魔法が使えない“無能者”が大事な人との約束を果たすため、魔法界の頂を目指す――夏アニメ『杖と剣のウィストリア』ウィル役・天﨑滉平さん×エルファリア役・関根明良さん×コレット役・天野聡美さんインタビュー
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』でおなじみの大森藤ノ先生(原作)と青井聖先生(漫画)による人気漫画『杖と剣のウィストリア』。本作のTVアニメが2024年7月7日よりTBS系全国28局ネットにて毎週日曜ごご4時30分から放送開始となります!
幼い頃に交わした約束を果たすために魔法学院に入学したウィル。しかし、彼には「魔法がまったく使えない」という魔法至上主義の世界では致命的な弱点が。得意とする剣を手に、立ち塞がる壁や魔物たちと戦っていくウィルは、魔法界の頂の塔に昇りつめられるのでしょうか?
本稿では、TVアニメの放送開始を記念して、主人公のウィル・セルフォルト役を演じる天﨑滉平さんと、エルファリア・アルヴィス・セルフォルト役の関根明良さん、コレット・ロワール役の天野聡美さんによる座談会の模様をお届けします。オンエア前に作品とアフレコ現場の楽しげな雰囲気を感じてください!
序盤から引き込まれる物語の面白さと絵の美しさ
ーー撮影で指を使った不思議なポーズをされていましたが、あの意味は?
ウィル・セルフォルト役 天﨑滉平さん(以下、天﨑):『ウィストリア』の宣伝大使に、お笑いトリオのぱてぃーちゃんのお三方(すがちゃん最高No.1さん・金子きょんちーさん・信子さん)が就任してくださって、「うぃす」のポーズを考案していただいたんです。
宣伝担当:『Wistoria』の“W”を表現しているそうですよ。
天﨑:そこまで教えてもらっていませんでした(笑)。左右どちらでやるのがいいのかは、信子さんいわく(信子さんのモノマネをしながら)「お気に入りのネイルのほうでいいよ〜」とのことです。ぜひ流行らせたいので、いろいろな場面で使ってください。
ーーそれでは、原作を読んだり、演じてみて感じた作品の魅力をお聞かせください。
天﨑:大森藤ノ先生の綴った物語が素晴らしく、漫画を描かれている青井 聖先生の絵もとても美しくて、気付いたらどんどん先まで読み進めてしまうくらい、素敵な作品だと思いました。
コレット・ロワール役・天野聡美さん(以下、天野):最初の3〜4ページからキメのシーンが入っていて、そこから既に引き込まれていました。醍醐味でもある戦闘シーンに躍動感があって、物語もわかりやすいのに深くて。1話の時点でたくさんのキャラクターが登場しますが、関係性も明確でわかりやすいので、どなたでも入り込みやすい作品だと思います。
エルファリア・アルヴィス・セルフォルト役・関根明良さん(以下、関根):テープオーディションに臨むにあたって、原作を読ませていただきましたが、オーディションに必要な部分は読み終わったのに続きが気になって、「もうちょっと読みたい!」とページをめくる手が止まりませんでした。
あまりにおもしろすぎて、「絶対受かりたい!」と気合が入りました。私が演じさせていただいているエルファリアちゃんは、幼なじみのウィルからこんなにも一途に想われ続けていて、本当に魅力的な子なのだろうと。だからこそエルファリアちゃんを演じることが決まった際は、さらに気合いを入れ直しました。