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夏アニメ『現代誤訳』津田健次郎&浪川大輔インタビュー

偉人の名言を使ったコントアニメーション『現代誤訳』津田健次郎さん&浪川大輔さんインタビュー|こだわり抜いて、なかなか他では見られないエネルギーを作った作品に

声優の津田健次郎さんと浪川大輔さんがタッグを組んで結成をした「超電導dB」。2人が挑む新企画『現代誤訳』が、7月から放送開始されます。

『現代誤訳』は、偉人の名言を使ったコントアニメーション。世界の偉人たちが残した様々な名言を“現代”に“誤訳”として表現される事で、正しい名言を学ぶ事を目的とした企画です。

個性豊かな脚本家とキャラクターたちによるアニメパートと、どのように企画/制作して来たのかを深堀りする実写ドキュメンタリーパートを楽しめる本作。

アニメイトタイムズでは、企画・制作から携わっている津田さんと浪川さんに本作誕生のきっかけや個性的なキャラクターについてなど、いろいろお伺いしました!

 

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現代誤訳
ここは日本のどこかにある、とある劇団「アクターZOO」。今日も名言の偉人を基にした舞台を披露するために、本番に向けて練習中。だけどちょっと違和感が…?津田健次郎と浪川大輔によるユニット・超電導dB(デシベルズ)が新たに仕掛けるのはコントアニメーション!謎につつまれた劇団員たちが繰り広げる舞台は、シュールだけどタメになる?新感覚舞台の開演です!作品名現代誤訳放送形態TVアニメスケジュール2024年7月6日(土)〜2024年9月21日(土)TOKYOMX・BS11ほか話数全12話キャスト犀川久作:津田健次郎玲尾彰⼈:浪川大輔兎堂雄星:下野紘猩寺直⽣:梶裕貴妃隈暉:内山昂輝玲尾諒:山下大輝狗城健太郎:宮野真守スタッフ「現代誤訳」企画:超電導dB監督/音響監督/クリエイティブプロデューサー:津田健次郎 浪川大輔シリーズ構成:岩井勇気(ハライチ)音楽:チバニャン音響制作:ステイラック音楽制作:キングレコードアニメーション制作:ILCASHIPS製作:劇団アクターZOO<コント脚本>岩井勇気(ハライチ)⾼佐⼀慈 尾関⾼⽂(ザ・ギース)⼭添寛(相席スタート)⽔川かたまり(空気階段)⾶永翼 ⼤⽔洋介(ラバーガール)野⽥クリスタル(マヂカルラブリー)KAƵMA 村上純(しずる...

 

普段皆さんが見ていらっしゃる雰囲気とはまた違っているコントになっている気がします

――お二人は企画・制作にイチから携わられていると思うのですが、なぜコントアニメーションを作ろうと思ったのか、きっかけについて教えてください。

津田健次郎さん(以下、津田):前回の【「SHOW MUST GO ON」(バラエティ・朗読・即興を混ぜたアフレコブースを舞台にしたステージ)】のあとに、次どうしましょうかと、浪川くんや(キングレコードプロデューサーの)林さん(以下、林さん)と話をしていたんです。

同じ舞台ではなく、別のものを作ろうという話になって、その中でもキャラクターもので明るいものがいいなと。林さんが「お笑い」をやってみたいという話があり、そういうのをやってみますかねとなって。そこで、アニメの話も出ましたね。

浪川大輔さん(以下、浪川):最初何から決めましたっけ? コントの話も出ていましたよね。

津田:お笑いみたいなものは決めていて、そこでもうアニメになったのかな。

 

 
浪川:あとは、「名言」ですね。コントの脚本を作っていただくのにテーマがないと難しいということで、ひとつ軸として、名言をテーマに設けつつも、名言を参考にコントを書いてもらうことにしたんです。そこに(ハライチの)岩井(勇気)さん(以下、岩井さん)にも手伝ってもらって。

津田:岩井さんには、前回のプロジェクトからガッツリ関わっていただいてたんです。今回のプロジェクトでは、「浪川くんも僕も割と名言好きなんですよ」というお話をさせていただいて。じゃあ名言をテーマにやってみようと。それで名言をコントにしますか、コントにしたのをアニメにしますか、と話が進んでいきました。

――そこからアニメになったのは、声優としてのノウハウがあるからなんでしょうか?

浪川:この二人でやるならば、舞台じゃなかったら実写映画なのかアニメなのかと色々と話は上がりました。アニメは、我々と親和性が高いというか、ずっと仕事で携わって来たものなので、なかなか難しいと思いつつ、アニメを作ることに挑戦しようとなったんです。ただ、お笑いを今っぽいアニメでやるよりは、コントや名言が活きる、ちょっとテイスト違うアニメがいいねと、今のテイストになったんです。

津田:そうですね。ものすごく絵が動くものというよりも、あえてチープさを残すみたいな。そういうほうがキャッチ―だしおもしろいし、お笑いとの親和性も高いかなと。

浪川:最初、モーションキャプチャーでもやってみる?という話もありましたよね。

津田:確かにありましたね。一回、モーションキャプチャーのスタジオに見学をしに行ったこともありましたね。

浪川:動きがデジタルとモーションキャプチャーとどっちがおもしろいか、という話になって。おもしろいけど、ちょっと今回は違うかもしれないなという話になり、今回のようなちょっとカクカクした動きをするアニメにしたんです。

 

 

――いつごろから動き出して、どれくらいでそこまで固まったんですか?

津田:話自体は、前作が終わってすぐくらいでした。割と早くから話はしていましたね。

浪川:コントの脚本は先にあがっていて。

津田:そうですね、本は割と早い段階で上げていただいていましたね。

――脚本には、ハライチの岩井勇気さんに入っていただいたということですが、お二人から脚本の内容やキャラクター設定など、アイデアを出されたところはありますか?

津田:岩井さんにリクエストしたのは、名言をテーマにしたコントをやりたいですっていうお話しぐらいですね。それで、岩井さんが芸人の皆さんにオファーをかけてくださったんです。

浪川:そうですね。

――名言をどれにするかっていうのは?

浪川:最初に、(プロデューサーの林さんと)3人ですごい数の名言をまず出したんです。

津田:最終的にこっちが名言を指定しちゃうと、脚本を書くのが苦しくなるんじゃないかというのがあったので、芸人さんたちに名言のリストを提出して、この中から書きやすいのを選んでくださいってお願いをしました。ただ、最終的には、芸人さんたちのほうでリストの中から参考にしていただき書き易い形で書いていただきました。

――上がってきたコント脚本を見た時はいかがでしたか?

津田:そうですね。芸人の皆さんのそれぞれのカラーがものすごく強くでていて。本当に面白かったです。本来であればご本人が演じるものを、アニメでは声優さんたちで演じてもらうから、それぞれの脚本で芸人さんたちのカラーはありつつ、でも声優さんたちのカラーもその中にミックスされていくという。

普段皆さんが見ていらっしゃる雰囲気とはまた違っているコントになっている気がします。

浪川:本当にそうですよね。

 

 

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