き”がわからない、未希ちゃんへの“好き”と何が違うのか…。恋に悩む姿にキュンキュンしましたし、未希ちゃんとひまりちゃんの関係値が見えたのもよかったです。恋愛の悩みを打ち明けるのって勇気がいることだと思うんです。でも、ひまりちゃんは真剣に未希ちゃんを頼り、未希ちゃんも真摯に相談に乗ってあげる。なんて、いい関係なんだろうって。自分のことを聞かれて気恥ずかしそうにしながらも、他人の相談には前のめりになれる未希ちゃんには、すごく共感できました。
──古賀さんも相談に乗るタイプなんですか?
古賀:そうですね。相談されることが結構あります(笑)。
──(笑)。恋バナに限らず、振り返ると未希はいろいろな場面でひまりの道しるべになることが多かった印象です。
古賀:そうなんです。最初のライブに連れていったのも未希ちゃんですし、依先輩のことを調べ、ひまりちゃんの背中を押してあげたのも未希ちゃん。恋のキューピッドのように、ひまりちゃんをサポートしているんです。ただ、部活を勧めたのも未希ちゃんなので、SSGIRLSと志帆さんたちとの関係を思うと、少し複雑な思いもあります(笑)。
未希ちゃん役としては、どうしても亜季ちゃんの気持ちを考えてしまうんです。お姉ちゃんと志帆さんに何かあったことは知っているようですし、ひまりちゃんがうまく取りなしてくれたらいいなと思いますが…。
──亜季の気持ちを考えてしまうということは、亜季がひまりに自分の気持ちを明かした第4、5話は気が気でなかったのでは…?
古賀:お姉ちゃんの気持ちを考えると、すごく複雑でした! お姉ちゃんも応援したいし、ひまりちゃんの力にもなってあげたい。一つ救いだったのは、未希ちゃんが亜季ちゃんの気持ちに気づいてなさそうなところ。「そのまま気づかないで~!」と思いながら、演じていました。
──未希を演じるうえで、音響監督から何かディレクションはありましたか?
古賀:第1話のテスト(リハーサル)は、ひまりと同じ目線を意識しながら演じたんですが、そのときに「ひまりと同い年だけど、ひまりよりお姉さん感が出るようにしてほしい」ということと、「亜季と姉妹だと感じられたほうがいいから、『亜季さん味』を少し加えてほしい」というディレクションをいただいたんです。それで、アフレコでは小松(未可子)さんのお芝居を観察させていただきました。
──そうだったんですね。
古賀:直接、お芝居について伺うことはありませんでしたが、ご一緒する機会が何度もあったので、そういうときに「お姉ちゃんってこんな感じなんだ」と勉強させていただいて。亜季ちゃんが依先輩やひまりちゃんをからかうようなところを、未希ちゃんにも取り入れられたらいいなと思いながら参考にさせていただきました。
──確かに、亜季にはいたずらっぽく笑うようなイメージがあります。
古賀:それをちょっと匂わせられたらいいなと思いました。
──古賀さんからご覧になった亜季の印象についても伺えますか?
古賀:大好きです! この姉妹は二人とも特徴的なほくろがありますよね? 未希ちゃんは口もと、亜季ちゃんは涙ぼくろ。私は特に涙ぼくろのある女の子がどタイプなので(笑)、まずは亜季ちゃんのビジュアルにハマりました。そういう意味でも、お姉ちゃんに憧れる未希ちゃんの気持ちに寄り添いやすかったです。
しかもビジュアルだけではなく、楽器もできて、飄々としながらもまわりが見えているお姉ちゃん…。そりゃ推すよねって(笑)。この二人がお家でどんなやりとりをしているのか見てみたいなって思いました。
──意外と二人が絡むシーンは少ないんですよね。
古賀:そうなんです。お姉ちゃんを推しているシーンはたくさんあるのに、二人が仲良くしているシーンやどうしてお姉ちゃんのことが好きになったのかがわかるシーンはまだないので、いつか見てみたいです。
──古賀さんからご覧になったひまりの印象についても教えていただけますか?
古賀:かわいいし、「天然人たらし」感があって、これはもうみんな放っておけなくなるよなと思いました。女の子としても人間としても魅力的なので、依先輩が惹かれるのもわかります。
──「天然人たらし」というのはよくわかります。
古賀:ずるい、ですよね(笑)。何も意識せず、満面の笑みで、自然と人をドキッとさせるところがあって。それを依先輩と両思いになってからも続けているので、「あ、これは天性の才能だ……」って思いました。
──(笑)。ちょっと魔性なところがありますよね。
古賀:そうなんです。狙っていないところが、より魔性っぽさを際立たせているというか。狙わずしてそんなことができるのかと、末恐ろしさを感じました(笑)。ただ、基本的にひまりちゃんには悪意がなく、善意によって突き動かされているので、それが今後いい方向に働くのではないかなと思います。
──他に気になっているキャラクターはいますか?
古賀:私、志帆さんたちローレライのメンバーがすごく好きなんです。これから志帆さんたちのお話が大きく取り上げられることになるんですが、彼女たちもいろいろな矢印を張り巡らせていて、それがまた胸がキュッとなるようなお話で…。志帆さんと亜季ちゃん、ローレライ内部の話と、複雑な人間関係に注目していただきたいですし、ぜひ皆さんにもローレライとSSGIRLSがどうなっていくのか、最後まで見守っていただきたいです。
──ここまでの志帆の言動を見る限り、もしや悪役なのではと思ってしまいそうですが…。
古賀:第7話のラストには驚かされましたし、アニメから入った方はきっと「何、この子!?」と、衝撃を受けたかもしません。でも、この先のお話をご覧になって彼女たちの過去を見てから判断していただきたいです! 彼女たちの過去にも切なさ、儚さがたくさんあるので、いろいろな感情が刺激されると思います。一つ言えるのは、志帆さんもまた不器用な女の子なんだということです。
──では、恒例の「高校時代によく聴いていた音楽」についても伺えますか?
古賀:高校時代は軽音部に所属していて、コピーバンドをいっぱいやっていました。部活内でいろいろなバンドを組むんですが、女の子同士だけでやるときはチャットモンチーさん、男女混合のときはDOESさんやRADWIMPSさんの曲が多かったです。ちょうどこの頃は、アニメ『けいおん!』も流行っていて、『けいおん!』の影響で軽音部にきましたという後輩もたくさんいました。私も『けいおん!』の曲をやったことがあります。
──最近“ひとめぼれ”したものについても教えていただけますか?
古賀:最近、よくペットショップに立ち寄って、かわいい子たちを眺めているんです。先日はお店に入った瞬間、ブリティッシュショートヘアーの男の子と目が合って、その子に“ひとめぼれ”しちゃいました。一緒に遊んでもらって、かわいいなとは思ったんですが、命を預かることを考えるとやっぱり難しいと思って、血の滲む思いでショップをあとにしたんです。それから毎日、そのペットショップのホームページを確認しては「まだいるかな?」と、そわそわしています。
──ありがとうございます。最後に『ささ恋』の今後の展開で期待してほしいことを教えていただけますか。
古賀:まずは、ひまりちゃんと依先輩のラブラブぶりをぜひ見ていただきたいです。ただ、志帆さんたちローレライの登場により、物語としては一筋縄ではいかない状態になってくるので、複雑な人間関係にも注目してください。繰り返しになりますが、ローレライのメンバーも素敵なキャラクターばかりです。お話が進むにつれて、キャラクターの印象も変わってくると思うので、ぜひ彼女たちのことも愛していただけたら嬉しいです。
TVアニメ『ささやくように恋を唄う』作品情報
放送・配信情報
■放送
4月13日 (土)より放送開始!
テレビ朝日系全国24局ネット“NUMAnimation”枠:4月13日 (土)より 毎週土曜深夜 1:30~
BS朝日:4月14日(日)より毎週日曜 23:00~
AT-X:4月18日 (木)より毎週木曜 21:30~
※リピート放送:毎週月曜 9:30~/毎週水曜 15:30~
■配信
●月額見放題サービス
4月13日(土)より毎週土曜25:30以降、順次配信開始予定
ABEMA 独占配信
●個別課金サービス
4月13日(土)より毎週土曜26:00以降、順次配信開始予定
バンダイチャンネル/dアニメストア/DMM TV/FOD/HAPPY!動画/Huluストア/J:COM STREAM/Lemino/milplus/Prime Video/TELASA/U-NEXT
4月20日(土)より毎週土曜26:00以降、順次配信開始予定
TVer
INTRODUCTION
高校入学初日、新入生歓迎会でのバンド「SSGIRLS」の演奏を見た新入生の木野ひまりは、ギターボーカルを務めていた朝凪依に憧れ、彼女に“ひとめぼれ”をする。
その気持ちを伝えられた依は、ひまりに“ひとめぼれ”という名の恋心を抱くことに。
憧れと恋心。
同じ好き”でも異なる気持ち。
すれ違うふたりの関係に、バンドメンバーの想いも絡み合い…。
ふたりの“ひとめぼれ”は、やがて鮮やかな青春を奏で始める
STAFF
原作:竹嶋えく(コミック百合姫/一迅社刊)
監督:真野玲
シリーズ構成:内田裕基
キャラクターデザイン:吉田南
サブキャラクター・衣装デザイン:應地隆之介
プロップデザイン:永木歩実、川久保美冴
色彩設計:古市裕一
美術設定:伊良波理沙
美術ボード:張恒碩
美術監督:桒嶋壮志
CG監督:江田恵一
撮影監督:喜多隆宏
オフライン編集:神宮司由美
音響監督:郷文裕貴、中谷希美
音楽:佐々木裕、前口ワタル
アーティスト:笹倉かな(朝凪依)、水上スイ(泉志帆)
アニメーション制作:横浜アニメーションラボ&クラウドハーツ
製作:ささやくように恋を唄う製作委員会
OPテーマ:SSGIRLS(歌:笹倉かな)「Follow your arrows」
EDテーマ:木野ひまり(CV.嶋野花)「ギフティ」
CAST
木野ひまり:嶋野花
朝凪依:瀬戸麻沙美
水口亜季:小松未可子
筒井真理:小原好美
橘香織:加隈亜衣
泉志帆:根本優奈
里宮百々花:上田麗奈
天沢始:安済知佳
水口未希:古賀葵
公式サイト
公式X(@sasakoi_anime)
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原作情報
原作:ささやくように恋を唄う
著:竹嶋えく
「コミック百合姫」(一迅社刊)で連載中
原作コミックス第1~第9巻 好評発売中
第9巻(通常版・特装版)が発売!
特装版は竹嶋えく先生描き下ろし漫画26Pを収録した小冊子つき!
累計発行部数50万部突破!(電子書籍含む))
(C)竹嶋えく/一迅社