1年間で焔先斗の“生き様”と“成長”を表現したい――『爆上戦隊ブンブンジャー』ブンバイオレット/焔先斗役・宮澤佑さんインタビュー|「このタイミングでヒーローを演じる意味が必ずあると思うんです」
2024年3月より好評放送中の『爆上戦隊ブンブンジャー』が新展開へ! 第16話に新戦士として、ブンバイオレット/焔先斗が登場し、物語に波乱を巻き起こしています。
あらゆる揉め事の解決を図るトラブルシューター・始末屋である先斗は、こじれた事態を「カオス」と呼んで楽しむはた迷惑な性格。10数年前にとあるきっかけで地球を去り、相棒のビュン・ディーゼル(CV:花江夏樹さん)と共に、宇宙で数多の修羅場をくぐり抜けてきたようですが……?
アニメイトタイムズでは、そんなブンバイオレット/焔先斗役・宮澤佑さんに、インタビューを実施! ヒーローを演じるうえでの意気込みはもちろん、謎に包まれた新戦士の人物像や今後の注目ポイントについて、語っていただきました。
作品に通底する“仲間”という醍醐味
ーーインタビュー前にお写真を撮らせていただきましたが、格好良い衣装ですね。
ブンバイオレット/焔先斗役・宮澤佑さん(以下、宮澤):作品に入らせていただくタイミングで、3回ほど衣装合わせがありました。本当に着やすいですし、細かいディテールにも拘ってくださっているんです。何よりみなさんで焔先斗のビジュアルを考えてくださったことが嬉しくて、とても気に入っています。
ーー宇宙を股に掛ける先斗のイメージにぴったりだと思います。
宮澤:少しダルっとしているフォルムが先斗っぽいですよね。僕自身もこの衣装を着て、楽しんでお芝居をさせていただいています。衣装合わせ中に、美羽ちゃん(鈴木美羽さん)と璃佑(齋藤璃佑さん)がニコニコしながらやってきて、「バイオレットの衣装、かっけー!」って(笑)。
ーーどことなく未来と錠っぽいですね(笑)。
宮澤:理(相馬理さん)は落ち着いているところがありますけど、悠陽(井内悠陽さん)や侑樹(葉山侑樹さん)も、みんなフレッシュなんですよ。僕は後から現場に入った身ですが、別け隔てなく接してくれて。素敵で優しいキャストたちとご一緒できているなと感じます。
ーー(インタビュー時点では)まだ出演発表前ですが、ご家族には報告されましたか?
宮澤:家族にはまだ言っていないので、発表されたらびっくりするんじゃないでしょうか。ただ、雑談の中で「子どもの頃、どこのヒーローショーに行ったっけ?」と聞いたので、もしかしたら気づいているかもしれません。
ーーヒーローショーに行っていたんですね。
宮澤:しっかり覚えているわけではないですが、『ガオレンジャー』や『ハリケンジャー』のヒーローショーを見に行った記憶があります。その頃のヒーローに対する憧れは、大人になってもずっと残っていて。スーパー戦隊シリーズのオーディションを受けていくなかで、ヒーローに対する熱量や想いが日に日に強くなっていきました。
19歳から特撮作品のオーディションを10回以上受けていますが、今回初めて合格できたので、「自分なりにスーパー戦隊シリーズの魅力を解釈しながら演じたい」という気持ちが強かったですね。
ーー折角なので、宮澤さんが感じた『ブンブンジャー』の魅力についてもお聞きしたいです。
宮澤:個人的には、第9話(バクアゲ9)のマッドレックスとの戦いを見て、「これぞスーパー戦隊だ」と感じました。ひとりでは敵わない困難に対して、みんなで立ち向かうという仲間意識がシリーズの醍醐味だなと。
言ってみれば、スタッフやキャストも、ひとつの作品を作り上げる仲間じゃないですか。衣装の話もそうですが、全キャスト・スタッフの様々なクリエイティブがひとつになって、『ブンブンジャー』という作品が世に出ていると思うんです。