アニメ『夜桜さんちの大作戦』川島零士さん（朝野太陽役）×本渡楓さん（夜桜六美役）×小西克幸さん（夜桜凶一郎役）が今までの物語を振り返る｜「みんなと会うのが楽しい」夜桜家はキャストも仲良し

「みんなと会うのが楽しい」夜桜家はキャストも仲良し

――本作は大々的なプロモーションも行われていまして、ジャパンプレミア記念『サクラカーペット』が放送前に行われたり、初回放送を同時に楽しむ『リアタイ視聴大作戦』が、放送同日に大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンで行われたりしていました。アフレコは全員一緒ではなかったようですが、そういうところでキャスト間の絆を築くことができたりしたのでしょうか？

小西：サクラカーペットをやってくださったおかげで、一気にみんな仲良くなった気がします。それまで個別に仲が良かったりしたんですけど、みんなでアフレコをすることができなかったので、そこでようやくみんなで意思統一じゃないですけど、ひとつの家族になれた気がするんです。

川島：わかる！

本渡：大事でした。

　
小西：なんだかよくわからないけど、みんな、すげー仲が良いんですよ（笑）。

川島：ハイテンションでしたね。ずっとくだらないことをしていたし。でもやっぱりリムジンに乗ったらテンションが上がるじゃないですか。

小西：あれに乗せてもらえたのも良かったね（笑）。

本渡：ずっと騒いでました。

川島：家族旅行みたいな感じはあったのかな。

本渡：大阪のUSJに私と川島くんで行ったときも、今こういう感じですって報告し合ったり、この3人で、『ちゃやまち推しフェスティバル2024』に行ったときも、グループLINEで、みんなに共有すると、すぐに返事が返ってくるんです。

小西：あれ、すごいよね。面白いのは、他の現場で川島くんに会うと、川島くんの写真を撮って、「今、太陽がいる」とか流すんですよ。グループLINEって動かないものだと思っていたので、そういうのも面白いです。

　
本渡：一番動いているかもしれないです。

小西：朝5時とかに動くんですよ（笑）。起きてる人がいる！みたいな。

――家族モノだからというのもあるんでしょうね。兄妹役って嬉しいですから。

本渡：嬉しいですね。

川島：収録の日にも動いていましたよね？　興津さん（夜桜辛三役）の写真で。

小西：僕が人と連絡をしてて、それを興津くんが、自分が撮られていると思って、「やめてくださいよ」とか言いながらVサインしてたんだけど、「ごめん、興津くんは撮ってないんだよ」って（笑）。でも、そのあと座った興津くんを撮って送ったり。そしたら知らないうちに、鬼頭ちゃんに僕も撮られてるっていう（笑）。僕たち、そんな感じの家族です。だからすごくみんなと会うのが楽しいんですよ。

――それも大きなプロモーションのおかげだったということですね。

小西：そうですね。いろんなことを体験させてくださったので、やっぱりテンションが上がるんです。そういうところで、同じ思い出を共有できたところは大きいのかなと思います。

――イベントを見ていて思ったのですが、川島さんって、イジられ役なのですか？

川島：大イジられです。

小西：大イジられですね。マイク前のときはものすごく頼りにしているんですけど、椅子に座った瞬間、大イジられです。

――ある意味、太陽ということですかね？

本渡：ホントだ！　その通りです。

――川島さん的には、周りが先輩だらけになるわけですよね？

川島：そうですね。僕的な視点だと、先輩たちっていろいろなイベントとかを経験して来ているから、何を投げても返してくれるんです。だから投げるのがめちゃめちゃ面白いんですよね。芝居でもプライベートでも、どんな雑なボールを投げても返してくれるので、すごく面白いんです。

小西：最初の距離の詰め方が面白くて、「小西さんの話を聞いたんですけど、ニンテンドーSwitchをたくさん持っているらしいじゃないですか、1個ください」だったんです（笑）。

本渡：初期に言ってた！（笑）

小西：毎週、僕の情報を何かしら調べて、「小西さん◯◯してるらしいじゃないですか」って言ってくるという。そんな感じで気を遣ってくれるんです。

本渡：あれ、気を遣ってやってたの？

川島：いやいやいや、仲良くなりたい一心で。

　
小西：気を遣って調べて、距離感をなくそうというのを、座長としてやってくれていたんじゃないのかなと思います。

本渡：私、天然だと思っていました。そんな計算はできない人だと思っていたから、今すごく感動しました。ちゃんと考えてたんだ。

川島：考えてたよ！（笑）

小西：ちゃんと考えて、いろんな人に話しかけてるよね？

川島：大計算です。

小西：計算じゃないところもあるけど、周りを見て、話しかけたほうがいいかなというところで急に話し始めるから、それが下手くそで、天然に見えてるってだけなの。

本渡：確かに、ゲストの大先輩の方々に声を掛けているなと思ってました。

小西：それも、ちょっとずつじゃなくて、グーン！って突然声を掛けるんですよ。つまり、彼はすごく頑張ってるんです（笑）。

川島：頑張ってます（笑）。

――では最後に、第2クールの見どころを、座長である川島さんお願いできればと思います。

川島：タンポポですね！　最近収録していて思ったのは、前半は兄妹たちがプロフェッショナルで、太陽は、それに食いついていこうと思っているけど、そこで頼りなさが出ていたと思うんです。でも、2クール目はめちゃめちゃ太陽が頼もしいと思っているんです。

最初は、届かなくて頼りないというお芝居の方向性で、無茶している音をあえて出そうとしていたんですけど、最近の収録では、それを改め直さなければいけないなと思ったんです。だから太陽目線で言うと、その成長を見ていただきたいですし、2クール目だと夜桜家対タンポポというところが大きく展開されるので、兄妹たちの本当のポテンシャルを見せていくところを、楽しみにしていてほしいです。

　
［文＆写真・塚越淳一］

作品概要

あらすじ

この家族、普通じゃない!?

家族を事故で亡くし、心を閉ざすようになった高校生・朝野太陽。

クラスメイトからの印象は「超・人見知り」。

唯一、話せるのは幼なじみの夜桜六美、ただ一人だった。

けれど六美にはあるヒミツが!?

彼女の正体は代々続くスパイ一家当主で、様々な敵から命を狙われていたのだ！

しかも彼女の兄・凶一郎は最凶のスパイで、異常なほど六美を溺愛していた。

太陽は、そんな凶一郎から「排除」ターゲットとして命を狙われることに…！

六美と自分の命を守るため、太陽のとった手段とは…

六美と結婚して夜桜家に婿入りすること!?

太陽、六美、そして夜桜さんちの家族を巡る前代未聞の「大作戦」から目が離せない!!