『薬屋のひとりごと』長沼範裕監督・キャラクターデザイン/中谷友紀子さん・色彩設計/相田美里さんが「Anime Expo 2024」に登壇! 中谷さんによる猫猫のライブドローイングも実施
後宮を舞台に「毒見役」の少女が、様々な難事件を解決する、シリーズ累計3300万部突破の大人気後宮謎解きエンタテインメント『薬屋のひとりごと』(著者:日向夏・イラスト:しのとうこ ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)。同作のTVアニメ第2期が、2025年放送決定となっています。
北米西部時間の7月5日(金) 、北米最大のアニメコンベンション「Anime Expo 2024」に、長沼範裕監督、キャラクターデザイン・中谷友紀子さん、色彩設計・相田美里さんが登壇。北米のファン3400人を湧かせました。
Anime Expo 2024「The Apothecary Diaries SPECIAL EVENT Powered by TOHO animation」公式レポート!
7月4~7日、アメリカのロサンゼルスにて開催された北米最大のアニメコンベンション「Anime Expo 2024」。【The Apothecary Diaries SPECIAL EVENT Powered by TOHO animation】として、長沼範裕監督、キャラクターデザイン・中谷友紀子さん、色彩設計・相田美里さんが登壇いたしました。TVアニメ『薬屋のひとりごと』としては、初の海外イベントとなりました。
会場内には、北米のファン3400人が集結。猫猫、壬氏のコスプレに身を包んだ人たちの姿も見られ、開始前から熱気に包まれていました。スクリーンに『薬屋のひとりごと』のビジュアルが投影されると、会場からは大歓声が。長沼監督たちが登壇すると、場内は拍手そしてさらなる歓声に包まれました。
北米のファンを目の前にして、長沼監督からは「『薬屋のひとりごと』では初の海外イベントなので、こうやって海外のファンの皆さんにお会いできてうれしいです。北米でこんなに愛してもらえていて、みなさんが楽しんでいる様子を直接見ることができて幸せです。」と感謝の言葉を伝え、イベントがスタートしました。
キャラクターデザインの中谷さんへ、猫猫と壬氏のデザインへのこだわりを聞くと、「猫猫は、性格的にかわいげのないキャラクターなんです。でも、みなさんに愛してもらえるように愛嬌のある顔を目指して作っていきました。壬氏は、“とにかく美人”。美人を書くのは一番難しいので、デザインが固まるまで苦労しました。」と答えると、会場からは笑い声が。
そして、色彩設計の相田さんへ『薬屋のひとりごと』での色使いへのこだわりを聞くと、「色彩設計は、キャラクターや小道具に色を決めていく仕事です。基本となる色を決めたあと、シチュエーションや時間の中で変わっていく色も決めていきます。後宮の華やかさを出しながら、観ているみなさんが物語やキャラクターに集中できるようにまとまりを出すことを意識していました。この作品ならではのポイントとしては、“キャラクターの感情”に合わせた表現をすることです。すこし不自然に見えるくらいに強い色を乗せたり、瞳の色をあえて鮮やかにしたり、逆に彩度を落として沈んだ感情を見せたりなど、細かく色の変化をつけています。」と作品の中の色使いに対するこだわりを明かしました。
アメリカでは、猫猫の強くてまっすぐなキャラクターがとても愛されているという話を受けて、猫猫が他のキャラクターと違う要素はどんなところか監督に聞くと、「猫猫の強さは生まれ持った強さではなく、自分がこれまでの人生の中で培ってきた知識で、困難に立ち向かっていくところが魅力的だと思っています。周囲に流されることのない、猫猫の正義感も他の作品と違うところだと思います。また、猫猫は毒が好きなキャラクターなので、耳をぴょこん!と出したり、目をきらきらさせたりとアニメならではの表現もたくさん入っています。耳はある意味、毒レーダーみたいなものかもしれないですね笑」と答えると、会場からは笑いと拍手があふれました。
さらにこの日はAXだけのスペシャルパフォーマンスとして、中谷さんによるライブドローイングも披露!色紙に描かれていく様子をライブカメラで見ることができるというスペシャルな体験、そしてみるみるうちに仕上がっていく猫猫に北米のファンも釘付けになりました!
最後に、会場に集まったファンと集合写真を撮り、大盛況の中イベントは終了しました!
イベント概要
イベントタイトル:The Apothecary Diaries SPECIAL EVENT Powered by TOHO animation
日時:7月5日(金) (北米西部時間)
会場:ロサンゼルスコンベンションセンター
登壇者:
長沼範裕監督
中谷友紀子(キャラクターデザイン)
相田美里(色彩設計)
TVアニメ『薬屋のひとりごと』作品情報
放送・配信情報
2025年第2期放送決定!
第1期は各種配信プラットフォームでも好評配信中!
イントロダクション
後宮を舞台に「毒見役」の少女が、宮中で起こる様々な難事件を次々に解決する、シリーズ累計3300万部突破の大人気後宮謎解きエンタテインメント!
2025年に第2期の放送も決定している。
ストーリー
大陸の中央に位置するとある大国。その国の帝の妃たちが住む後宮に一人の娘がいた。
名前は、猫猫(マオマオ)。
花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働き中である。
ある日、帝の御子たちが皆短命であることを知る。
今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っているという話を聞いた猫猫は、興味本位でその原因を調べ始める。
呪いなどあるわけないと言わんばかりに。
美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。
人間には興味がないが、毒と薬への執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。
きれいな薔薇にはとげがある、女の園は毒だらけ、噂と陰謀事欠かず。
壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。
稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。
スタッフ
原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)
キャラクター原案:しのとうこ
監督・シリーズ構成:長沼 範裕
副監督:筆坂 明規
キャラクターデザイン:中谷 友紀子
色彩設計:相田 美里
美術監督:髙尾 克己
CGIディレクター:永井 有
撮影監督:石黒 瑠美
編集:今井 大介
音響監督:はた しょう二
音楽:神前 暁・Kevin Penkin・桶狭間 ありさ
オープニングテーマ:Uru『アンビバレント』
エンディングテーマ:wacci『愛は薬』
アニメーション制作:TOHO animation STUDIO×OLM
製作:「薬屋のひとりごと」製作委員会
キャスト
猫猫:悠木碧
壬氏:大塚剛央
高順:小西克幸
玉葉妃:種﨑敦美
梨花妃:石川由依
里樹妃:木野日菜
阿多妃:甲斐田裕子
梅梅:潘めぐみ
白鈴:小清水亜美
女華:七海ひろき
やり手婆:斉藤貴美子
羅門:家中宏
李白:赤羽根健治
小蘭:久野美咲
翠苓:名塚佳織
やぶ医者:かぬか光明
羅漢:桐本拓哉
ナレーション:島本須美
書籍情報
◆NOVELS
『薬屋のひとりごと』
1~15巻 好評発売中!
著者:日向夏
イラスト:しのとうこ
ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊
◆COMICS
『薬屋のひとりごと』
1~13巻好評発売中!
作画:ねこクラゲ 構成:七緒一綺 原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)
掲載 月刊「ビッグガンガン」(毎月25日発売) スクウェア・エニックス刊
『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』
1~18巻 好評発売中!
作画:倉田三ノ路 原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)
掲載 月刊「サンデーGX」(毎月19日ごろ発売) 小学館刊